2040年の東京を「木の都市」にする多様なデザインを大手町・丸の内・有楽町・八重洲でプレゼンテーション

2024.04.12
公益財団法人日本デザイン振興会
GOOD DESIGN Marunouchi

 
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公益財団法人日本デザイン振興会(所在地:東京都港区)が千代田区丸の内で運営するデザイン発信拠点GOOD DESIGN Marunouchiは、NPO法人team Timberizeとの共催で、企画展「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」を2024年4月18日(木) より5月19日(日)* まで開催します(特別協賛:三菱地所株式会社)。
*一部会場は会期が異なります
本展は、井上岳一氏(株式会社日本総合研究所 創発戦路センター エクスパート)、腰原幹雄氏(東京大学生産技術研究所 教授・NPO法人team Timberize 理事)、若杉浩一氏(武蔵野美術大学 教授・同ソーシャルクリエイティブ研究所 所長)をディレクターに迎え、現在の山と木が抱える課題に対して「山と都市の循環をデザインで創出する」ことをテーマに、大手町・丸の内・有楽町・八重洲エリアの複数箇所で主催企画を実施。さらに、銀座エリアの山と木に関係の深いイベントやスポットを連携拠点としてネットワークし、山の課題に取り組む多様なプレイヤーの実践に触れる機会を提供します。

企画趣旨

荒廃した現在の日本の山林に手を入れ、豊かな森林資源を次代につなぐためには、山と都市の間に木と経済の循環を生み出すことが不可欠です。本企画展は、山と木と都市の現状に着目し、山と都市をつなぎ循環をもたらすデザインを通じて、2040年までに東京を「WOOD TOWN」に変えてゆく方策を展望します。
本展は、GOOD DESIGN Marunouchiだけでなく、大手町・丸の内・有楽町および八重洲地区の全5会場で展開し、会場ごとにテーマを設け、建築家、デザイナー、アーティスト、研究者、メーカー、ディベロッパー、建設会社等、多方面のプレイヤーの実践を紹介。さらに銀座エリアの連携拠点もネットワークし、2040年の東京を心地よく創造力にあふれた「木の都市」にするための技術やアイデアを、デザイン、アート、建築、都市開発の営みの中に探ります。

開催概要
会期:2024年4月18日(木) - 5月19日(日) 11:00 - 20:00
    都市木造スタジオは5月12日(日)終了/開場日時が会場によって異なります。
会場:1 「山と木のデザイン大全展」 GOOD DESIGN Marunouchi (千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)、Slit Park
   2「TOKYO WOOD TOWN 2040 都市木造スタジオ」(千代田区丸の内3-4-2 新日石ビル1F)
   3「6steps|6段の階段 森の営みから生まれるダンス」 YAU CENTER(千代田区丸の内3-1-1  国際ビル 1F)
   4「貫構造の可能性」 国際ビル 1F 仲通り側エントランス(千代田区丸の内3-1-1 )
   5「日本の木造技術、高層木造建築の歴史と未来」 東京ミッドタウン八重洲 アトリウム(中央区八重洲2-2-1)
   全会場入場無料
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
共催:NPO法人 team Timberize
特別協賛:三菱地所株式会社

会場企画
GOOD DESIGN Marunouchiを起点に、有楽町エリアの計4会場と、八重洲の1会場で展示を実施。大手町・丸の内ではトークやフォーラムを開催する。


