2017年7月24日



金沢工業大学



金沢工業大学経営情報学科・松林研究室はヴィスト株式会社との共創で

障害者就労支援を目的とした新商品「Haku Origami (箔折紙) 」を開発。

今月より県内の主な土産物店で販売を開始。



金沢工業大学・経営情報学科・松林研究室(松林賢司 教授)とヴィスト株式会社1)(金沢市 代表取締役 奥山純一氏)は、昨年より着手した就労継続支援A型事業向けの新商品開発の共同研究の成果として「Haku Origami」(金沢金箔の箔打紙を用いた折紙細工を加賀五彩に彩色、樹脂加工したアクセサリー)の商品化に成功し、今月より石川県内の主な土産物店2)で販売を開始しました。



本共同研究では松林研究室が専門とするマーケティング・テクノロジー(事業開発における科学的な市場調査・分析、商品企画、販売戦略に基づくフレームワーク)により、ターゲット顧客を石川県の観光客とし、「石川県を感じられるオンリーワン商品」の開発を目指しました。

 ヴィスト株式会社の強みである障害者の就労訓練に最適な作業の一つである折紙細工と、伝統産業であり石川県を代表する金箔の製作工程から副生する箔打紙(はくうちがみ)を組み合わせ、更によりオリジナリティを発揮する為に加賀五彩(加賀友禅に使用される臙脂・藍・黄土・草・古代紫の5色)に彩色した折鶴を製作しました。箔打紙は表面にプラスチックジェル加工を施すとガラスのように半透明化し美しい輝きを放ち、「Haku Origami」は試行錯誤を経て関係者の予想を上回る上質でかつ美しい商品となりました。





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「Haku Origami」イヤリング



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「Haku Origami」オブジェ



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「Haku Origami」キーホルダー



本研究成果は、ヴィスト株式会社の支援自治体である石川県の谷本知事にも報告し、高い評価を得ました。



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石川県・谷本知事と「箔折紙」の開発関係者





先月両者で実施した「Haku Origami」のテストマーケティングの結果は良好で既に東京の有名雑貨店との商談も始まっています。今後、「Haku Origami」の販売が順調に拡大し石川県をPRするための役割の一端を担うことができれば、障害者の方々の一層の励みになり、就労意欲を高められることに加えて新たな就労機会の創出が期待されています。



注1)ヴィスト株式会社:

社会福祉ベンチャー企業。"「働きたい」は叶う"を合言葉に就労移行支援事業(一般就労を目指す障害者就労のための準備訓練、就職活動サポート、及び就職後の定着支援)、並びに就労継続支援A型事業(働く意欲のある障害者を雇用した就労支援・自立支援)を北陸7事業所で展開。



注2)「Haku Origami」が購入できる土産物店

[g]ift(金沢市役所横)、六衛門(兼六園下)、旅音(小橋町)、ゆのくに天祥(山代温泉)、辻のや花乃庄(あわづ温泉)、美かざりあさの(ひがし茶屋街)、小松空港売店他



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 金沢工業大学松林研究室がヴィスト(株)と障害者就労支援を目的に「Haku Origami」を共同開発