タカラトミーがJAXA、同志社大学等と共同開発 全ての受賞作の中で特に評価が高い「ベスト100」にも選出

株式会社タカラトミーhttps://www.takaratomy.co.jp/

株式会社タカラトミー(代表取締役社長:小島一洋/所在地:東京都葛飾区)が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)、ソニーグループ株式会社、同志社大学と共同開発した超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」は、2022年10月7日(金)、2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。www.g-mark.org/award/describe/53666
また、全ての受賞作の中で特に評価が高い「ベスト100」にも選出され、2022年10月7日(金)から11月  6日(日)まで、東京ミッドタウン(六本木)で最新の2022年度グッドデザイン賞の受賞作を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2022」にて紹介されます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210148149-O5-Tm4C1Brm
変形型月面ロボット「SORA-Q」

【審査委員の評価】
月面に着地後、瞬時に球体から移動形態に変形し、ハゼやウミガメの動きを模したという独特の足運びで月面を移動する。その玩具メーカーならではの柔軟な発想とユニークなアイデアに注目が集まった。
専門性の異なるプレイヤーが知恵を出し合って新たな価値を作り上げているしくみは、これから我々がイノベーションを求めていくうえで一つの心強い事例となるであろう。
そして何より、開発チームが楽しんで取り組んだであろうことが伝わってくる提案であり、今から月面での実証実験が楽しみである。

【概要】
「SORA-Q」は、株式会社タカラトミーが国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)、ソニーグループ株式会社、同志社大学と共同開発した超小型の変形型月面ロボットです(直径約80mm、質量約250g)。JAXA として初めて月面に着陸する小型月着陸実証機「SLIM」に搭載され、月に向けて打ち上げられる予定です。月面に着陸後、瞬時に球体が左右に拡張変形し、月面を走行します。そして搭載された前後2つのカメラで撮影した画像を別の探査機を経由して地球に送信する計画です。
開発にはタカラトミーの玩具作りにおいて培われた小型化、軽量化の知見と、変形機構に関わる技術が活用されました(※)。おもちゃの開発において重要な要素に「柔軟な発想」「多くの人の手に届きやすい低価格の実現」などが挙げられます。それらは「小型化」「軽量化」「シンプルな設計」につながり、宇宙事業において求められる要素と合致しました。デザイナー:株式会社タカラトミー 米田陽亮・羽柴健太

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210148149-O8-SthZF4Jy
変形型月面ロボット「SORA-Q」(左)変形前 (右)変形後  
クレジット:JAXA/タカラトミー/ソニー/同志社大学

リソース 
質量:本体約250g、サイズ:直径約80mm(変形前)
通信:LEV-1とLEV-2(SORA-Q)間の通信機能(Bluetooth)
カメラ:前後2つのカメラでSLIM探査機及び周辺環境を撮像可能
公式サイト: www.takaratomy.co.jp/products/sora-q

 
(※)タカラトミーの小型駆動、変形機構を活用した商品例
リアルムービングキット(組立式駆動玩具)「ZOIDS」シリーズ(1983年~)や、二足歩行ヒューマノイド型ロボット「Omnibot 17μ i-SOBOT」(2007年)、変形ロボット「トランスフォーマー」(1984年~)など)

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 超小型の変形型月面ロボット 「SORA-Q(ソラキュー)」が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞!