生地に触る前と触る動作がすべて終了したあとに唾液を採取してオキシトシン量を測定し、前後の変化率を算出しました。さらに、触る動作がすべて終了した直後に、生地の触感についての3項目(やわらかさ、なめらかさ、ふんわり感)に、快感情(心地よさ)を加えた計4項目を試験参加者に評価してもらいました。これらの項目の評価には、10 cm Visual Analog Scale(VAS)を用いました。これは試験参加者の感覚を10cmの長さの直線上で示すものです。たとえば「やわらかさ」を例にとると、左端(0 cm)が「やわらかくない」、右端(10cm)が「非常にやわらかい」を意味しており、試験参加者はどの程度やわらかさを感じたかをスケールの任意の場所で評価します。