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エネルギー転換をサポートするグリーン水素
ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハに製造施設を開設
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407083264-O2-52Xpeb3D】
試験装置に設置されたメガワット級のPEM(プロトン交換膜)型水電解スタック 写真 シェフラー
シェフラーはスペイン・マドリードで2024年6月25日から27日にかけて開催される「欧州国際水素会議・展示会」(CGHE:Connecting Green Hydrogen Europe)で革新技術を披露します。会場は、マドリード最大のコンベンションセンター「IFEMA」で、水素業界の専門家や意思決定者が一堂に会し、最新のトレンドや技術について議論が行われました。シェフラーは展示ブースにおいて、最新の1メガワット級プロトン交換膜型(PEM)水電解スタックを披露します。
シェフラーの1メガワット級PEM型スタックは、市場導入が始まったばかりの製品で、1日あたり最大500キログラムの高純度水素を製造する能力を有しています。
「シェフラーは、未来を見据えた水素技術の核となるシステムおよびコンポーネントを提供しています。当社のPEM型水電解スタックは、持続可能で高効率な水素製造に不可欠なサブシステムです」と、シェフラーベアリング&インダストリーソリューションで水素事業の責任者を務めるフロリアン・ヴィンディッシュは述べています。
シェフラーは、カーボンニュートラルで持続可能な未来の実現に向けさまざまな取り組みを行っており、中でもグリーン水素には非常に大きな可能性があると認識しています。モーション・テクノロジー企業である当社は、水電解によるグリーン水素の製造から、モビリティ・定置用の燃料電池アプリケーション、さらにはグリーンスチールの生産に至る水素の利用方法まで、あらゆる方向性を探っています。
分散型および集中型水素製造システムへの統合
シェフラーのPEM型水電解スタックは汎用性に優れ、多彩な工業用アプリケーションに適しています。複数のスタックを配列して接続することも可能で、50キロワットから数メガワット規模の発電容量まで対応する柔軟なソリューションを提供します。
工業化の豊富な知見が水素社会の拡大に貢献 「当社には、長年にわたり積み上げてきた工業化の知見があります。イノベーションを効率的に量産化するノウハウを活用することで、水素技術の規模拡大に必要な条件や能力に貢献することが可能です」と、フロリアン・ヴィンディッシュは述べています。シェフラーが本社を構えるドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハでは現在、水電解スタックを量産する施設の建設が進められています。
精密成形、溶接、コーティング技術に加え、量産対応のプロセスや基準を用いた自動組立技術などをコアコンピテンスとするシェフラーは、水素社会の拡大に必要不可欠な技術に注力しています。
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ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハのPEM型水電解スタック組立ライン 写真 シェフラー (Daniel Karmann)
シェフラーグループ – We pioneer motion
シェフラーグループは、75年以上にわたり、モーション・テクノロジーの分野で画期的な発明と開発を進めてきました。電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、シャシーソリューション、インダストリー4.0、デジタル化、再生可能エネルギーに関する分野で革新的な技術、製品、サービスを提供するシェフラーグループは、ライフサイクル全体にわたり、モーションをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼できるパートナーです。モーション・テクノロジー・カンパニーであるシェフラーは、パワートレインとシャシー用の高精度コンポーネントやシステムのほか、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを製造しています。シェフラーグループの2023年の売上高は163億ユーロでした。約83,400人の従業員を擁するシェフラーは、世界最大級の同族企業であり、ドイツで最も革新的な企業の1つです。
シェフラー、グリーン水素の製造ソリューションを披露 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp)