3.開発するソリューションの特長 開発するソリューションは、NTT Comが販売するドローン「Skydio 2+™」などを遠隔操縦したり、自動巡回を実現するソリューション「Skydio Dock and Remote Ops.」(※3)により取得した物流施設内の画像データを「Smart Data Platform for City」(※4)(以下「SDPF for City」)へアップロード。AI(※5)が画像解析することで、設備の損傷や不審物などの異常を検知するものです。異常を検知した場合、建物管理者・警備員に異常箇所と検知内容を発信するとともに、自動で報告書を作成します。 本ソリューションを導入することで、「DPL」の点検業務にかかる時間を約3割短縮できることに加え、設備が損傷した場合、建物管理者・警備員による迅速な対応などを実現。2025年度より全国の「DPL」へ順次導入する予定です。
5.今後の展開 今後両社は、建物内で取得した画像データ、「DPL」を利用するテナント企業の車両運行データ、気象情報など、さまざまなデータを取得し「SDPF for City」に集約することで、データ利活用による「DPL」の省力化や効率化を推進したり、非常時のドローンによる避難誘導などについても検討する予定です。 本協業の推進により、物流業界における労働者不足や労働時間の短縮による物流の「2024年問題」への対応など、社会課題解決に貢献します。