TPAM 2016プレスリリース vol.2 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 注目のプログラム紹介
今回20回目を迎えるTPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、2011年より横浜市が推進する「創造界隈」の拠点となる文化施設を中心に、多様な演目の公演や、舞台芸術に関する国際会議を多数開催しております。世界中からアーティスト、フェスティバルディレクター、劇場プロデューサー、ファシリテーター、カンパニーの制作担当者、プレゼンター、その他舞台芸術を創造するプロフェッショナルが集まり、情報交換、議論、交流を行います。
タイ北東部ルーイ県の伝統的な祭事、ピーターコーン・フェスティバルからインスピレーションを得た作品。ピーターコーンでは、地元住民がさまざまな精霊をまつるために色彩ゆたかな仮面や衣装、小道具で仮装し、通りを練り歩いて陽気に祝い、精霊と人間が自由に交流し、2つの世界が混在となってダンスが生まれる。『Dancing with Death』では、これまでクランチェンがタイ古典舞踊をもとに作り上げてきたコンテンポラリーダンスの技法と、ピーターコーンの即興的、有機的、直観的な性質とが融合して、新たな舞踊言語が生み出されている。これにより、ダンサーたちはさまざまに異なるポーズ、身振り、姿勢を常に更新しながら即興で踊り続ける。それゆえこの作品の振付は創造性が永遠に循環し、あたかも「死後の生」のイメージを想起させるものとなっている。