また、今回の訪問では、バーミンガム大学のシェイクスピア研究所を擁するSchool of English, Drama and American &Canadian Studiesと、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、文学学術院との間で研究連携にかかる協定を締結。シェイクスピア研究所は、シェイクスピア生誕の地であるStratford-upon-Avonに位置し、6万点の関連蔵書を有するなど、シェイクスピアの研究拠点として世界的に名高い。一方、早稲田大学演劇博物館は、日本で最初にシェイクスピアの全作品を翻訳した坪内逍遙によって設立され、25万5千冊の演劇・映像関連蔵書を有する。また文学学術院は、シェイクスピア研究者や博士課程学生の人的リソースを擁する。2016年はシェイクスピアの没後400年にあたることから、これを機にシェイクスピアに関する多様な研究を加速する狙いであり、随時具体策を発表する予定。
3. バーミンガム大学(University of Birmingham)は、1900年にイングランド初の市民大学として設立され、英国第2の都市バーミンガムに位置する。これまでに8人のノーベル賞受賞者を輩出している。英国24の大学の連合体であるラッセル・グループの設立当初からのメンバーでもあり、世界トップ大学の100位以内にランクされる。世界に開かれた大学であり150か国から5,000名の留学生が学ぶ。