本教育はWACE※4が進める世界標準「CWIE(Cooperative &Work-Integrated Education)」に準拠し、NTT西日本の技術者を「実務家教員」として実務経験に基づく講義を行うとともに、NTTマーケティングアクトが運営する「LINKSPARK Voice Of Customer Support Center」※5にて実際の業務に従事しながら、AI音声認識技術やデータ解析技術を活用した分析・コンサルティングビジネスを実践的に学べる教育を実施致します。
また合わせて、Stanford Research Institute International (SRI International)など、国際的な研究機関等との連携によるイノベーション人材育成を図り、Society5.0社会、SDGsを推進する「テクノロジー」、「マネジメント」、「イノベーション」という視点から、「好奇心」、「多様性」、「共感」、そして「デザイン・アート」をキーワードに、どのような未来が描けるのか? を提案できる、心豊かな人間中心の社会が創造できる人材の育成を目指します。
【本学におけるコーオプ教育の位置付け】
金沢工業大学ではイノベーション力のある「自ら考え行動する技術者」の育成に向けて、「プロジェクトデザイン教育」とよぶ社会実装型のプロジェクト教育をカリキュラムの柱に据えています。プロジェクトデザイン教育は、ユーザーの視点から何が求められているのかを考える「デザイン思考」や世界標準の工学教育である「CDIO」(Conceive 考え出す、Design 設計する、Implement 実行する、Operate 操作運用する)を取り入れた金沢工業大学オリジナルの理工系PBL(Project Based Learning 問題発見解決型教育)です。
さらに本科目受講者の中からコーオプ教育としてNTT西日本が最大2名の学生を選抜。選抜された学生は、AI技術を活用した音声認識システムによりテキスト化された顧客の声を、専門アナリストが網羅的に分析し、企業戦略や施策立案に活かすコンサルティングを実施する専門センタであるNTTマーケティングアクトが運営する「LINKSPARK Voice Of Customer Support Center」に、8月から12月までの4か月間勤務し、NTT西日本から依頼された案件に従事します。
LINKSPARK Voice Of Customer Support Centerでコーオプ教育に従事した学生は、大学院生の場合は大学院科目「コーオプ教育プログラム」(4単位)の単位として認められます。また参加学生が学部4年の場合は、卒業研究に相当する「プロジェクトデザインIII」の活動の一環とすることができます。もしくは、金沢工業大学大学院進学後は大学院科目「コーオプ教育プログラム」(4単位)にあてることができます。