EYは、機関投資家に関するグローバル調査「2021 EY Global Institutional Investor Survey」を発表しました。本調査によると、投資判断の際に以前よりもESGパフォーマンスを重視するようになった機関投資家が世界的に急増しており、ESGへの取り組みが遅れている企業への投資から手を引く可能性がこれまでよりも高まっているとの回答が74%に上っています。一方、具体的な行動はまだ十分ではなく、企業の情報開示の質の向上が急務であることが明らかになりました。
EY Japan 気候変動・サステナビリティ・サービス(CCaSS)リーダーの牛島慶一(うしじま けいいち)のコメント: 「ESGがブームになり、グリーンウォッシング同様にESGウォッシングが懸念され始めました。特に日本では事実上、プライム市場への上場要件となって以来、ESG経営の裾野が広がっています。 一方、道徳観の主張や社会貢献活動のアピールのために体裁のみ整えれば良いと考えるなど、本質的な理解にはまだ道半ばの企業も多く存在します。 ESGの経営統合は、経営者の想像力とリーダーシップ次第です。投資家との長期的かつ建設的なエンゲージメントを通じ、パーパスとビジョンを共有・共感していくことが必要です」
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