第1会場 GOOD DESIGN Marunouchi  「山と木のデザイン大全展」
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会期:4月18日(木)-5月19日(日) 11:00-20:00 
会場:GOOD DESIGN Marunouchi (千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)・Slit Park
日本の森林の現状とそこにある課題を可視化し「都市ができること」を探究するとともに、分断した山と都市を新しい視点でつなぎ直す、グッドデザイン賞・ウッドデザイン賞の受賞デザインをはじめとする様々なデザインやクリエイターの実践を紹介する。本会場と第2会場を結ぶ「Slit Park」には国産地域材で作るバレルサウナを設置する(4/20〜)。
出展:outwoods/有馬 晋平/東京チェンソーズ/林業芸術社 太田泰友/山の醍醐味プロジェクト実行委員会/湧口善之/RLT Chair/サンブスギの家具/bambi F-3249/梢照明/ひのこ/あかね合板/ネイチャーフレーム/BSボード/ONE SAUNA/ひのきのぷら/木毛(もくめん)/縁樹の糸/Wood Leather MOC-TEX(R)/スキンケアコスメ haus/odai /WoodSpirits/日本草木研究所/NESTING/MORI TAGシステム/熊野の森再生事業/リビルディングセンタージャパン/古民家・古木サーキュラーエコノミー 連携拠点展示:王子の森/meet tree/ヤマハの木

 
第2会場 「TOKYO WOOD TOWN 2040  都市木造スタジオ」

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会期:4月18日(木)-5月12日(日) 11:00-20:00 
会場:東京都千代田区丸の内3-4-2 新日石ビル1F
【都市木造展】
「都市木造」とは都市に建つ中高層の木造建築のこと。大量に木を使うことで森林の循環を促進する。「都市木造を設計中の設計事務所」を模した空間で、2021年以降増加している都市木造プロジェクト11件をそれぞれの模型とパネル、東京駅周辺の都市模型を使って紹介する。さらに有楽町駅前・KK線・数寄屋橋交差点における木を活用した未来の都市空間も提案する。
展示プロジェクト:東京海上グループ 新・本店ビル(Renzo Piano Building Workshop・株式会社三菱地所設計)・KITOKI(株式会社ADX・平和不動産株式会社)・[仮称]日本橋本町一丁目3番計画(三井不動産株式会社+株式会社竹中工務店)・京橋第一生命ビルディング建替プロジェクト(第一生命保険株式会社・清水建設株式会社)・Hulic &New Ginza 8(株式会社竹中工務店)・銀座 髙木ビル(株式会社山路哲生建築設計事務所)・ジューテック本社ビル(鹿島建設株式会社・株式会社ジューテック・住友林業株式会社)・野村不動産溜池山王ビル(野村不動産株式会社・清水建設株式会社)・Port Plus(株式会社大林組)・おおぐろの森中学校(株式会社日本設計)・MOCXION(三井ホーム株式会社)/[TOKYO WOOD TOWN プロポーザル] 有楽町駅前・KK線(大和田卓+齋藤遼+樋口貴彦+村上翔+team Timberize)/数寄屋橋交差点(共立女子大学建築・デザイン学部建築デザイン学科 古賀ゼミ+萩生田ゼミ) 協力:三菱地所株式会社 エコファニ


【都市を木質化するデザイン】
ウッドデザイン賞を受賞した木造空間のほか、建材、CLTなど、都市の木質化に不可欠な技術やデザイン30点を紹介。 協力:一般社団法人日本ウッドデザイン協会

【三菱地所グループがつくる都市と森の循環システム】 
建築を適切に木造・木質化することで都市と森の適切な循環を作り出し持続可能な社会の実現を目指す三菱地所グループの取り組みを紹介。 協力:MEC Industry株式会社 株式会社三菱地所設計

 
第3会場 YAU CENTER 「6steps|6段の階段 森の営みから生まれるダンス」
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会期:4月24日(水) - 5月19日(日) 12:00-19:00  休館日:月、火曜日 ただし5月6日(月)は開館
会場:東京都千代田区丸の内3丁目1-1 国際ビル 1F YAU CENTER
有楽町アートアーバニズム YAUとの共同企画。YAUの新たな活動拠点であるYAU CENTERに「木層の室(ムロ)」をインストールし、振付家・ダンサーである木村玲奈による、目で見て触れて体験できるダンスプロジェクト「6steps」を展開する。 イベント詳細は随時YAUのウェブサイトにて告知。協力:株式会社東京チェンソーズ

