2017年8月1日



文化庁メディア芸術祭実行委員会



平成30年度[第21回]文化庁メディア芸術祭

8月1日(火)より作品募集をスタートします。





このたび、文化庁メディア芸術祭実行委員会は、「平成30年度[第21回]文化庁メディア芸術祭」の作品募集を2017年8月1日(火)~ 10月5日(木) まで行います。



アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で過去1年間(2016年9月10日~2017年10月5日)の間に完成または、すでに完成してこの期間内に公開された作品を対象に、プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、世界中から広く作品を募集します。昨年度[第20回]は、世界88の国と地域から4,034作品が寄せられました。



応募作品は審査委員会による審査を経て、各部門の大賞、優秀賞、新人賞、審査委員会推薦作品と功労賞を2018年3月に発表いたします。



文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。平成9年度(1997年)の開催以来、高い芸術性や創造性をもつ優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の展示・上映や、シンポジウム等の関連イベントを実施する受賞作品展を開催しています。

文化庁メディア芸術祭は多様化する現代の表現を見据える国際的なフェスティバルへと成長を続けています。





募集期間 <large>2017年8月1日(火)~ 10月5日(木)日本時間18:00必着</large>

インタラクティブアート、映像、ゲーム、ウェブ、アニメーション、マンガといったメディア芸術の広範な表現による多彩な作品をお待ちしております。



文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイト http://festival.j-mediaarts.jp





1. 平成30年度[第21回]文化庁メディア芸術祭 募集概要

文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイトよりご応募ください。

応募申込、作品応募は文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイトで手続き可能です。応募申込として必要情報を入力し、審査用資料のデータをアップロードすれば完了です。また、配布中の募集要項に添付された応募用紙を同封し、郵送で応募することも可能です。

※応募方法等の詳細は、文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイト(http://festival.j-mediaarts.jp)、募集要項でご確認ください。



募集部門 アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門が対象です。

□ アート部門

インタラクティブアート、メディアインスタレーション、映像作品、映像インスタレーション、グラフィックアート(写真を含む)、ネットアート、メディアパフォーマンス等



□ エンターテインメント部門

ゲーム(テレビゲーム、オンラインゲーム等)、映像・音響作品(ミュージックビデオ、自主制作・広告映像等)、空間表現(特殊映像効果・演出、パフォーマンスを含む)、ガジェット(プロダクト、ツールを含む)、ウェブ(ウェブプロモーション、オープンソースプロジェクトを含む)、アプリケーション等



□ アニメーション部門

劇場アニメーション、短編アニメーション、テレビアニメーション、オリジナルビデオアニメーション(OVA)等



□ マンガ部門

単行本で発行されたマンガ、雑誌等に掲載されたマンガ(連載中の作品を含む)、コンピュータや携帯情報端末等で閲覧可能なマンガ、同人誌等の自主制作のマンガ等





応募条件 応募する作品が下記に該当するかを必ず確認の上でご応募ください。

□ 2016年9月10 日(土)から2017年10月5日(木)までの間に完成または、すでに完成してこの期間内に公開された作品。

※更新、リニューアルされた作品で上記期間中に完成、または発表された作品も応募可能です。

※応募する作品数に制限はありませんが、同一の作品を複数の部門に重複して応募することはできません。



□ 応募者は作品の著作権を有することが必要です。 代理の方が応募する場合は、必ず著作権者に承諾を得てください。

※応募申込をもって、応募者および作者の同意を得られたものとします。

※募集要項・文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイトに記載された応募規定を必ずお読みいただき、同意の上でご応募ください。





各賞 受賞発表は2018年3月を予定しています。

高い芸術性と創造性を基準として、部門ごとに大賞、優秀賞、新人賞の他、優れた作品を審査委員会推薦作品として選定します。

また、審査委員会の推薦により、メディア芸術分野に貢献のあった方に対して、功労賞を贈呈します。



メディア芸術祭賞(文部科学大臣賞)

