イオンゴールドカードの発行条件、切替対象となるイオンカード一覧、実際お得になった使い方 3つの推しポイントもあわせてご紹介
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イオンゴールドカードはイオンカードからの自動切替で発行される

この記事の執筆者:金融系ライター 西本 衣里
無駄のないポイ活を常に研究している主婦ライター。自身もイオンゴールドカードのユーザーで、イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)からの切替経験を持つ。

イオンゴールドカードは、イオングループが提供するイオンカードの上位版です。

通常のイオンカードとは発行方法が異なり、イオンゴールドカードは対象のイオンカードを50万円以上使うと自動的に切り替わります。しかし詳しい発行条件について知らないユーザーも多いです。

イオンゴールドカードが急に送られてきて驚いたという声をよく聞きますが、イオンゴールドカードは、一般のイオンカードを年間50万円利用すると自動切替で発行されるゴールドカードです。
この記事では、イオンゴールドカードの詳しい発行条件を紹介します。ご自身がグレードアップとなった経緯が納得できたら、さっそく利用して、お得な特典を受け取りましょう。

また「自分が今どれくらい利用金額を達成しているのか、あといくら使えばゴールドカードに切り替わるのか」を確認する方法をお伝えします。
ゴールドに切替対象となるイオンカード6種類も紹介しますので、お手持ちのイオンカードが対象かどうかチェックしてみましょう。

自身もイオンゴールドカードのユーザーで、イオンカードからの切替経験を持つ筆者が、実際にお得になっているおすすめの使い方も紹介するので、イオンゴールドカードが気になっている人はぜひ参考にしてください。

イオンゴールカードのお得な推しポイントは3つ!

以前に比べてゴールドカードが手に入りやすくなった分、どのゴールドカードのどこが良いのかわからないこともあります。そんな数あるゴールドカードの中でも、イオンゴールドカードのお得な推しポイントは以下の3つです。

イオンゴールドカードの推しポイント3つ
  1. 貴重な「永年年会費無料」のゴールドカード

  2. 20日・30日にイオンモールの直営店だけでなく「専門店でも」5%引き

  3. 海外旅行と国内旅行の旅行傷害保険(利用付帯)の補償額が他カードより多め

まずは貴重な「永年年会費無料」です。特定の条件を達成すれば年会費が無料になるゴールドカードはありますが、ほぼ無条件(インビテーションは必要)で年会費無料になるゴールドカードは、イオンゴールドカード、セブンカード・プラス(ゴールド)、エポスカードの3つのみ(2024年10月現在となっています。

そして一般のイオンカードからグレードアップしているのは、イオンユーザーおなじみの「20日・30日5%オフ」の日に、イオンモールの直営店だけでなく「専門店でも」5%引きになることです。イオンモールの直営店は日用雑貨や食品など単価の低いものが多いですが、イオンモールの専門店にはスーツや家具、楽器など高価なものもあります。高額なお買い物ほど5%引きが効いてくるので、イオンゴールドカードの推しポイントといえるでしょう。(注:専門店のなかにも一部対象外店舗があります)

それだけでなく、一般のイオンカードと比較して、旅行傷害保険の補償額が最高5,000万円と多めになっています。他社の年会費無料ゴールドと比べても、イオンゴールドカードの補償額は多めです。イオンカードを使うきっかけは「近所にイオンがあってよく買い物をするから」という理由の方が多いと思いますが、意外と旅行などの遠方でイオンゴールドカードが役立つという点も推しポイントになっています。

それではイオンゴールドカードの発行条件から、確認していきましょう。

イオンゴールドカードの発行条件:イオンカードで年間50万使うと自動切替

イオンゴールドカードの発行条件と基本スペック(画像提供元:イオンフィナンシャルサービス)

先ほど解説した通り、イオンゴールドカードは対象のイオンカードを年間50万円以上使うと、自動で切り替わります。切り替え後もカード番号が変わらないため、公共料金などの引き落とし登録をしている人も変更手続きは不要です。

年間50万円の用途はクレジット決済であれば基本的に何でもよく、イオングループ以外の利用でも集計対象となります。毎月4万2,000円程度使えば良いので、生活費を集中して支払えば、比較的簡単に年間50万円を達成できます。
毎年1月11日~翌年1月10日の間の利用分が集計されるため、この期間を狙って50万円以上使ってみましょう。

年間50万円の達成状況を確認する方法

イオンゴールドカードの切り替え条件である年間50万円の達成状況は、イオンウォレットアプリから確認可能です。

年間50万円の達成状況はイオンウォレットアプリから確認できる(画像提供元:イオンフィナンシャルサービス)

