われわれが行った30~49歳男性に対し動物性脂肪や菓子類の多い食事から米、魚、大豆、野菜、海藻、きのこ等を組み合わせた日本食に変更した研究*では、日本食のほうが体重やコレステロール値などの改善がみられ、壮年期男性の肥満・メタボの改善に日本食が期待できる結果であった。このことから、米を中心とした“伝統的な日本食(The Japan Diet)”を再認識する必要がある。
*「日本食」摂取を目指す6週間の栄養教育介入が体格、糖・脂質代謝指標に及ぼす影響:A pilot study. J Atheroscler Thromb 2017;24: 393-401.