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日清オイリオグループ株式会社の「生活科学研究課」は、2025年の生活者の食生活に関する消費マインド予測を発表しました。この予測は、社会環境や生活者の価値観の変化を背景に、食生活の未来を探るものです。公式サイトで詳細が公開されています。
2024年を振り返ると、賃上げ機運の高まりと物価上昇が同時に進行し、生活者の節約志向が強まりました。企業によるカスタマイズサービスの拡大や地域の魅力発信、地球環境に配慮した取り組みが進む中、生活者は「価値観に合った選択を享受し、食生活を充実させる」方向に進みました。
2025年の予測では、エンゲル係数が高水準となる中で、生活者は食材・食品の選択において楽しみや栄養を考慮し、自分らしい食生活を追求するとされています。
キーワードとして「潜在的好奇心」「生活習慣との掛け算」「選択と工夫」の3つが挙げられています。
「潜在的好奇心」は、体験や知識が刺激となり、食を楽しむことを指します。生活者は、アレンジレシピや体験型イベントを通じて食の楽しみを増やし、コミュニケーションやレクリエーションの場として食事を捉えています。SNSからの情報収集も増加しており、自分流のカスタマイズで食を楽しむ傾向が強まっています。
「生活習慣との掛け算」は、普段の食事と生活習慣を掛け合わせ、好きなことができるカラダ作りを目指すことを意味します。生活者の多くは、栄養バランスを整えつつ、おいしさを大切にしており、健康全般への意識も向上しています。特に70代では、定期的な運動が増加傾向にあります。
「選択と工夫」は、気候変動による食材供給の懸念や価格変動を受け入れ、食材・食品の調達・調理方法を工夫しながら、食スタイルを維持することを指します。生活者は、環境に配慮した取り組みを柔軟に受け入れ、食生活を工夫し続けることが求められています。
これらの予測は、生活者が自分らしい食生活を追求するための指針となるでしょう。
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