2002年に経営品質と出会った時から経営品質の基本的な考え方は、当社に創業以来根付いていた顧客第一主義や他社がやれないことをやるという独自性を重視する思考と親和性が高く、更にその他の経営品質の基本的概念を取り入れることで会社に変革の基盤がつくられました。そこに社員重視という概念が加わったことで、 「A Great Place to Work」に向けて、目指すべき組織像を全員で考え始め、2015年経営革新奨励賞(現 日本経営品質賞奨励賞)、2017年日本経営品質賞(現 日本経営品質賞本賞)を受賞させていただきました。 その申請とフィードバックへの取り組みを通じて、会社は社長や経営幹部が作るのではなく、全員で作っていくものであるという「自立型組織」へと意識変革がなされました。 その後2020年からのコロナ禍では人と人の関わり方が大きく変化しましたが、自立型組織のプロジェクトチームはさらに進化し、現在では14の会議体・チームが活動しています。目指す組織像を揺るがせずにいられたのは経営品質の基本的概念という背骨があったからです。 そして2023年に経営デザイン認証にチャレンジする際のべ24時間に及ぶ全員会議の中で、「幸せ貢献企業になる」という新たな目標が生まれました。これまでの経験から、お客様企業や組織、地域社会の課題についても、経営品質のフレームワークを活用することで、コミュニティ・エクセレンスにつなげることができると考え、すべての会議体・プロジェクトチームから幸せトルネードの渦を生み、社外に波及すべく全員で活動してまいります。