2016年6月17日



株式会社 電 通



電通、デンマークの有力デジタルエージェンシー

「マグネティックス社」の株式100%取得で合意



 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、デンマークの有力デジタルエージェンシーである「Magnetix A/S」(本社:コペンハーゲン市、創業者兼CEO:Martin Bochineck、以下「マグネティックス社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。

 なお、本買収の実現のためには、デンマーク規制当局の承認が必要になります。



 本件買収の目的は、当社グループの9つのグローバルネットワーク・ブランド※の一つでデジタルエージェンシーであるIsobar(アイソバー)のデジタルおよびCRM領域におけるケイパビリティーを強化・拡充することにあります。買収完了後、Isobarは北欧市場(デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー)においてNo.1のデジタルエージェンシーとなります。



 2000年に設立されたマグネティックス社は、テクノロジーに対するインサイトとその合理的な活用方法に強みを持っており、データ活用、CRMプログラムやEコマース・プラットフォームの構築など、テクノロジーを活用した各種ソリューションを顧客企業に提供しています。そのサービスは戦略立案からソリューションの導入・管理まで、プロセス全般にわたっています。



 同社はデンマークの大手ブランドからグローバルブランドに至るまで、多様な業種の優良企業を顧客として抱えています。2014年と2015年には最も顧客企業のブランド力を高めることに成功したデンマークのデジタルエージェンシーの第1位に選ばれるなど、同社が提供するデジタルおよびダイレクトマーケティング領域のソリューションには高い定評があります。



 株式取得後、当社はマグネティックス社をIsobar(アイソバー)のネットワークに組み込みます。ブランド呼称をMagnetix-Linked by Isobar(マグネティックス・リンクト・バイ・アイソバー)とし、グループ会社との連携によりシナジーを生み出していくことで、北欧市場における成長戦略を加速させていきます。



 当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が行っている世界の広告費成長率予測(2016年3月)によると、デンマークの2015年のデジタル広告費は、前年比で11.0%増でした。2016年と2017年もそれぞれ10.5%増、9.0%増と堅調な成長が続くと予測しています。



 なお、本件が当社の2016年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。



※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、9つのグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。9つのブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Branded Agencies)、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。



【マグネティックス社の概要】

 社  名  : Magnetix A/S

 本社所在地 : デンマーク・コペンハーゲン市

 設  立  : 2000年7月

 株主構成  : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%

 収益(Revenue):1億1,697万デンマーククローネ(約18.7億円)(2015年12月期)

 代 表 者     : Martin Bochineck(創業者兼CEO)

             Christina Rind Helsbro (COO)

 従業員数  : 130名

 事業内容  : デジタルマーケティング全般のサービスを提供



以 上



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 電通、デンマークの有力デジタルエージェンシー「マグネティックス社」の株式100%取得で合意