Black Duck Hubはそのコンテナのオープンソースのソフトウェアを完全に管理し、全ての既知のオープンソースの脆弱性を特定することで、開発オペレーションチームが行うコンテナ上のコンテンツの可視性を改善しています。これによりBlack Duckのセキュリティ基準に適合したコンテナのみが適用されることとなります。
Black Duckのバイス・プレジデントである、Mike Pittengerは、Black Duck Hubの「コンテナ・スキャニング機能は画期的なテクノロジーを企業が採用する際の大きな障壁を除去する発明です。企業の開発オペレーショングループでは、コンテナがもたらす費用削減効果や即応性を活用しようと強く望んでいますが、セキュリティに関する懸念からその採用には警戒心を抱いているのです。」と述べています。
Black Duckとオープンソースの大手であるRed Hat, Inc.(以下Red Hat)が 2015年10月、コンテナ化したアプリケーションの配布のためのよりセキュリティを改善したモデルの開発のため、提携することを発表しました。その場において両社はセキュリティに関する懸念がコンテナ・テクノロジーの採用への大きな障壁となっていることを指摘し、現状のコンテナ採用を加速させるため、協同でその取組んでいくことに同意しています。
「これは、Red Hat と共同発表した目標の達成のための第一歩です。」とPittengerは述べています。
「コンテナの可能性は非常に大きいですが、コンテナ・セキュリティ、つまりコンテナの内容の理解ならびに脆弱性を検知及び処置する機能が問題として把握されて初めて企業がそれを本当に理解できたことになると当社は考えております。」とRed Hat のグローバル・テクノロジー・エコシステム担当シニア・ディレクタのMike Werner氏は述べています。「現在行っているBlack Duckとの連携事業が、この課題に取り組むお客様をご支援することを狙いとしています。」