・エレクトロポレーション法(EP 法)を用いた mRNA 導入技術により、細胞にダメージを与えることなく、効率的に CAR を発現させることに成功しました。さらに、CAR の遺伝子の組み合わせを変えることで、 mRNA CAR の特長である一過性の発現時間を変えられるため、作用時間などをコントロールできることが示唆されました。
・固形がんを対象としたマウスモデルで、上記 CAR の mRNA を導入したリンパ球が VEGFR2 という分子を認識し、腫瘍血管を傷害することで、がん組織が酸素や栄養を補給することができなくなり、縮小することが確認できました。