空間コンセプト:「木層の室(ムロ)」設計:若杉浩一+平手健一
人はかつて、自然や外敵から身を守るために、岩室を利用して暮らしを立てた。つまり最も合理的な自然を活用して生きてきたのです。今、日本中に、最も合理的で活用できる自然、木材があるのに、私たちは、その術を知らずに、不自然な暮らしをしているように思えるのです。木層の室(ムロ)で、私たちは、どんな感覚を呼び覚ますのだろう?どんな未来を考えるのだろう?沢山の営みが生まれることを期待しています。

 
第4会場 国際ビル1F エントランス 「貫構造の可能性」
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会場:東京都千代田区丸の内3丁目1-1 国際ビル1F 仲通り側エントランス
都市木造の基本形は、貫構造と呼ばれる垂直の柱と水平の横架材が繰り返し広がる格子空間。その始原から現代まで、伝統と工学が融合する貫構造の仕組とそれによって生まれる空間を模型で展示する。
展示:木遣り台(模型)・清水寺本堂(模型)・大阪・関西万博リング(模型)・くむんだー
展示協力:エースジャパン株式会社/全国「くむんだー」 木のジャングルジム協会/東京大学生産技術研究所腰原研究室/貫構法研究会

 
第5会場 東京ミッドタウン八重洲 アトリウム 「日本の木造技術、高層木造建築の歴史と未来」
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会期:4月18日(木)-5月19日(日) 7:00-22:00
会場:東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 1F アトリウム
法隆寺五重塔をはじめとする伝統木造から黎明期の都市木造、2026年に竣工予定の高さ80mを超える超高層の都市木造までを1/40の建築模型で時代に沿って俯瞰する。
会場協力:三井不動産株式会社・八重洲二丁目北地区エリアマネジメント(東京ミッドタウン八重洲)
展示協力:江間忠木材株式会社/株式会社篠原商店/株式会社竹中工務店/東京大学生産技術研究所腰原研究室/藤寿産業株式会社/株式会社ブルースタジオ/三井不動産株式会社/吉野石膏株式会社

 
フォーラム・トーク
オープニングイベント 「山と木と東京の未来を語りたい」
建築家・内藤廣氏をゲストに招き、本展ディレクターと山と木と都市の関係、デザインや建築にできることについてディスカッションを行う。終了後、懇親会も開催予定。
日時:4月18日(木)  19:00-21:00  
会場:3×3 Lab Future(東京都千代田区大手町1丁目1-2 大手門タワー・ENEOSビル 1階)
ゲスト:内藤廣氏(建築家•GOOD DESIGN Marunouchiディレクター)
スピーカー:井上岳一氏・ 腰原幹雄 氏 ・若杉浩一氏(本展ディレクター)
会場協力:一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会
詳細・申込:https://peatix.com/event/3903256/view

TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京・都市フォーラム
「丸の内からデザインする 木の都市・東京」
2028年に竣工予定の東京海上グループ 新・本店ビルをメインテーマに経営者、デザイナー、デベロッパー、研究者がこれからの都市像を議論する。
日時:5月7日(火)  16:30-18:30
会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2‐4‐1 丸ビル7F)
パネリスト:隅 修三氏(東京海上日動火災保険株式会社 相談役)/Joost MOOLHUIJZEN氏*(Partner and Director, Renzo Piano Building Workshop)/加藤博文氏(三菱地所株式会社 執行役常務)/吉原正氏(株式会社三菱地所設計 構造設計部長 兼 R&D推進部木質建築ラボ長)*オンライン参加
進行・モデレーター:腰原幹雄氏(東京大学生産技術研究所教授・NPO法人team Timberize理事)
詳細・申込:https://twtforum01.peatix.com/view

team Timberize × 日本全国スギダラケ倶楽部 「私達はなぜ木とともに生きるのか」
本展ディレクター腰原幹雄氏が理事を務めるNPO法人 team Timberizeと、同じく若杉浩一氏が20年以上にわたって活動する日本全国スギダラケ倶楽部の合同フォーラム。両団体の活動を紹介し、建築・デザインの領域から、都市で山とどう関われるのか、情報交換を行う。
日時:5月7日(火)  19:00-21:00  
会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2‐4‐1 丸ビル7F)
登壇:team Timberize:腰原 幹雄/内海 彩 日本全国スギダラケ倶楽部:若杉浩一/津高 守
モデレーター:井上 岳一
詳細・申込:https://twtforum02.peatix.com/view