大 賞:賞状、トロフィー、副賞60万円

優秀賞:賞状、トロフィー、副賞30万円

新人賞:賞状、トロフィー、副賞20万円

功労賞:賞状、トロフィー

このほか、優れた作品を審査委員会推薦作品として選定します。



受賞作品は国内外で広く紹介されます。

文化庁メディア芸術祭での受賞は、海外のフェスティバルへの出展や創作活動の支援等、関連事業を通じた新たな活動にもつながります。「文化庁メディア芸術祭地方展」では、受賞作品を中心に優れたメディア芸術作品を国内各地で展示・上映し、「海外メディア芸術祭等参加事業」では、海外のメディア芸術関連のフェスティバル等で受賞作品等を紹介します。

また「メディア芸術クリエイター育成支援事業」では、文化庁メディア芸術祭において受賞もしくは審査委員会推薦作品に選ばれた若手クリエイターを対象とし、新しい作品の企画を募り、制作費の支援や専門家によるアドバイスの提供等、創作活動を支援するとともに、海外の優れたクリエイターを招へいし国際交流を推進します。



平成30年度[第21回]文化庁メディア芸術祭 開催概要

作品募集 2017年8月1日(火)~ 10月5日(木)日本時間 18:00 必着

受賞発表 2018年3月

贈呈式   2018年6月12日(火)

受賞作品展  2018年6月13日(水)~24日(日)

              会場:国立新美術館(東京・六本木)





2. 文化庁メディア芸術祭について

■同時代の表現の諸相をうつす“メディア芸術”

新しいメディアとともに発展する表現 =「メディア芸術」。メディアテクノロジーの発達によって拡張を遂げる作品は、既存の表現領域に留まらない新たな文化を創成するとともに現在のテクノロジーや社会状況に批評的な視点を与え、多様化する価値観に対し想像力の共有をもたらします。「メディア芸術」は、次代に続く文化を醸成する媒体として、同時代の表現の諸相をうつしだします。



■ボーダレスに表現と向き合い、“現在”を見出すフェスティバル

文化庁メディア芸術祭は、情報技術やメディアの上に生まれる多様な表現活動に対し、“現在”を問い続けるフェスティバルです。世界各地から集う多数の作品は、情報技術やメディアの拡大と浸透によって変化する思考やコミュニケーションの様式を反映し、既存の手法や形式に留まらない多様な表現のあり方を提示します。本フェスティバルでは、時代とともに進化する表現に“現在”を見出し、優れたメディア芸術作品を顕彰するとともに、その鑑賞機会である受賞作品展を通じて、多彩な作品を広く紹介します。メディア芸術作品が有するリアリティや創造性には、同時代の芸術や文化をより深く理解するための新たな発見があるでしょう。





3.時代を映し出す新たな表現を募集します

第20回は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において、下記のような多様な作品が受賞しました。



アート部門:

本部門には、テクノロジーとともに新たな価値観を探り、批評的な視点をもつ様々な表現が集います。インタラクティブアート、メディアインスタレーション、映像作品、映像インスタレーション、グラフィックアート(写真を含む)、ネットアート、メディアパフォーマンス等、既存のジャンルを越境する意欲的な作品の応募をお待ちしています。



平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭 アート部門 大賞受賞作品

192個の直流モーターを用いたキネティック・インスタレーション。上下一対のモーターによる糸の綱引きが影響し合うシステムと、ガイガー=ミュラー計数管が感知するランダムな波形によって「複雑かつ突発的な動き」を生成し、世界の多様な「構造と行動の関係」について豊かな示唆をもたらす。

【画像: http://prw.kyodonews.jp/img/201707123635-O5-GVFh4q82

<large>『Interface I』Ralf BAECKER[ドイツ]</large>

メディアインスタレーション



エンターテインメント部門:

本部門には、「面白さ」、「楽しさ」とは何かを問い、遊びや体験をつくりだす多種多様な形式の作品が集います。ゲーム作品や、ミュージックビデオ、自主制作・広告映像、ガジェット、ウェブプロモーション、オープンソースプロジェクト、アプリケーション等、創意あふれる作品の応募をお待ちしています。



