【このテンプレの鼻にして】28歳会社員男性はなぜ韓国で美容整形手術を受けたのか 日本とは異なる必要な資金・メンタルとは

韓国で美容整形手術を受けるにあたって、資金面以外にも注意すべきポイントがたくさんあります。

この記事では、実際に韓国で美容整形手術(輪郭手術)を受けた方の体験談を交えながらQ&A方式で解説していきます。

今回インタビューをさせていただいたのは、都内在住の28歳会社員の男性です。

この記事の執筆者 高田彩香:大学卒業後、司法書士法人へ入社。その後、資産運用特化の独立系FP事務所へ転職し、2022年株式会社メヴィリエを設立。学生時代から株式投資を行ってきたという自身の経験と知識を活かし、「女性の夢を叶えるFP」として企業と提携し、医療ローンの相談から女性起業支援まで幅広く、一人一人のライフプランに合った資産形成のコンサルティングを行っている。【保有資格】CFP・証券外務員一種・メンタル心理カウンセラー

28歳会社員男性は、なぜ韓国で美容整形手術を受けたのか?【インタビュー】

Q:そもそもなぜ、美容整形手術を受けようと思いましたか?

A:もともと自身の顔にコンプレックスがあり、自分がかっこいいと思う顔で過ごせたら毎日がより楽しくなるだろうと思いました。
「輪郭の手術はリスクが高い」というのは聞いていたので、自分なりにしっかりと調べました。

リスクはあれど、美容整形から得られるリターンの方が大きいと感じて手術を決意しました。もちろん、手術を受ける前に自分でできる美容(ダイエットなど)はしっかりと実践した上で、変えられない部分を手術で変えようという考えで、今も行動しています。

Q:日本ではなく、なぜ韓国で美容整形手術を受けたのでしょうか?

A:日本よりも低価格であることと、症例の多さが決め手です。韓国の先生は手術に慣れているので日本よりもリスクをとった施術をしてくれます。そのため、自分の理想に限りなく近づくことができると思いました。

顔の輪郭3点で手術代110万円ほど、今後は鼻の形成100万円も検討

Q:フルパッケージ(手術・渡航・滞在・アフターケア)でいくらかかりましたか?

A:輪郭3点と言われている施術を受けて、手術費用が日本円で110万円ほどでした。その他、飛行機代が往復で5万円、ホテル代8万円(1週間滞在)、食費など合わせて総額で130万円ほどに収まりました。今後、鼻の形成手術も受けようと思っていますが、フルパッケージで100万円ほどと見積もっています。

Q:どうやって美容整形費用を貯めましたか?

A:私は会社の寮に住んでいて、家賃がとても安いのでその分をこつこつと貯めてきました。
また、副業で月3万円ほど収入があったので、それも美容整形費用に充てていました。元々そんなに散財する方ではないので、1年も経たない内に資金準備はできていました。

韓国の美容外科医にはそれぞれ「得意な鼻のテンプレ」がある

Q.実際に韓国で施術を受けてみてどうでしたか?(病院選びなど注意点、手続きの流れなど)

A:まず、病院選びで気を付けるポイントは、現地の韓国の方が来院しているかどうかを確認することです。
良いクリニックは現地の方にも人気なので、カウンセリングで訪れた時に待合室に現地の方がちゃんといるか確認していました。基本、日本人をターゲットとしたクリニックは怪しい…。と思っています(笑)
また、カウンセリングも現地で直接受けることをおススメします。現地だと院長が対応してくれますが、オンラインだとスタッフが対応していることが多いです。

他には、韓国のクリニックは日本と違って、「この先生はこのテンプレートが得意!」というような形式なので、一人一人にあったカスタマイズをしてくれるというよりは、自分で「このテンプレートの鼻の形にしてほしい!」という目線でクリニックを探したほうが良いです。
韓国の先生は「何でもできる!」と言ってくる方も珍しくないので、自分の意見を強く伝える必要があります。フォトショなどで理想の顔を作成して見せるのがおススメです。

また、金額も交渉次第で値切ることができるので、どんどん交渉していった方が良いと個人的には思います。

韓国の美容整形外科クリニックにはそれぞれ得意なテンプレートがあり、ネーミングがなされていることも(画像提供元:プレミア美容整形外科医院)