ワークショップONE SAUNA 組み立てワークショップ
日時:4月20日(土)  13:30-17:00
会場:Slit Park(東京都千代田区丸の内3丁目4-1)*新国際ビル・新日石ビル間通路
詳細・申し込み:  https://peatix.com/event/3888640/view
    

連携拠点・イベント
山や木の問題に主体的に取り組む銀座エリアの企業・店舗と連携。
王子ホールディングス本館1階 エントランスホール/meet tree 銀座/ヤマハ銀座店 1階ブランド体験エリア「楽器の木展」/NORTHERNWOOD GINZA

 
ディレクター
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404069104-O15-RMR0rDWB
井上 岳一(いのうえ・たけかず)
日本綜合研究所 創発戦路センター エクスパート
1969年生まれ。林野庁、CassinalXCを経て2003 年から日本総合研究所。山水の恵みと人の知恵・技術を生かした多様で持続可能な地域社会をつくることをミッションに研究実践活動に従事。著書に「日本列島回復論 この国で生き続けるために』(新潮選書)、等。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404069104-O17-2Xv614g8
腰原 幹雄(こしはら・みきお)
東京大学 生産技術研究所 教授・NPO法人team Timberize 理事
1968年生まれ。建築物の構造、工法について研究を行なう。特に木質構造学においては、伝統的建築物から既存の小規模木造建築の研究にとどまらず、鉄とコンクリートでつくられるのが一般的な日本の都市における建築物に木造という選択肢を加えるために、国内森林資源の有効活用を含めて、大規模木造建築「都市木造」の可能性を探る。構造設計=《金沢エムビル》(2005)、《油津運河夢見橋》(2007)、《幕張メッセペデストリアンブリッジ》(2009)、《八幡浜市立日土小学校耐震改修》(2009)、《下馬の集合住宅》(2013)など。著書=『都市木造のヴィジョンと技術』(共著、オーム社、2012)、『感覚と電卓でつくる現代木造住宅ガイド』(彰国社、2014)など。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404069104-O16-osfLnQKi
若杉浩一(わかすぎ・こういち)
武蔵野美術大学 教授/同大学 ソーシャルクリエイティブ研究所所長
1959年生まれ。1984年九州芸術工科大学芸術工学部卒。プロダクトデザイナー。株式会社内田洋行入社。 一方で、デザインの社会的の意義を求め、2002年、「日本全国スギダラケ倶楽部」を設立。2019年4月、 武蔵野美術大学造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科の教授として着任。

 
GOOD DESIGN Marunouchi企画展
TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京
会期:2024年4月18日(木) - 5月19日(日) 11:00 - 20:00
   *都市木造スタジオは5月12日(日)終了/開場日時が会場によって異なります。
会場:GOOD DESIGN Marunouchi (新国際ビル1F) ・Slit Park・都市木造スタジオ(新日石ビル 1F) ・国際ビル 1Fエントランス・YAU CENTER (国際ビル1F) ・東京ミッドタウン八重洲 アトリウム
全て入場無料
主催:公益財団法人日本デザイン振興会  共催:NPO法人 team Timberize  特別協賛:三菱地所株式会社 
会場協力:三井不動産株式会社・八重洲二丁目北地区エリアマネジメント(東京ミッドタウン八重洲)/一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会・三菱地所株式会社
会場デザイン:内海彩(株式会社内海彩・長谷川龍友建築設計事務所・NPO法人team Timberize 理事)/若杉浩一+平手健一(有限会社寺田平手設計)
グラフィックデザイン:氏デザイン株式会社

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 4月18日(木)より全5会場で開催! GOOD DESIGN Marunouchi企画展 「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」