2015年7月15日



テメノス・ジャパン株式会社



集中管理と拡張可能な銀行システムを活用し、

    日本・アジアに拡大する富裕層顧客をサポート



[香港2015年7月1日]



金融業界向け基幹系ソフトウェアのマーケットリーダーであるテメノス(スイス証券取引所:TEMN)は1日、香港にて新設された金融機関、日本ウェルス香港銀行(Nippon Wealth Limited以下NWB)において、テメノスコアバンキングシステムT24が稼働したことを発表しました。T24の導入は、資産運用サービスへの高まる需要の取り込みを実現し、日本およびアジアにおけるNWBの事業展開計画をサポートすることとなります。



T24は集中管理システムでエンドツーエンドの処理を行い高度に拡張できるバンキングシステムとして、預金、債券、投資信託、保険、ローンなどの取引の合理化、最適化を行い、NWBが顧客に一貫した銀行サービスをシームレスに提供できるようにします。また、T24は銀行全体の総勘定元帳の役割も果たし、当局や業界団体に対するコンプライアンスや報告義務を容易にします。



香港のNWB本社にT24が稼動してから数週間、銀行業務は円滑に行われ、作業効率も良好で、100万香港ドル(約1550万円)以上の投資が期待されている対象顧客の信頼も獲得しています。NWBは今後5年以内に顧客を3万人まで拡大する予定であり、テメノスのコアバンキングシステムがその顧客サービスを強化し、継続的にNWBをサポートして競争力を高めていきます。



NWBの上原隆太郎  最高技術責任者(CTO)は、「T24導入後、香港本社の業務は順調に稼動しています。最良のインフラが整ってお客様に質の高い銀行サービスを提供でき、市場において順調に成長できると確信しております。テメノス社のような業界有数の企業と連携でき、短期間で結果を出せたことをうれしく思います。T24と共にこの重要な市場でさらなる拡大を図り、力強く成長できると期待しています。」と述べました。



テメノスのマーティン・フリック アジアパシフィックリージョナルディレクターは、「香港でのNWBの重要な節目にお役に立てて嬉しく思います。当社のコアバンキングシステムT24の導入を通じて、NWBの事業目標の実現に協力できたことを誇りに思います。ウェルスマネジメント業界はすばらしい可能性を秘めており、当社のシステムによりNWBは市場において重要な位置を占めることができるでしょう。革新的で質の高いシステムやサービス提供に継続的に投資し、お客様が当地域で目標に向けて前に進めるよう尽力致します。」と語りました。



以上



テメノスについて

テメノス・グループ(スイス証券取引所:TEMN)はジュネーブを拠点とする銀行システムのマーケットリーダー。銀行などの金融機関と連携してその事業を変革し、変化の激しい市場で一歩先を歩んでいます。世界の銀行トップ50行の内の38行を含む2,000社以上が、テメノス製品を利用し、5億人以上の銀行顧客、5兆米ドル(約609兆円)以上の取引を毎日処理しています。2008~2012年、テメノス社の顧客は同業者より収益性が高かったことが証明されており、従来システムを使用する銀行の平均を、総資産利益率(ROA)で32%、株主資本利益率(ROE)で42%上回り、売上高原価率は8.1%下回っていました。

詳細は、www.temenos.com を参照ください。



Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank  (NWB)について

NWB社は香港を拠点とし、リストリクティッド・ライセンス・バンクの免許を取得した銀行で、個人投資家向け資産運用サービスの提供を専門に行っている金融機関です。NWBは、OJBC Co. Ltd.の100%出資子会社であり、新生銀行が共同出資しています。新生銀行は、中核的自己資本(Tier-1 capital)に基づく世界の銀行ランキングにおいて、日本国内12位にランキングされています(注 1)。顧客にさらに包括的な資産管理サービスを提供するため、NWBは今後香港証券当局から証券免許(Type 1並びにType 4)の取得を計画しています。

詳細は、www.nipponwealth.comを参照ください。





(注1)2014年7月発行の『The Banker』誌より。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 日本ウェルス香港銀行 資産運用システムにテメノスT24を導入