企業の魅力量が増加。コロナ禍を経験した今、ビジョンやリーダーシップなど非財務情報が魅力ある企業のカギ



2020年9月23日

株式会社電通パブリックリレーションズ



企業広報戦略研究所(所長:阪井完二、所在地:東京都港区、株式会社電通パブリックリレーションズ内)は、生活者が企業のどのような活動や事実(ファクト)に魅力を感じ、その魅力がどのように伝わっているのかを解析することを目的に、本年6月全国1万人を対象とした「第5回魅力度ブランディング調査」を実施しました。



「魅力度ブランディングモデル」とは、コーポレートブランドを構成する魅力を「人的魅力」「財務的魅力」「商品的魅力」に分類し、それぞれで重視すべき6領域12項目(計36項目)を定め、企業の“魅力”を分析しています。企業広報戦略研究所では2016年から毎年調査を行っています。



本リリースでは、20業界200社を対象とした調査結果から、魅力項目ランキング、魅力度の業界別ランキング、魅力を感じた情報源、魅力を感じた後にとった行動などについて分析しています。



結果概要ポイント



1.企業に魅力を感じる項目:「人的魅力」が5年連続1位、総魅力量は昨年比117.4%と大幅UP。魅力を感じる項目第1位も5年連続で「ビジョンを掲げ、業界を牽引している」



2. 魅力的な業界ランキング:1位「海外自動車・自動車関連部品」、2位「繊維・化学・日用品」、3位「情報通信コミュニケーション」が昨年10位から大きく上昇



3.魅力を感じた情報源 リアル系が66.6% 

1位は「商品・サービスを直接体験して」(48.6%)が約半数



4. 企業の魅力認知後、何らかのアクションを起こす生活者は7割以上。

男性ミレニアル世代はウェブメディアを中心にリサーチする傾向が強い



※本リリース上のスコア構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、表において加減の結果が小数第1位で異なる場合や、合計が必ずしも100%にならない場合があります。



魅力度ブランディングモデル



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009234654-O1-jW03LiEA



【3魅力の定義】

人的魅力:

リーダーシップや職場風土、ソーシャルイシュー対応力など、企業を構成する「個人」や事業活動を通じて周囲に感じさせる「法人」としての魅力

財務的魅力:

成長戦略、安定性・(中・長期的な)収益性、リスク&ガバナンス対応など、優れた財務パフォーマンスと、それらを支える仕組みや取り組みに関する魅力

商品的魅力:

コストパフォーマンス、安全性・アフターサービス力・クレーム対応、独創性・革新性など、商品・サービスを通じて伝わる魅力



2016年に、企業広報戦略研究所が開発し、このモデルを元にした論文がマーケティング学会2017ベストペーパー賞を受賞しています。



調査概要

調査対象        :全国の20~69歳の男女 計10,000人

調査方法        :インターネット調査

期間          :2020年6月24日~30日

設問内容        :魅力を感じる業界、魅力を感じる企業、魅力を感じた要素、魅力を感じた情報源、企業イメージなど(※魅力を感じた要素の詳細は、C.S.Iウェブサイトをご覧ください)

調査対象企業一覧:20業界200社(業界ごとに500人ずつで調査)

本調査内容を転載・引用する場合、転載者・引用者の責任で行うとともに、当研究所の調査結果である旨を明示してください。



企業広報戦略研究所とは (Corporate communication Strategic studies Institute : 略称C.S.I.)

企業経営や広報の専門家(大学教授・研究者など)と連携して、企業の広報戦略・体制などについて

調査・分析・研究を行う、(株)電通パブリックリレーションズ内の研究組織です。

2013年12月設立 所長:阪井完二

企業広報戦略研究所サイト http://www.dentsu-pr.co.jp/csi/



※調査結果詳細につきましては、下記プレスリリース原文(PDF)をご覧ください。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 電通PRの企業広報戦略研究所が、生活者1万人を対象とした『第5回魅力度ブランディング調査』結果を発表