今後、本計測技術を2024年から運用開始予定である次世代放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス)」でも活用し、リチウム硫黄電池の動作環境下での計測および材料開発の早期実用化に取り組んでいきます。また、タイヤ研究において、ゴムと硫黄が結合した架橋構造のさらなる分析への応用が期待できます。このことから、当社が掲げるタイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプト「SMART TYRE CONCEPT」※3の主要技術の1つである「性能持続技術」の開発につなげていきます。
なお、本研究成果は、2022年8月11日付(現地時間)でアメリカ化学会の学術誌である「The Journal of Physical Chemistry C」に掲載されています。