平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 大賞受賞作品

特撮映画シリーズ『ゴジラ』の12年ぶりとなる最新作。「現代日本に初めてゴジラが現われた時、日本人はどう立ち向かうのか」をテーマに、その社会状況を忠実に再現し、リアリティを追求した災害シミュレーションをドキュメンタリータッチで描いた本作は、従来の『ゴジラ』シリーズに対して異色のアプローチとなり、特撮や怪獣映画に関心のない層からも注目を浴びた。

【画像: http://prw.kyodonews.jp/img/201707123635-O6-A58Zpklj

<large>『シン・ゴジラ』庵野 秀明/樋口 真嗣[日本]</large>

映像作品



アニメーション部門:

本部門には、豊かな物語性や個性的な表現力をもった、完成度とオリジナリティを極めた作品が集います。劇場アニメーション、短編アニメーション、テレビアニメーション、オリジナルビデオアニメーション等、手描きによる作画からフル3DCG、それらを融合させた技法まで幅広い作品の応募をお待ちしています。



平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 大賞受賞作品

世界の違う2人の隔たりとつながりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描き出した劇場用長編アニメーション作品。作者による緻密なロケーション設定とそれを支える確かな風景描写に、世界観を持った音楽が加わることで、ファンタジックな物語をより強いリアリティとともに表現している。

【画像: http://prw.kyodonews.jp/img/201707123635-O7-5O44gYBM

<large>『君の名は。』 新海 誠[日本]</large>

劇場アニメーション



マンガ部門:

本部門には、ネットや電子媒体による発表形態の多様化に伴い、マンガの可能性を拡張するような作品が多く集まります。単行本で発行されたマンガ、雑誌等に掲載されたマンガ、ネット上で発表されたマンガ、同人誌等の自主制作のマンガ等、世界に届くパワーあふれる作品の応募をお待ちしています。



平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞受賞作品

ジャズに魅せられた少年・宮本大が一流のジャズプレイヤーを目指す「青春ジャズ成長譚」。

楽譜は読めず、スタンダードナンバーも知らない。ただまっすぐ突き進み、雨の日も猛暑の日も広瀬川の川原で毎日サックスを吹き続ける大の演奏に、徐々に人々は惹かれていく。作者の迫力溢れる筆致により紙面上で音が鳴っているように感じられる意欲的作品。

【画像: http://prw.kyodonews.jp/img/201707123635-O8-A00DP7da

<large>『BLUE GIANT』 石塚 真一[日本]</large>





4.平成30年度[第21回]文化庁メディア芸術祭実行委員会(予定)

会長   宮田 亮平(文化庁長官)

運営委員 青木 保(国立新美術館長)

     建畠 晢(多摩美術大学長)

     古川 タク(アニメーション作家)

審査委員 アート部門

     石田 尚志(画家/映像作家/多摩美術大学准教授)

     中ザワ ヒデキ(美術家)

     藤本 由紀夫(アーティスト)

     他

     エンターテインメント部門

     遠藤 雅伸(ゲームクリエイター/東京工芸大学教授)

     工藤 健志(青森県立美術館学芸員)

     佐藤 直樹(アートディレクター/多摩美術大学教授)

     他

     アニメーション部門

     西久保 瑞穂(映像ディレクター)

     森野 和馬(映像作家/CGアーティスト)

     横田 正夫(医学博士/博士(心理学)/日本大学教授)

     他

     マンガ部門

     門倉 紫麻(マンガライター)

     古永 真一(文学者/首都大学東京准教授)

     松田 洋子(マンガ家)

     みなもと 太郎(マンガ家/マンガ研究家)

     他



※最新情報は、文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイトに掲載いたします。



文化庁メディア芸術祭総合ウェブサイト http://j-mediaarts.jp

文化庁メディア芸術祭[受賞作品展・コンテスト]ウェブサイト http://festival.j-mediaarts.jp

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主催 文化庁メディア芸術祭実行委員会



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 [第21回]文化庁メディア芸術祭 8月1日(火)より作品募集をスタートします。