日本人客に人気の韓国美容整形トレンドは「二重まぶた・鼻・輪郭形成」

日本の美容整形よりも価格がリーズナブルな韓国美容整形。技術の高さと自然な仕上がりもあって、多くの若い女性に支持されており、韓国美容施術を受けるための「日帰り韓国美容ツアー」も若い女性を中心に人気を集めています。

日本人客に人気のある施術は以下の3つです。

二重まぶた手術/鼻の形成手術/輪郭形成手術

二重まぶた手術【約5万~10万円】

  • 埋没法:約50万~100万ウォン(約5万~10万円)

  • 切開法:約100万~200万ウォン(約10万~20万円)

二重まぶた手術は比較的短時間で終わり、回復も早い施術といわれています。

鼻の形成手術【約40万~80万円】

  • 約400万~800万ウォン(約40万~80万円)

使用する材料や施術範囲によって価格が変動します。自分の軟骨やシリコンを使用する場合が多く、特に高度な手術ほど高額になります。

輪郭形成手術【約100万~200万円】

  • 顔の輪郭を整える手術(例:Vライン形成やエラ削り手術):約1,000万~2,000万ウォン(約100万~200万円)

これらは、骨を削るなどの大規模な手術であるため、費用が高く、術後の入院が必要なこともあります。1~2日の入院が必要になる場合、1泊あたりの入院費用は約20万~30万ウォン(約2万~3万円)です。
多くの場合、入院は不要ですがアフターケアが必要になってきます。アフターケアは、数回の診察が含まれており、追加で数万ウォン(数千円~数万円)がかかることがあります。

※施術の方法・為替・クリニックによって価格は変動します。

韓国で美容整形を受ける際はアフターケアの日数や費用も念頭に置く

【費用シミュレーション】総額費用は日本と大差なし

実際に韓国で美容整形手術を受ける場合のフルパッケージ費用をまとめると、以下の通りです。

  • 手術費用(例:鼻の形成手術):40万~80万円

  • 航空券費用:3万~10万円

  • 宿泊費(7泊):3万5千円~7万円
    ※通常、手術後は1週間程度の滞在が推奨されます。

  • 食費・生活費:1万~2万円

  • 通訳サービス費用:1万~4万円(利用する場合)
    ※多くのクリニックでは日本語対応のスタッフがいますが、手術の説明や細かなサポートが必要な場合は、通訳サービスを利用することもあります。

  • アフターケア費用:無料~数万円

総額:約50万~100万円(手術の内容や滞在の長さにより異なる)


韓国で人気の美容整形を受けるためのトータル費用は、日本で受けるのと大差はありません。

しかし、インタビューの男性が語っていたように、韓国は美容大国であり、優れた技術とノウハウを持っています。スタンスや方法が自分に合うと考える場合や、希望のテンプレートを得意とするクリニックが韓国にある場合などは、上記予算を目安にして検討してみるのも良いでしょう。

ただし言葉の壁や文化の違いなどで戸惑う場面もあるかもしれませんので、事前にしっかりとリサーチをして、起こりうるトラブルと対処法について情報収集してから渡韓すべきでしょう。

渡航費用も含めると日本と大差ないが、文化やスタンスの違いを理解して情報収集を

美容整形で家計を破綻させないために

美容整形は外見に自信を持つための手段として人気ですが、数十万円から百万円以上の出費は一度に支払うことで家計を圧迫し、生活費や貯金など将来的な資産形成に大きな影響を及ぼす可能性があります。

加えて、手術後のアフターケアや追加の手術による出費もしっかりと考慮しなければなりません。

家計とのバランスを取るためには、まず資金の優先順位を考えることが重要です。美容整形は必需品ではないため、生活費や将来的な結婚費用、教育費、住宅費などの人生においての必要経費を優先的に確保し、無理のない範囲で資金を計画することが重要です。

ローンや分割払いを利用することも選択肢の一つですが、利息を考慮し、無理のない返済計画を立てることが必要です。人生全体のキャッシュフローを考慮した計画を立てることで、美容整形手術後も安心して経済的に安定した生活を続けることができます。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【このテンプレの鼻にして】28歳会社員男性はなぜ韓国で美容整形手術を受けたのか 日本とは異なる必要な資金・メンタルとは