環境価値取引DXのデジタルグリッド

2014年12月11日(水)
デジタルグリッド株式会社

デジタルグリッド株式会社(本社:東京港区、代表取締役社長:豊田祐介)は、再生可能エネルギー普及のためのコーポレートPPAを促進する日本初の再エネマッチングプラットフォーム「RE Bridge®(アールイー ブリッジ)」(以下、RE Bridge®)を提供しています。

この度、「RE Bridge®」上で、住友生命保険相互会社(本社:大阪市、取締役 代表執行役社長:高田幸徳。以下、住友生命)とプロロジス(日本法人東京オフィス:東京都千代田区、代表取締役会長 兼CEO:山田御酒)がマッチング(価格合意形成を踏まえた商談申込)し、デジタルグリッド独自のバーチャルPPAである「Green Purchase Agreement®」(以下、GPA®)のスキームで再生可能エネルギーの電力購入契約(PPA)を締結いたしました。

デジタルグリッドは、「RE Bridge®」を通じて再エネ発電家と需要家の契約締結を引き続き支援していく方針です。

1.契約内容~住友生命をオフテイカーとして~
住友生命は、プロロジスの「プロロジスパーク岡山」に設置した太陽光発電設備の発電量全1.2メガワット分の環境価値と、「プロロジスパーク盛岡」の屋根太陽光発電容量5.7メガワット分のうち4.6メガワット分の環境価値を、発電設備が運転開始する時点からのオフテイカー(電力の需要家/購入者)として、2025年12月から20年に渡って調達する予定です。

【スキーム図】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412111501-O2-gFsz3IJD】 

【太陽光発電設備が設置される物流施設】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412111501-O4-952dKj7D】【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412111501-O3-t038GB90
プロロジスパーク岡山           プロロジスパーク盛岡

2.住友生命のカーボンニュートラル社会実現への貢献に向けた取組み
住友生命は、地球環境は持続可能な社会の基盤になるとの認識のもと、事業活動において生じる環境負荷の低減や生物多様性等に配慮するとともに、脱炭素社会への移行を促すことで、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指しています。
その一環として、2030年までに国内使用電力の脱炭素化(住友生命単体)を目指し、再生可能エネルギーの導入を進めています。また、再生可能エネルギー導入の目標や、長期的な脱炭素化への取り組みとしてPPA契約の活用や温室効果ガス削減に関する目標を掲げています。
今回のプロロジスとのバーチャルPPAサービス契約の締結もこの目標達成に向けた取り組みのひとつとなります。

※詳細は住友生命ホームページを参照
https://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/initiatives/stakeholder/environment/tcfd/index.html

3.プロロジスのネットゼロにむけた取り組みと「プロロジス・グリーン・ソリューション」
プロロジスは2040年までに、バリューチェーン全体(スコープ1・2・3)で温室効果ガス排出のネットゼロを目標としており、温室効果ガス削減のためのさまざまな施策を展開しています。また、プロロジスの事業運営における削減にとどまらず、入居企業の電力グリーン化・環境負荷軽減を支援する「プロロジス・グリーン・ソリューション」を進めています。
2023年1月には東京オフィス内に「エネルギー事業室」を新設。新規エネルギー事業や、再生可能エネルギーの活用に取り組むとともに「プロロジス・グリーン・ソリューション」の一環としてカスタマーの電力グリーン化を支援しています。

今回活用する「プロロジスパーク岡山」と「プロロジスパーク盛岡」の太陽光発電設備は、ネットゼロに向けた中間目標として定めている「2025年までに1GWの太陽光発電キャパシティ(蓄電池分を含む)」実現に寄与します。


【ご参考】本件のデジタルグリッドのスキームRE Bridge®と「GPA®」について

1)「 RE Bridge®」とは ~コーポレートPPAマッチングプラットフォーム~
「RE Bridge®」では、コーポレートPPA により売電先を確保したい「発電家」と、追加性のある再エネを長期で安定調達したい「需要家」のマッチングを行い、契約締結までサポートしながら、契約締結後に発電家に求められる需給管理業務はデジタルグリッドが提供することで、案件の組成・発掘から実際のオペレーションまでワンストップでサポートいたします。
また、参加企業向けに、マッチングした案件について発電家の希望 PPA 価格を開示する予定です(発電家名は非開示)。これによりコーポレートPPA の普及課題の一つである市況が分からないという状況に対して、市況感を掴んでいただくことが可能となります。


2)「GPA®」(Green Purchase Agreement)とは ~非FIT非化石証書の包括的な取引スキーム~
「GPA®」とは、追加性のある再エネから創出される環境価値(非FIT非化石証書)を、需要家がFIP認定事業者から直接購入するための、再エネの取引に関する包括的なスキームを指します。なお、「GPA®」で得られる非FIT非化石証書はRE100に対応しています。
「GPA®」では、FIPを活用し、精算方法に工夫を加えることで純額決済(環境価値のマイナス価格)を防いでおり、需要家の購入する環境価値価格の変動を抑える設計としております。

 
【会社概要】~分散電源、再エネ・環境価値の取引プラットフォームの構築・運営
会社名:デジタルグリッド株式会社(http://www.digitalgrid.com/
代表者:代表取締役社長 豊田祐介  
設立:2017年10月  
資本金:2,643,690,316円(2024年7月31日、資本準備金含む) 
事業内容:電力および環境価値取引プラットフォーム事業
従業員数:70名(2024年8月1日現在)
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1-7-1 赤坂榎坂ビル3階

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 住友生命保険相互会社とプロロジスに 「FIP制度を活用したバーチャルPPA」を提供