3.アートと音楽で日常を演出 「プレミスト浦添港川」では、写真家・岡本尚文氏や若手作家・泉川のはな氏といった沖縄を拠点とするアーティストの写真や絵画作品を「ラウンジスペース」や「ワーキングペース」などの共用部に展示し、日常の暮らしに彩りを添えます。 また、「音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る」をコンセプトに掲げる音楽レーベル「ベジタブルレコード」とタイアップし、「プレミスト浦添港川」のデザインコンセプトから着想を得た朝昼夜の3曲(各2部構成)のオリジナル楽曲を制作しました。これらの楽曲は時間帯に合わせて「ラウンジスペース」で流れます。 岡本尚文 1962年東京都出身、1983年和光大学人文学部芸術学科卒業、1985年東京綜合写真専門学校第2学科卒業後、エディトリアルを中心にフリーランスとして活動。東京と沖縄を行き来しながら写真を撮り続けている。展覧会に「外人住宅 岡本尚文の写真」(D&DEPARTMENT OKINAWA/沖縄、2013年)、「沖縄02アメリカの夜 A Night in America」(PACIFIC FURNITURE SERVICE/東京、2016年)、「岡本尚文 写真展」(ホテル アンテルーム 那覇、2021年)がある。刊行物に写真集『沖縄01外人住宅 OFF BASE U.S.FAMILY HOUSING』(2008年)、写真集『沖縄02アメリカの夜 A Night in America』(2016年)、監修と撮影を担当した 『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』(トゥーバージンズ、2019年)がある。 泉川のはな 1991年沖縄県出身、2014年東北芸術工科大学洋画コース卒業、2016年東北芸術工科大学修士課程洋画領域修了、卒業後に山形で作家活動を行った後、2018年より活動拠点を沖縄に移す。出身地である沖縄をテーマに、過去の写真資料を基に現代の沖縄風景を表現したコラージュ作品、南国植物をモチーフにしたドローイングなどを制作。これからの予定に八木恵梨との二人展「しまをかく、しまにあう」(ホテル アンテルーム 那覇、2021年)、「琉球の横顔:描かれた「私」からの出発」(沖縄県立博物館・美術館、2021-22年)がある。 Vegetable Record | ベジタブルレコード 「音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る」をコンセプトに掲げた、音楽レーベル。ソロアーティストとしても活動している林翔太郎と三上僚太によって設立。デジタル/配信サイトでの作品発表や、商業空間/プロダクトなどを、CD/カセット/レコードに代わる「音楽の新しいフォーマット」のひとつとして捉え、建築空間やプロダクトに対して音楽作品をリリースするように「音楽を使った空間デザイン」「音楽を使ったプロダクトデザイン」などを手がけています。また、「音あつめ/演奏体験のワークショップ」「居る場所によって聴こえ方が変わる回遊式ライブ」「複数の音楽/スピーカーを使った空間デザイン」「音楽を使ったインスタレーション」「スピーカーや配線をオブジェに見立てる試み」「QRコードを使った様々なアプロ―チ」「アーティストインレジデンス」など、音楽にまつわる様々な試みを行っています。