「全国的に認識されているもの」として、例外適用による登録 「R-1」、「LG21」が文字商標に登録
PRワイヤー 2022年11月09日 14:00:00
株式会社 明治（代表取締役社長：松田 克也）は、お客さまに親しまれた当社の商品を守り続け、さらなる価値を提供していきたいという想いから、「明治プロビオヨーグルトR-1」ブランドの「R-1」、「明治プロビオヨーグルト LG21」ブランドの「LG21」を文字商標として商標登録しました。
赤ちゃんからお年寄りまでの幅広いカテゴリーの商品を提供する中で、子どもの頃に親しんだ商品を大人になっても思い出とともに懐かしく手に取ってもらえたり、meijiブランドを身近に感じ続けてもらえるよう、認可が難しい例外適用による文字や形状のみの商標登録にも取り組んでいます。
「R-1」「LG21」の文字商標登録について
「明治プロビオヨーグルトR-1」ブランドは、毎日の体調管理のために選び抜いた“1073R-1乳酸菌”を使用していることから名付けられ、2009年の発売以来、体調管理を気遣う多くのお客さまにご支持いただいています。また、「明治プロビオヨーグルトLG21」ブランドは、胃に着目して選び抜いた“LG21 乳酸菌”を使用していることから名付けられ、2000年の発売以来、ヨーグルトの新たな健康価値を創造しプロバイオティクスヨーグルトのパイオニアとして、ご支持いただいています。
お客さまの健康な毎日に貢献したいという想いから、長年にわたり価値の訴求とヨーグルト市場の活性化に取り組み続けてきました。その結果、お客さまに“文字だけ”で当社の商品として認識していただいていることが認められ、2022年7月に「R-1」「LG21」が文字商標として商標登録※されました。
【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202211079382-O10-50D7lfU3】
※「R-1」（標準文字商標） ：登録第6593375号、2022年7月28日登録
「LG21」（標準文字商標）：登録第6593374号、2022年7月28日登録
【記号（アルファベット）や数字のみからなる商標について】
一般的に簡単な文字の組み合わせは、原則として商標登録に必要な「識別力」のない商標とされ、商標登録ができないものとされています。しかし、「使用の結果、全国的な知名度（周知著名性）があり、消費者がそれを見ただけで「何の商品か分かる」（他の商品と区別できる）状態になっていること」を証明することにより例外的に登録が認められることがあります。
今回の「R-1」「LG21」の商標登録は、この例外が適用され登録された商標であり、社会への影響度や、実際の使用例などの証拠をもとに審査され、厳しい要件をクリアし、登録されました。
その他の例外適用認可事例：「きのこの山」「たけのこの里」の立体商標登録
「きのこの山」「たけのこの里」はそれぞれ1975年、1979年に発売され、40年以上もの長い間、お客さまに親しまれ続けています。商品の形状そのものについても、商標登録に必要な「識別力」のない商標とされ、商標登録は原則としてできないとされていますが、長年の使用の結果、「カタチ」だけで商品を識別していただけるようになったことが認められ、立体商標として登録されています。
日本の食品分野における、“形状のみ”での立体商標登録例（例外適用での登録例）は、数が少なく
7例に限られますが、そのうち２例が当社の商標です。
■「きのこの山」（立体商標）：登録第6031305号、2018年3月30日登録
【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202211079382-O9-r0Wfgjd6】
■「たけのこの里」（立体商標）：登録第6419263号、2021年7月21日登録
【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202211079382-O6-AL38P1hr】
商標活動を通した企業価値向上の取り組みが評価され、「令和4年度知財功労賞（特許庁長官表彰）」を受賞
当社は、通常は権利化が難しい文字や形状のみの商標を、著名性の証明により積極的に権利化するなど、ブランドの保護や企業価値向上にむけてさまざまな取り組みを行っています。これらの商標活動が認められ、知財制度を有効に活用し、円滑な運営・発展に貢献のあった企業・人を対象とした「知的財産権制度活用優良企業等表彰」において「令和4年度知財功労賞（特許庁長官表彰）」を受賞しました。
今後も商標活動を通して、商品ごとの権利を守るだけでなく、商品と企業姿勢や活動を結び付けて新たな価値や話題を生み出し、企業価値の向上に向けて取り組んでまいります。
【受賞してのコメント】
文字や立体のみの商標登録は、とても厳しい道のりでしたが、どのような権利を取得すればブランド保護につながるかを第一義に考えながら、それぞれに適切な商標取得に取り組んでいます。
また、当社では商品ブランドだけでなく、サステナビリティ活動における商標取得にも積極的に取り組んでいます。例えば、カカオ産地支援プログラム「メイジ・カカオ・サポート」や、カカオの新しい可能性を
広げる活動「ひらけ、カカオ。」などの商標を取得しています。
こうした企業としての取り組みを分かりやすく発信し、皆さまに認知していただくことで、商標を活用したブランドイメージの向上や、社会全体のサステナブル意識の向上に寄与していきたいと考えています。
【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202211079382-O11-3S8NP4Y9】
研究本部 知財戦略部
商標Ｇ 長尾 美紗子
情報提供元： PRワイヤー