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今や我々の生活に欠かせないスマホですが、日常に密着し過ぎている故に、
うっかり落下させて画面にひびが入る
トイレやお風呂で水没
などの事故も多いです。
筆者も用を足そうとして、スマホを水没させたことがあります。
幸い壊れることはありませんでしたが、壊れたら修理費用も高額になります。
壊れた際には、クレジットカードに付帯する保険で自己負担を減らすこともできますよ。
≪画像元:スマホ修理本舗≫
スマホを修理すると高額です。
結構高額になりますね。
壊れたり盗まれたりしたスマホ、全額自己負担ではもったいないです。
財布の中に入っているクレカで、スマホを補償してもらえる可能性があるのですから。
≪画像元:イオンフィナンシャルサービス≫
スマホをこれから購入予定であれば、イオンカードの「ショッピングセーフティ保険」です。
カード払いで購入した商品を補償する「ショッピング保険」が付帯のクレカは少なくありませんが、その多くがスマホを補償対象としていません。
年会費無料のイオンカードはスマホも補償対象としているのです。
・イオンカード・提携カード:年間50万円まで
・イオンゴールドカード:年間300万円まで
カードによって補償限度額が異なりますが、1品5,000円以上の商品が対象です。
他のショッピング保険の補償期間が購入日から90日間なのに対し、イオンカードは購入日から180日間と長い期間補償してくれます。
自己負担額もありません。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
購入から36か月以内のスマホに補償を付けたいなら、毎月の利用料金の支払いをアメリカン・エキスプレス(アメックス)にするといいでしょう。
直近3か月連続で通信料をアメックスで決済していると、「スマートフォン・プロテクション」の対象となるからです。
本会員だけでなく家族会員のスマホも対象となります。
破損(スクリーン画面割れ損害を含む)、火災、水濡れ、盗難が対象で、バッテリーなどの経年劣化は補償されません。
カードの種類によって、補償限度額が以下のように異なります(自己負担額は5,000円)。
・アメックス・グリーン:年間3万円まで
・アメックス・ゴールド・プリファード:年間5万円まで
・アメックス・プラチナ:年間15万円まで
・ANAアメックス・ゴールド:年間3万円まで
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードケータイ補償は、利用中の携帯電話が偶然の事故により、紛失・盗難または修理不能となった際に適用されます。
各種dカードを契約中の本会員・家族会員が対象で、dカードの付帯サービスを利用する際の携帯電話番号として届け出た「利用携帯電話番号」の携帯電話端末が対象です。
ドコモと契約していなくても対象となります。
dカードは購入から1年以内の端末に対し、dカードGOLDは購入から3年以内の端末に対して補償されます。
新端末の購入金額または頭金および事務手数料を、dカード利用代金から減額することによる補償です。
≪画像元:NTTドコモ≫
そんなdカードケータイ補償ですが、2026年1月上旬にリニューアルされます。
年間補償限度額が
dカードは1万円→3万円
dカードGOLDは10万円→12万円
に引き上げられます。
年間利用回数も、年間補償限度額の範囲で年1回→年2回までに引き上げられます。
これだけだと大幅な改善ですが、自己負担額も無料→1万5,000円(補償額が1万5,000円以下の場合は無料)に引き上げられ、こちらは改悪です。
新登場の「dカードプラチナ」もリニューアルの対象で、2026年1月上旬より自己負担額が設定されます。
≪画像元:三井住友トラストクラブ≫
クレジットカード付帯の保険でスマホを補償してもらうには、いくつかの段取りを踏まなければなりません。
盗難などは少し手続きが異なってきますが、ここでは最も一般的な「画面のひび割れ」を例に、ダイナースクラブカードのショッピング保険を利用した場合を紹介しましょう。
この保険を利用するには、ダイナースで対象のスマホを購入の上で、以下の流れで手続きをする必要があります。
ダイナースのオンライン明細にスマホ購入が掲載されるのを確認
破損個所の写真を撮影
ショッピング保険の会社(ダイナースは東京海上日動)に電話(事故日より30日以内)
保険会社より請求に関する書類が届く
スマホを修理
必要書類を準備
書類を返送
これで、あとは口座への入金を待つばかりです。
高額化が進むスマホですので、修理や買い替えの自己負担を少なくできる補償は活用したいところです。
しかし、不正請求を防ぐため保険会社も見るところは見ています。
注意点を読んで、確実に補償されるようにしましょう。
まずは、補償内容を確認してください。
補償の有無はもちろんのこと、カードや保険の種類によって補償内容も異なるからです。
例えばアメックスは、盗難だけでなく破損や水濡れも対象ですが紛失は対象外で、修理などにかかった金額を後日入金する形をとっています。
一方のdカードは、盗難・紛失、修理不能の際も補償してくれますが修理可能な破損などは対象外、dカードで新たに購入した端末代金を、請求時に減算する形をとっています。
ショッピング保険でスマホを補償してもらう場合、購入の証明が必要です。
店舗での購入ならレシートでも大丈夫でしょうが、レシートを捨てている可能性もあります。
カードのオンライン明細にそれが反映されるのを待ってから手続きしましょう。
スマホが必需品なのはわかりますが、焦って修理をしないでください。
修理をしてしまうと、どこが破損していたか分からなくなるからです。
修理に出す前に、まずは壊れたスマホの写真撮影をしましょう。
カメラ小僧のようにバンバン撮影しても、撮影しすぎということはありません。
≪画像元:ソフトバンク≫
スマホを盗まれた場合は、携帯電話会社に連絡をして回線を利用停止にしてもらいましょう。
電子マネーや決済アプリ、アプリに登録してあるクレジットカード会社にも連絡するといいでしょう。
その上で、警察署への届け出を忘れないでください。
警察へ届け出ることでもらえる「盗難届出証明書」が、保険金請求の際に必要となるからです。
いざスマホが壊れてしまうと、修理費用は高額となります。
筆者はスマホにブックタイプのカバーを付けています。
この手のカバーは「親父臭い」と言われることもありますが、蜘蛛の巣のようにひび割れた画面のスマホよりはましです。
壊れてしまった際の補償も重要ですが、壊れないための対策も重要です。