〜石川県中能登町「カカシの里」プロジェクト〜

2022年8月22日 発信
報道関係者各位

-石川県中能登町「カカシの里」でファーモのセンサーを活用した農業DXプロジェクトが始まっている-
 2005 年創業、スマート農業を推進する株式会社 farmo(住所:栃木県宇都宮、代表取締役:永井洋志/以下ファーモ)は、石川県中能登町久江地区の水田に、IoT技術を活用したファーモ気象センサー、「IoTカカシ」を共同で設置し、農作業の効率化や地域の防災につながる実証実験を行っています。
石川県中能登町久江の久氐比古神社に祀られている久延毘古神は古事記に伝えられる、田や山の神(カ

シ)として地域を見守ってきました。古くからカカシの里とされてきた中能登では中能登スローツーリズム協議会 、NPO法人北陸地域活性化推進協議会が中心となり、カカシの里構想と連動した地域おこしの一環として「IoTカカシ」によるプロジェクトが進められています。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208205304-O2-ZhLseb30

-「IoTカカシ」とは-
ファーモが独自に開発したIoTプラットフォームに気象センサーを備え、降水量、気温、気圧、湿度、風速などが測定でき、どこでも簡単に設置できます。右手部分に、気温、風力、雨量計などが取り付けられており、カカシと一体化しているため、風景に馴染み、地域の魅力発信につながっています。ソーラーパネルで発電し、基地局へのデータ配信によって、専用アプリで手元のスマートフォンから最新の気象情報を見ることができるため、データに基づいて管理が可能になり、病害虫の発生を予測できたりすることで収量が上がったり、1日に何度も田圃を見に行かなくてもデータを確認できることで、時間的なゆとりが生まれるなどの声をいただいています。

-「IoTカカシ」プロジェクトに参加した農家 大湯正宏 さん 
稲作農家で農業委員をしています。IoTカカシが設置でき、とても喜んでいます。稲作では水管理はもとより雨量や温度、湿度、風速の情報は欠かせないデータです。現在は気象庁からの広範囲なデータに頼っています。風があると出来ない作業も沢山あり、水田に行かなくてもスマホで確認ができ、とても助かります。登熟期の昼夜の温度差は食味を大きく左右しますので、夜間の潅水などに活かされます。中能登地域でIoTカカシを使ったリアルなデータが数多く集積されることを願っています。

-中能登スローツーリズム協議会理事 大湯章吉さん
案山子の神様「久延毘古神」を主祭神にする久氐比古神社の地に、IoTカカシを設置し、農家支援や将来の防災対策に活かすことを目的にプロジェクトを実施しました。ITと物を結び付けた農業DXは、将来の日本の農業を救う大きな取り組みです。データ`を活かした肥培管理は、後継者育成に繋がります。異なった分野の連携を先進的に取り組まれ、疲弊した地方に新たな未来を創造するファーモの活動に大きな期待をしています。

-農業から地域のDXが発展、新たなイノベーションが生まれる
農業のDX化は、デジタル技術を活用して農作業の効率化につながります。また地域の防災、住環境の整備、教育などにも役立てられます。デジタルを利活用することにより地域が豊かに、地域の価値が上がっていくと我々は考えています。今回のプロジェクトを通じ、スマート農業の可能性は農業の品質生産向上だけではなく、日本の様々な社会課題解決につながると信じ、我々はこれからも地域と深く関わりながら全力で取り組んで参ります。

株式会社farmo(ファーモ) https://farmo.co.jp/ 広報 小平真李 kodaira@farmo.co.jp
〒320-0855 栃木県宇都宮市上欠町866-1 TEL:028-649-1740  携帯:070-4406-2777

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 スマート農業(株)farmo 農業DX ✖️ 地域おこし