今年は春がなかなかやって来ず、4月ギリギリまで暖房を使っていた人も多いのではないでしょうか。
私も3月末にやっとコタツを片付けて、「これで電気代が減らせる」とホッとしました。
しかし2017年5月から、また大手電力会社の電気代が上がる見通しだそうです。
そうなると心配なのが、夏の電気代。
エアコンを使うことで電気代が高くなるのは仕方ないとしても、できるだけ金額を押さえたいですよね。
今回は、今から準備できる夏の電気代の節約方法を、3つお教えします。
1. エアコンのフィルター掃除、するなら今!
夏、急に暑くなってエアコンをつけると、むわっとかび臭い。「フィルター掃除しとけばよかった…」と思いながらも、暑さに負けてそのままガマン。
フィルターに汚れが詰まったままエアコンを使うと、電気代がかかるばかりか、最悪アレルギーの原因にもなります。そうなる前に、今のうちにフィルター掃除をしておきましょう。
フィルター掃除の基本的な流れをご紹介します。
説明書を参考にフィルターを外す
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フィルターのオモテ側(外に面している方)から掃除機でホコリを吸う
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フィルターのウラ側からシャワーをかけて水洗いする
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日陰でしっかりと乾かす
初めてフィルター掃除するときは、外し方などを取扱説明書で確認してくださいね。
また、フィルターをしっかり乾かさないまま戻してしまうと、カビの原因になります。梅雨が始まる前に掃除しておくと安心ですよ。
掃除してもエアコンの効きが悪いようなら、一度プロのお掃除業者に頼むといいでしょう。
その場合も、梅雨明けからは混んで予約が取りにくくなるので、早めに手配するのがベターです。
2. 扇風機の買い替えは、DCモーターがおすすめ
扇風機の買い替えや買い足しを考えているなら、ぜひDCモーターの扇風機を検討してみてください。
DCモーターの扇風機の特徴は、
・ 通常の扇風機より電気代が安い
・ 細かい風力設定ができ、柔らかい風が出せる
・ 音が静かで、長時間使っていても気にならない
などです。実は私も、去年からDCモーターの扇風機に変えました。
夜は扇風機をかけっぱなしで寝ましたが、まったく音が気にならず、そよ風を浴びているような快適さでした。
日中はエアコンの温度を高めにし、扇風機と併用することで電気代の節約にもなります。
ただし1台が数千円~1万円以上するので、お子さんがいて1シーズンで壊れてしまう可能性があるなら、今は安い扇風機を買ったほうがいいでしょう。
DCモーター扇風機ってこんな感じ
3. 冷蔵庫の放熱スペースを確保する
夏になると、どうも冷蔵庫の冷えが悪いなあ、と感じることはありませんか?
冷蔵庫は機種にもよりますが、外気温が35度を超えると冷えにくくなります。しかしエアコンの効いた室内であれば、そんなに暑くなることはないはず。
もしかしたら、冷蔵庫内の熱がうまく放熱できずに、中にたまっているのかもしれません。
そうするといくら温度設定を変えても、冷えないまま電気代ばかりかかってしまいます。
よくやってしまいがちなのは、次の2つです。
・ 冷蔵庫を壁に密着させたり、上に電子レンジなどを置いている
・ 冷蔵庫の横の面に、チラシやマグネットを貼っている
どちらも、冷蔵庫の表面をふさいでいるので放熱しづらくなります。
壁から何センチ離すべきかなどは、説明書を読むと詳しく書いていますので、一度チェックしてみてください。
早めの対策で、余分な電気代を払わずに夏を乗り切ろう
節約しても節約しても、年々上がる電気代。夏はどうしてもエアコンをつけてしまいますし、冷蔵庫の開け閉めの回数も多くなります。
魔法のように電気代をなくすことは不可能ですが、今回ご紹介した方法で、ムダづかいを減らすことはできます。
何かをガマンするのではなく、少しの準備や工夫で、かしこく夏を乗り切りましょうね。(執筆者:ヒトミ ・ クバーナ)
情報提供元: マネーの達人