研究チームのiSPEM装置は、試料を準備・分析・保管するための、相互に接続された3つの超高真空チャンバーで構成されている。試料に紫外光を照射すると、電子は光エネルギーを吸収して試料から放出され、光電子分析器でそのエネルギーを分析した後に、スピンフィルターにおいてそのスピン偏極度が分析される。結果は画像として表示され、研究者は材料中の電子スピン状態に関する情報を得ることができる。この成果は、Science and Technology of Advanced Materials: Methods (STAM Methods) 誌に掲載された。
論文情報 タイトル:Visualization of spin-polarized electronic states by imaging-type spin-resolved photoemission microscopy 著者:Koichiro Yaji* and Shunsuke Tsuda *Center for Basic Research on Materials, National Institute for Materials Science, 3-13 Sakura, Tsukuba, Ibaraki 305-0003, Japan (E-mail: yaji.koichiro[at]nims.go.jp) 引用:Science and Technology of Advanced Materials: Methods Vol. 4 (2024) 2328206
最終版公開日:2024年4月2日 本誌リンク https://doi.org/10.1080/27660400.2024.2328206(オープンアクセス) Science and Technology of Advanced Materials: Methods誌は、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)とEmpaが支援するオープンアクセスジャーナルです。