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クレジットカードの入会キャンペーンにもよく挑んでいる筆者ですが、久々に失敗してしまいました。
入会キャンペーンは満額もらったのです。
期待したポイント交換ができず、カード戦略がすべてひっくりかえってしまいました。
失敗も成功のもと。失敗談を公開いたします。
筆者は今春、「S STACIA(エススタシア)カード」に入会しました。
阪急阪神系の「STACIA」ブランドのラインナップであり、年会費無料、京阪神でお得なカードです。
東京在住の筆者が入会した決定打は、このカードのポイントプログラム「Sポイント」と、Pontaポイントとの相互交換が始まったことでした。
還元率1.0%のカードで、ポイントが汎用性の高いPontaになるなら、普段使いにも最適と考えたものです。
1万2,000円分(うち3,000円は三井住友カードのリボ払いキャンペーン)の入会キャンペーンも満額でクリアしました。
入会キャンペーンで獲得した9,000ポイントのほか、引落しなど積極的な利用で1万1,000程度のSポイントがたまっています。
これをそろそろPontaポイントに交換しようと思ったのですが、なぜか交換できるサイトにたどりつきません。
かなり早い時期からこの点は気になっていたのですが、それでも「交換できない」とはまったく考えていなかったのです。
電話で問い合わせをしたところ、持っているAカードの種類を、カード券面の色で訊かれました。
S STACIAカード(黒)ですと答えたところ、そのカードはPontaポイントに交換できませんとのことでした。S STACIAカード会員は、Pointaに交換できるサイトには最初からたどり着きようがないのです。
ショックですが、改めて調べ直したらPontaポイントの公式サイトにも、この内容は小さく書かれていました。
「ペルソナSTACIAPiTaPaカード、ペルソナSTACIAカード、ペルソナSTACIAアメリカン・エキスプレスカード」限定のサービスとあります。入会時には気づきませんでした。
参照:Ponta Web
1.0%と還元率の高いS STACIAカードから、Pontaポイントへの流出ルートを作らなかったのはカード設計としては理解できます。
そして、同じ名称のポイントプログラムでありながら、クレジットカードによって交換先が異なるという制度設計も、ないわけではありません。
しかしいずれも、筆者の脳裏には浮かびませんでした。
SポイントとPontaポイントの相互交換が始まったという記事を見て、飛びついてしまったのです。
クレジットカードのポイントの最終的な使いみちをよく把握せずに入会したのは失策でした。
特定地域で強いカードを、遠隔地在住で使うのですから、特に入念に行動すべきでした。
S STACIAカードについては、結果として勘違いで入会したことになります。
優秀なカードであるとはいえ、いずれ解約は避けられません。
さっそく、このカードで引き落としていた料金はすべて他に移しました。
ポイントの消化が最大の問題です。
今年2024年の12月までにためたポイントは、2026年3月に失効となります。それほど急いで消化する必要まではありませんが、考えておかなければなりません。
京阪神在住であればまったく気にならないであろう、ポイント消化の方法を考えました。
SポイントをPontaポイントにできると、JALマイルを見据えて大きくためられ非常に便利でした。
S STACIAカードでためたSポイントの場合、Ponta以外のポイント交換ルートは2種類しかありません。
・ ANAマイル(1,000ポイント → 250マイル)
・ はぴeポイント(1,000ポイント → 1,000ポイント)
ANAマイルはレートが低く、もったいない交換です。一般的には、1,000ポイントは500マイルになってほしいところです。
はぴeポイントは関西電力のポイントで、等価で交換できます。こちらからさらに、PontaポイントやVポイント等の各種共通ポイントに等価交換できます。
東京在住の筆者でも関西電力の電気を契約できるので、そうすればはぴeポイントに交換できます。ポイント移行が完了するまでの短期間で構いません。
楽天でんきから半年間利用に基づく3,000ポイントをもうじきもらえますが、その後関西電力乗り換えても構いません。
とはいえ、乗り換えキャンペーンなどやっておらず、お得感がないのが嫌です。こんな方法もあると、頭の隅に置いておきます。
Sポイントは阪急阪神系の店舗で、1ポイント1円で充当できます。
東京にも第一ホテル東京や阪急食品館(大井町)など、使えるお店はあります。
ホテル飲食に使ってしまえば、すぐなくなります。
あまり面白い使い方とはいえませんが、ムダにしないためには重要です。
阪急阪神系のお店で使うにしても、ポイント充当よりもう少し面白く、得になる可能性の高い使い方があります。
たとえば第一ホテル東京なら、ランチバイキングが3,500ポイント、ディナーバイキングが5,000ポイントです。
鉄板焼「一徹」のランチが3,000ポイントというのは特筆すべきものです。
最初から、Pontaポイントでなくこれを目指してもよかったぐらいでしょう。
現在のポイントで、ランチバイキングの家族3人分になりますから、おおむねこの使い方でいいのではないかと考えています。
阪急阪神百貨店のギフトと交換する方法があります。
住んでいる地域を全く問いません。
カタログギフトのようなもので、これしかなければこれでも満足できます。
ただし、端数については直接使う方法を考える必要があります。
大阪に用事を作って行ってしまえば話が早いです。
大阪近辺の多くの阪急阪神系ホテルが、5,000ポイントから宿泊できます。ポイント充当よりお得です。
ポイントに端数が出ても、多くの商業施設ですぐ使い切れます。
関西以外では、東京、名古屋や呉にホテルがありますが、東京から出かける場合の行き先は主として大阪になるでしょう。
S STACIAカードと同じく、三井住友カード発行の高還元率カードをひとつ紹介します。
滋賀県を中心としたスーパー平和堂のクレジットカード「HOP-VISAカード」です。
こちらも還元率1.0%で実質年会費無料ですから、全国どこで使ってもポイントを大きくためることができます。
ただしポイントの利用方法がやや問題で、次の二択なのです。
・ 現金でキャッシュバック(平和堂店舗で) ※1,000円単位
・ 平和堂の電子マネーHOPマネーに交換 ※500円単位
優秀なカードですが、平和堂のある地域にいないと、ポイントの利用ができません。
地域系のクレジットカードと言えば、交通系ICチャージ用のクレジットカードもそうです。
こちらも居住地域以外の地域カードを持っていると、ポイント消化に制限があります。
とはいえ、たまったポイントを交通系ICにチャージできるため、ムダになることは少ないでしょう。
JR東日本のビューカード等がその代表で、たまったポイントはSuicaにチャージできますから全国どこでも使えます。
ただ、最も交換率が高くなる「ルミネ商品券」などは、ポイント交換先として選びづらいわけです。
居住地域以外が主戦場のカードを持ってしまい、ポイントが使いづらいという困難に直面しましたが、なんとか解決しそうです。
第一ホテル東京で食事をし、端数は大井町阪急において1ポイント単位で使うことで、完全に消化できます。
安心したので、もう少し様子を見るかもしれません。もう少しポイントが増えても(1万5,000程度)、大丈夫そうです。
とはいえ、東京にも阪急阪神系の施設があるのでなんとかなっただけです。
住んでいる場所によっては、百貨店のギフトで満足せざるを得なかったでしょう。
くれぐれも気をつけなければなりません。
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