マネー相談を受けていて思うこと
「お金が貯まらない…」
という人に、特に気を付けて欲しい3つのことがあります。
1. 魅力的なセミナーやパンフレットを信じてしまう
・ 不動産投資セミナー
・ 年〇パーセントで運用してくれる(らしい)商品のパンフレット
・ 限られた人にしか紹介されない金融商品
など、あなたの周りには一見よさそうに思える商品やサービスがたくさんあります。
怪しげなキャッチコピー
実際に私が見た金融商品の広告では、大げさに書かれているキャッチコピーがあり、「これって駄目なんじゃないの?」と心配になりました。
その広告はしっかりと見ないと「金融商品」とはわからないものでした。
お金を増やしにくい時代です…
お金を預けていても金利は低く、利息が付く楽しみは考えにくい世の中です。
この状況で「固定の利息を受け取れます」というものには、心を奪われないように気を付けてほしいと思います。
2. 後払いで買おうとする習慣
固定的な収入がある人は、クレジットカードでの決済やリボ払いなどを使って「後から払えるからいいや」と思って物を買う傾向があります。
これらのような便利なサービスを使うことは構いませんが、まず貯金を優先して、後払いにする買い方はやめた方がいいと思います。
もしそれでも使いたいのであれば、デビットカードがおすすめです。リボ払いはおすすめしません。
デビットカード
口座に残高がなければ決済ができないので、毎月支出の引き締めに役立ちます。
デビットカードの利用状況は日本銀行の公表レポートによると2016年度のデビットカード全体の決済件数が前年度比38パーセント増の約1億756万件、決済総額は15パーセント増の約8,921億円となっています。
≪出所:日本銀行「決済システムレポート 別冊最近のデビットカードの動向について 図表11」≫
3. 娯楽費や納税などの支出予定を忘れる
友達や家族での旅行など、まとまった休みがあると娯楽費やレジャー費に費やしてしまいがちです。
特に大型連休明けは、資金の余裕がなくなり、次の支払いをクレジット払いにしてしまうことがあります。
クレジットがダメと言っているわけではありませんが、大きな出費があることをきちんと考えて、クレジットなどに頼らずにやりくりすることが大切です。
年度スタートには
・ 固定資産税
・ 自動車税
・ 子どもの学校教材費、学校会費
など、出費が多くなります。どうしても支払いが集中してしまう時期というのがあります。
「この時期にいくら払うものがある」
というのを忘れずに、年間を通して計画的に準備しましょう。(執筆者:堀口 雅子)
情報提供元: マネーの達人