「南陽の菊まつり」とコラボした交流イベントを企画

令和5年10月12日
山形県南陽市教育委員会学校教育課指導係

南陽市内3中学校と県立南陽高校の生徒が参加し、討議や合意形成を経て政策実現を目指す「南陽みらい議会」の第3回議会が9月30日(土)に開かれ、政策案として提案された交流イベントの実施案とPR動画の製作案が可決。この内交流イベントについては、10月28日(土)、南陽市の観光イベント「南陽の菊まつり」の中で開催されることが決まり、吉田茜南陽みらい市長(南陽高校2年生)をはじめ、南陽みらい議員、事務局メンバーらが協力して準備を進めている。

提案されたのは、南陽市の観光イベント「南陽の菊まつり」とコラボレーションした子供からお年寄りまでが楽しめる交流イベント。イベント名を「Come on 南陽!遊びと謎解きのもりwith菊まつり」とし、謎解きゲームと遊びのコーナーを通して世代を超えた交流を図る。
この内、謎解きゲームは、菊まつり会場を巡りながらクイズに答え、それらの答えをクロスワードのように組み合わせることで最終的に南陽市にちなんだ言葉が導き出される。
遊びコーナーでは、子どもからお年寄りまでが楽しめるヨーヨー釣りや輪投げ、的当てゲーム、ボーリングなどを企画。コーナーの随所に菊の花を使った演出を行うことで南陽市の秋を表現する。
このほか○×クイズ大会も行われる予定で、中高生たちが市内外に「元気な南陽市」を発信するイベントとして事業を作りこんでいく。
イベント会場は、南陽の菊まつりが行われている南陽市中央花公園で、開催時間は9時から12時。参加費は無料。

また、PR動画は、イベント当日までにInstagramを通じて募集した写真と、当日の会場の様子を映した動画を素材に製作する計画で、完成した動画は市のホームページやSNSなどで発信していく。
募集する写真は「南陽市の素敵な人・場所・元気」といった内容がテーマ。応募された写真の中でも特に優秀な写真には景品が贈られる。Instagramで南陽みらい議会の公式アカウント「@nanyomiraigikai」をフォローし、「#いいどご南陽」をつけて投稿することで、応募することができる。

政策提言に際し、吉田南陽みらい市長は、「南陽市のPRと交流を通して、市民が住み続けたいと思ったり、市外の方が南陽市の魅力を知ってもらったりすることで、南陽市に元気を与えられるのではと考えた」と事業への思いを述べた。
また、各議員からは賛成意見に加え、「クイズが簡単すぎたり、難しすぎたりしないよう、レベル別の問題を作ってはどうか」、「チラシの印刷代を景品に回すことはできないか」、「SNSをあまり使わない高齢者の方には回覧板でお知らせしてはどうか」などの質問や提案がなされた。

南陽みらい議会は、市の未来を担う中高生が南陽みらい議員となり、実際に50万円の予算を活用して政策実現を目指すというもので、主権者教育の充実を目的に、今年度初めて取り組んだ事業。各校から14人が議員に立候補し、その中から南陽みらい市長として吉田さんが選ばれ、これまで3回の議会と全員協議会の中で議論を重ね、政策案を検討していた。

参考ホームページ http://www.city.nanyo.yamagata.jp/miraigikai/

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 「南陽みらい議会」の中高生が初の事業を企画し、10月28日(土)にイベントを開催