タイ古典仮面舞踊劇コーンの第一人者チャイヨット・クンマネーのもとでコーンの訓練を16歳より開始。バンコクのチュラロンコン大学で美術・応用美術の学士号を取得後、ダンサー・振付家として舞台芸術を探究。世界の各地で様々な舞台芸術プロジェクトに参加。フランス政府から芸術文化勲章シュバリエ章(2012)、アジアン・カルチュラル・カウンシルからジョン・D・ロックフェラー三世賞(2014)等を受賞。F/T17オープニング『Toky Toki Saru(トキトキサル)』に引き続き、2回目のF/T参加となる。
●ショプノ・ドル Swapnadal(バングラデシュ)
2001年、代表のジャヒド・リポンにより首都ダッカに創立された劇団。語りと歌を交えたベンガル地方の伝統的な演劇手法を用いながら現代的なテーマを扱い、これまでにタゴールの『チットランゴダ』や『郵便局』など17作品を発表している。代表作である『30世紀』は、インドで開催されたアジア最大級の演劇祭である「第17回インド国際演劇祭 (17th Bharat Rang Mahotsav) 」(2015) にて上演。その他、国内外の様々な演劇祭に参加している。
「抱きたいリズム」をモットーに世界を旅するリズムアディクテッドな大学職員。菊地成孔のdCprG等で活動後、現在ミャンマーやスリランカ等の東南アジアのリズム研究を行う。アメリカン・スピリットCM音楽やドラマ「卒業バカメンタリー」オリジナル・サウンドトラック等でドラム及びパーカッション演奏、リズムアレンジを担当。その他には自身のユニット「未同定」やラテン・ジャズバンドSepteto Bunga Tropisなどで好きに演奏している。
●福田 毅(ふくだ・たけし)
俳優
中野成樹+フランケンズ所属。劇団公演のほか『From the Sea』(F/T14)など、客演も多数。2009年よりソロ・パフォーマンスを開始。近年に、Twitterに書きとめ寓話を構成した『鷹』、同作の改訂版『かも』(共に2015)。まちなかパフォーマンスシリーズ(F/T16、17)では、カフェや劇場のロビーを会場に上演を実施。2018年3月にはショーケース公演『Step into my home』(急な坂スタジオ・ジャパンファウンデーションシドニー)にて海外初進出。
●森 栄喜(もり・えいき)
写真家
1976年石川県生まれ。2014年『intimacy』で、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。『tokyo boy alone』(2011)、『Family Regained』(2017)などの作品集のほか、同性婚をテーマにしたパフォーマンス『Wedding Politics』(2013-2016)がある。F/T17では新しい家族の形を提示した映像作品『Family Regained: The Picnic』を池袋西口公園、豊島区本庁舎で上映した。
思春期に吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的素養に、加速度的に倫理観が変貌する、現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。近年は、マレーシア、タイ、インド、中国、アメリカ、シンガポールで公演や国際共同制作なども行ない、活動の場を海外にも広げている。『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。『その夜と友達』で第62回岸田國士戯曲賞最終候補作ノミネート。