2024年3月11日

豊島区では、3月19日(火曜)に豊島区役所1階としまセンタースクエアにて、男性育児支援に関するセミナーおよびキックオフミーティングを開催します。

男性の育児休業取得率の政府目標が大幅に引き上げられるなど、男性の育児参加が推進される一方、男性の「産後うつ」が課題となっています。背景には、男性が育児知識を得る機会が少ないことや、男性が育児に関してまわりに助けてと言いづらい状況があると考えます。そこで、豊島区では妊娠期から男性の育児知識を増やし、助けを求められる力を向上させる取組を実施し、男女ともに安心して子育てできる環境を整備するため、令和5年12月より、「妊娠期からの男性育児支援」プロジェクトを開始しました。
令和6年2月には、区内の2歳未満の子を養育する男性を対象に、育児支援に関する実態把握を目的としたアンケート調査を実施し、1,561件(回収率47.9%)の回答を得ることができました。そのような中で、これまでの男性への育児支援活動では、区や民間支援団体が個々で活動をしていたことから、当事者に情報が届きにくい、連携した活動が行われていないなどの課題が指摘されています。

そこで今回は、こうした課題解決に向け、本事業の受託者である一般社団法人Daddy Support協会代表 平野翔大氏(産婦人科医・医療ジャーナリスト)による、セミナーを開催します。育児休業取得状況や精神的負担を感じる男性の割合など、2月実施の調査結果(速報値)について触れ、そこから見える課題や考察について男性育児支援の必要性について発信する同団体の知見を踏まえたお話をしていただきます。
また、区と民間の連携をさらに強化し、男性育児支援体制の充実を目的に、Daddy Support協会を含む地域関係団体と、庁内関係部署でキックオフミーティングを開催いたします。キックオフミーティングでは、現在の男性育児支援に対する課題や連携について、意見交換や検討など、妊娠期からの男性育児支援体制の充実に向けたディスカッションを予定しています。

区の担当者は「子どもが生まれた直後は生活がガラッと変わり、まさに家族にとって激変期です。そのような中にあっては、男性はどうしても母子を支援する側と目されがちですが、男性も過度に抱え込まずに子育てができる支援体制が必要であり、ひいてはそれが家族全体の安定につながっていくと考えます。今回の会議はキックオフという位置なので、引き続き様々な機会を捉えてお声をいただきつつ、豊島区での子育て全体をより良いものにするための事業となるよう取り組んでいきたいです。」と話します。

■『セミナーおよびキックオフミーティング」概要
・日時:3月19日(火曜)13時00分~15時30分
・場所:豊島区役所1階としまセンタースクエア(南池袋2-45-1)
・第一部:セミナー「男性の育児環境に関する調査結果から読み解く、これまでの男性育児支援の課題」 
     13時00分~13時50分
・第二部:会議「妊娠期からの男性育児支援のためのネットワーク会議」キックオフミーティング
     14時00分~15時30分
・キックオフミーティング参加機関(順不同)
【民間支援団体】
認定NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク、としまファザーズ・ネットワーク、
特定非営利活動法人manma、一般社団法人Daddy Support協会
【区】
区民部 区民ひろば課、総務部 男女平等推進センター、
保健福祉部 池袋保健所健康推進課・長崎健康相談所、
子ども家庭部 子ども若者課・子育て支援課・子ども家庭支援センター・保育課

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ~妊娠期からの男性育児支援事業~3月19日(火)にセミナーおよびキックオフミーティングを開催します!