2019年3月5日



オムロン株式会社



駅業務のオートメーション化に向けた実証実験 第3弾

オムロン、音声対話型AI搭載「駅案内ロボット」を開発

京王電鉄下北沢駅で3月16日(土)より試験運用を開始



オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 山田義仁)の子会社として社会システム事業を担う、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 細井俊夫、以下 OSS)は、駅における窓口業務の自動化に向け、利用客からの問い合わせに応対する「駅案内ロボット」を開発しました。3月16日(土)より京王電鉄株式会社 井の頭線 下北沢駅にて試験運用を開始します。 



今回開発したロボットは、OSSが独自に開発した音声対話型AIエンジンを搭載しており、駅利用客からの、乗り換えや駅構内・周辺情報などに関するさまざまな問い合わせに、音声とディスプレーでの文字表示で回答します。雑踏の中でも利用客の声を正確に認識し、動作を交えて応対するなど、親しみのもてる自然な対話ができるのが特長で、このロボットの運用により、駅利用客へのサービス向上と、窓口業務の省力化を両立できます。



昨今、少子高齢化の進展に伴い労働力人口が減少し、鉄道事業者においても、問い合わせ対応などのサービス提供の維持が困難になると見込まれています。一方、利用客のニーズは多様化し、より安心・安全・快適で利用しやすい駅サービスの提供が求められており、駅業務のオートメーション化が課題となっています。OSSは、今回の試験運用で実際の利用客との対話を積み重ね、音声対話型AIエンジンの回答精度を向上させます。今後、この音声対話型AIエンジンを、駅運営に関わるさまざまな機器や設備に搭載することで、駅業務のさらなるオートメーション化に貢献します。



「駅案内ロボット」の特長



①独自に開発した音声対話型AIエンジン

多くの人が行き交う雑踏の環境下で、正確に利用客の音声を集音し認識する「音声処理技術」と、ロボットが回答している途中に別の質問を受け付ける「割り込み対話機能」を搭載し、より人と人との対話に近い応対が可能。



②親しみがもてるユーザーインターフェース

音声とディスプレーでの文字表示による案内に加え、ロボットが利用客との対話にうなずいたり、体の回転や腕の動きで方向を指し示したりすることで、利用客に分かりやすく親しみがもてるユーザーインターフェースを実現。



【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201903053895-O1-vMmNZAQa

<駅案内ロボット> 





【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201903053895-O2-FSmJsu3Q

<京王電鉄 井の頭線 下北沢駅における設置イメージ>



3月16日(土)には、京王電鉄株式会社 井の頭線 下北沢駅の中央改札口オープンに合わせ、この「駅案内ロボット」の試験運用に関するイベント(主催: 京王電鉄株式会社)が同駅で開催されます。

イベントに関する詳細は、京王電鉄のプレスリリースをご覧ください。



<オムロン株式会社について>

オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。

1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供しています。

詳細については、 https://www.omron.co.jp/ をご参照ください。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 オムロン、音声対話型AI搭載「駅案内ロボット」を開発