Not Lost Tokyoは、東京の失われていく建物をデータ化することで、新たな価値として生まれ変わることを探る実験的なアートプロジェクトです。メタボリズム建築の代表でもあり2022年に惜しまれつつ解体された中銀カプセルタワービルの精細な3Dデータをもとに、多様な作品の制作を行うことで、「データ化による建造物の新たな可能性」を示します。メタボリズム建築の思想は、「生命の原理に基づき、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長すること」でした。今回の試みは、建造物の3Dデータを建造物のDNAととらえ、未来に向けて有機的に成長させる新たなメタボリズム、とも言えるでしょう。
今後のスケジュール 7月~9月 Not Lost Tokyoワークショップ開催。メタボリズムの思想を知り、 中銀カプセルタワービルの3Dデータをもとにした新たな活用法のアイデアを創出。 7月〜9月 作品制作 9月23日(土)〜11月5日(日) 東京ビエンナーレ2023(秋会期)にて作品展示(展覧会、AR、VR等)