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「広島電鉄JCBカードS」というクレジットカードが登場しました。
人気のJCBオリジナルシリーズ「JCB CARD S」の、提携カード版であり、広島ローカル版といえます。
本来対象にする利用者は、広島市の足である広島電鉄をよく使う層でしょう。
このカードに、東京在住の筆者が入会しました。
カードの紹介とともに、なぜ「JCB CARD S」でなくこれにしたのかご説明します。
広島電鉄に乗らない人も、広島以外の人も、キャンペーンを狙いで入会してみるのもいいでしょう。
なお筆者は今年、京阪神で役立つS STACIAカードを申し込み、入会キャンペーンも達成したのに、予定していたポイントに替えられずに困ったばかりです。
今回もまた遠隔地のカードですが、ポイントはJCBオリジナルシリーズと同一(Oki-Dokiポイント)なので問題ありません。
画像元:JCB Co., Ltd.
2024年11月1日から広島電鉄JCBカードSが登場しました。
機能はほぼJCBオリジナルシリーズの「JCB CARD S」と同等です。
独自の機能は、公式サイトをくまなく読んでも、正直なところよくわかりません。
広島電鉄の導入している、スマホアプリで乗車できる「MOBIRY DAYS」のチャージ元として使えるのがメリットです。
ただ調べるとMOBIRY DAYSはもともとクレジットカードからチャージ(オートチャージも)ができるため、広島電鉄JCBカードSが唯一無二の地位にあるわけではありません。
チャージ時にポイント対象になるかどうかも、明確に書かれておらずよくわかりません。
公式サイトでは、広島周辺での優待店舗が取り上げられていますが、JCB CARD Sの付帯特典である「クラブオフ」の機能であって、広島電鉄JCBカードS独自のものではありません。
肝心な情報が抜けているのは困りますが、ただ広島在住でない筆者には正直あまり関係のない話です。
画像元:JCB Co., Ltd.
広島在住でなければ、本来JCB CARD Sという全国区のカードでいいです。
こちらも入会キャンペーン実施中です。
筆者はすでにこの家族カードを持っていますが、ぜひ自分のカードも欲しいと思っていました。
「CARD S」独自の性能というよりも、JCBオリジナルシリーズ共通の魅力を感じています。
JCBはキャンペーンが多く、「セブンカード・プラス」等でも参加機会が多いのですが、オリジナルシリーズだとさらに増えます。
筆者の特殊な感覚はともかく、一般的には次のメリットが取り上げられます。
・クラブオフ優待つき
・スマートフォン保険付帯
・Google Payのタッチ決済が始まった
・スターバックスポイント最大20倍など
今ではごく普通ですが、年会費永年無料というのもメリットです。
前身のJCB一般カードは条件付き無料で、そのハードルが高かったのです。
画像元:JCB Co., Ltd.
以前JCBオリジナルシリーズを持っていた筆者ですが、すでに5年以上前のことであり、入会キャンペーンの制限はありません。
そして現在家族カード会員だからといって、新規入会キャンペーンの資格がないという制限もありません。
こちら、ポイ活に挑む人がどこにも書かれていないのに誤解することが多いルールです。
そこまで整理しておいて、なぜJCB CARD Sでなく、広島電鉄JCBカードSにしたのか、比較して明らかにします。
ちなみにJCBの入会キャンペーンですが、「退会して間がないのに申し込むケース」の対応が明確に書かれていない点は気になります。
それでも、筆者がキャンペーンから除外されることはないので、これが広島電鉄JCBカードSにした理由ではありません。
JCB CARD Sと広島電鉄JCBカードSの性能は、把握できている範囲ではほぼ違いがありません。
次に入会キャンペーンを比較してみます。
【JCB CARD S】
JCB CARD Sは入会に伴い、次の3種類のキャンペーンを実施しています。
全部合わせると2万2,000円相当となります。
・一部飲食店で最大10%ポイント還元(2025年1月31日まで)
・Amazon利用で最大1万5,000円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
・スマホ決済で20%還元、最大3,000円キャッシュバック(2025年3月31日まで)
最初の最大10%還元の対象店舗は、「くら寿司」「はま寿司」「スシロー」そしてすかいらーくグループです。
三井住友カード(はま寿司、すかいらーくが優待)と三菱UFJカード(くら寿司、スシローが優待)を持っている筆者は、このキャンペーンにまったく惹かれません。
Amazonは有益ですが、還元が最大額となるための1万5,000円も買うものがありません。
家内が入会した際の入会キャンペーンも、多少は買いましたが、結果非常に持て余しました。
結局、最後のスマホ決済3,000円キャッシュバックと合わせても、大して取り返せません。
【広島電鉄JCBカードS】
広島電鉄JCBカードSの入会キャンペーンは、すでにJCBオリジナルシリーズを持っている人の申込みも対象になります。
この場合「切り替えとなる場合がある」と書かれています。
広島電鉄JCBカードSも、オリジナルシリーズに入るようです。
オリジナルシリーズは2枚持てないので、切り替えになるものと考えておくべきでしょう。
JCB CARD S等既存のポイント、メンバーランク等を引き継ぎますが、前のカードは失効します。
ただ、失効してもよければ、入会キャンペーンを狙ってあえて広島電鉄JCBカードSに申し込む手もあるわけです。
オリジナルシリーズでポイント倍になる「CARD W」「CARD WL」を持っている場合、失効によりポイント倍の権利も失われますから、判断は慎重にしましょう。
いっぽうJCB CARD Sホルダーなら、わりと気軽に乗り換えられるのではないでしょうか。
筆者は、最初にCARD Sに入ってからこの手を狙おうかと一瞬考えましたが、いつまでも切り替えが入会キャンペーン対象になると限ったものではありません。
それよりも、のちにJCB CARD Sへの切り替えチャンスがあるかもしれません。
ひとまずキャンペーン内容に魅力を感じた広島電鉄JCBカードSに、先に入ることにしました。
こちらの入会キャンペーン(2025年4月30日まで)です。
2種類あります。
・MOBIRY DAYSに5,000円のチャージ(または5,000円以上の定期券購入)で2,500円キャッシュバック
・5万円以上のショッピング利用で1万5,000円キャッシュバック
※どちらも入会2か月後の月末までの間に達成すること
MOBIRY DAYSに5,000円のチャージ(または5,000円以上の定期券購入)で2,500円キャッシュバックは、広島電鉄に乗ることのない筆者には無関係です。
ですが、1万5,000円キャッシュバックに魅力を感じました。
5万円使えば満額で、30%還元になりますから、簡単です。
税金を支払ってもいいのです。
前述のJCB CARD Sは2万2,000円ですが、筆者にとっては実質5,000円ぐらいにしかなりません。
ポイントサイト経由でも、広島電鉄JCBカードSに追いつきません。
2万円使うと、5,000円のキャッシュバックです。もちろん高いほうを狙います。
キャッシュバック(カード代金と相殺。キャッシュバックのほうが多い場合、振込み)時期はかなり先です。
・MOBIRY DAYSチャージ…2025年5月
・ショッピング利用…2025年8月
じっくり待つことにします。
カード発行直後の理由が大きいでしょうが、広島電鉄JCBカードSで大きなキャンペーンを実施しているので加入しました。
機能が同等で、キャンペーンに3倍程度の価値を感じたので、筆者としてはこちら一択です。
将来は、JCB CARD Sをはじめとする他のカードに乗り換え、その際にも入会キャンペーンが使えることを期待しています。
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