転移性非小細胞肺がんに関する第III相EVOKE-01試験の 結果について、2024年米国臨床腫瘍学会(ASCO)で口演 -Journal of Clinical Oncologyにて同時発表-
ギリアド・サイエンシズ(本社:米カリフォルニア州フォスターシティ、ナスダック:GILD、以下「ギリアド」)は5月31日、第III相EVOKE-01試験の詳細な結果について、2024年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の口演セッション(2:45-5:45pm、中部標準時)内で発表しました(抄録番号 #LBA8500)。この結果は同時にJournal of Clinical Oncologyでも発表されました。当社は以前、本試験の主要評価項目である、前治療歴のある転移性非小細胞肺がん(NSCLC)における全生存期間(OS)が未達であったことを発表しています。
スペイン・マドリードのHospital Universitario 12 de Octubreの腫瘍内科長であるルイス・パス-アレス医師(Dr. Luis Paz-Ares, PhD)は、次のように述べています。「現在使用可能な治療で病勢進行をきたした転移性NSCLC患者さんの治療は、依然として難題です。病勢進行すると、多くの患者さんの標準治療は単剤化学療法に限定され、その有効性は限られています。サブグループ解析において認められた臨床的に意味のあるベネフィットを含め、これらのデータは有望であり、当該患者さんにおいては大きなアンメットニーズがあるため、さらなる研究が必要です」