イオンウォレットアプリで切り替え対象のカードを表示し、「ゴールド達成状況」をタップすると、50万円まであといくら使えば良いかわかります。50万円以上使った後は「ゴールドカードのご案内」と表示されるので、そこで切り替え手続きを済ませておけば確実に送られてきます。

年間50万円以上使わなくても「いきなり送られてくる場合」もある

イオンゴールドカードは年間50万円以上の利用以外にも、一定の条件を満たすと送られてきます。そのため、ネットなどの口コミの中には、「イオンカードを使っていたら、いきなりイオンゴールドカードが送られてきた」という声もあるようです。

いきなりイオンゴールドカードが送られてくる条件は不明で、公式サイトでも公開されていません。早く欲しい人はいきなり送られてくるのを待つのではなく、年間50万円以上使う方が確実に手に入ります。

イオンゴールドカードに「切り替え可能なイオンカード」一覧

ゴールド切り替え対象となる一般カード6枚

イオンゴールドカードに切り替えできるのは、一部のイオンカードのみです。全てのイオンカードがゴールドに昇格できるわけではないため、注意してください。ゴールド切り替え対象のカードは、以下の6種類です。

  • イオンカード(WAON一体型)

  • イオンカード(WAON一体型/ミッキーマウス デザイン)

  • イオンカード(WAON一体型/トイ・ストーリー デザイン)

  • イオンカードセレクト

  • イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)

  • イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)

上記以外のイオンカードは、年間50万円以上使ってもゴールドには切り替わりません

また、イオンゴールドカードを持てるのは1人1枚のみです。対象のイオンカードを2枚発行して両方とも年間50万円以上使っても、ゴールドに切り替わるのはどちらが一方のみであることを覚えておきましょう。

イオンゴールドカードは永年年会費無料

イオンゴールドカードはイオンカードと同様、年会費が永年無料で使い続けられます。
詳細は以下のとおりです。

イオンゴールドカードは年会費が「永年無料」(画像提供元:イオンフィナンシャルサービス)

年会費

永年無料

還元率

イオン:0.5%
イオングループ:1%

ブランド

Visa/Mastercard/JCB

ポイント

WAON POINT

付帯保険

海外旅行・国内旅行・ショッピング

還元率や国際ブランドはイオンカードと変わりませんが、イオンゴールドカードには最大5,000万円の旅行傷害保険が付帯します。ほとんどのイオンカードには旅行傷害保険がないため、グレードアップしたゴールド特典と言えるでしょう。

通常デザインの他、ミッキーマウスデザインやトイ・ストーリーデザインのイオンゴールドカードも発行されており、同様に年会費無料で旅行傷害保険が付帯しています。

イオンゴールドカードのお得な特典

イオンゴールドカードに切り替えると、ゴールドならではの特典を利用できます。ここで特典を詳しく知って、お得に使いこなす参考にしてください。
イオンカードの特典も引き続き利用できるので、この解説の最後にまとめて紹介します。

20日・30日にイオンモール専門店で5%引き

毎月20日・30日にイオンモールの専門店でイオンゴールドカードを利用すると、請求時に5%分値引きを受けられます。

イオンカードなら20日・30日はイオン直営店で5%引きですが、イオンゴールドカードなら専門店でも5%引きです。ブランド物の衣類や子どものランドセルなど、特別な買い物でも5%引きになるのはイオンゴールドカードの大きなメリットでしょう。

イオンゴールドカード会員がイオンモールを利用するなら、20日・30日がおすすめです。ただし、一部対象外店舗もあるため、事前に店頭などで対象になるか確認してから利用をおすすめします。

不定期でお買い物が10%引きになるキャンペーンがある

イオンゴールドカード会員は、不定期ですが対象のイオンモールで10%引きでお買い物ができる場合があります。著者が調べたところ、過去に以下のキャンペーンが開催されていました。

・ 2024年6月21日~6月23日:対象のイオンモール専門店で請求時に10%引き
・ 2024年6月29日~6月30日:対象のイオンモール専門店で5%引き、請求時にさらに5%引き
・ 2023年11月日3~11月5日:対象のイオンモール専門店で請求時に10%引き

いつ開催されるか不明なので、店舗のチラシやイオンカードの公式アカウントなどで、定期的にチェックしてみましょう。

【旅行傷害保険】海外旅行で最大5,000万円、国内旅行で最大3,000万円の補償が付帯

イオンゴールドカードは、海外旅行と国内旅行の旅行傷害保険が付帯します。具体的な補償額は以下のとおりです。

海外旅行の補償額

内容

支払い上限額

傷害による死亡・後遺傷害

5,000万円

傷害による治療費用

300万円

疾病による治療費用

300万円

携行品損害

30万円(免責金額3,000円)

賠償責任

3,000万円

救援者費用など

200万円

国内旅行の補償額

内容

支払い上限額

傷害による死亡・後遺障害

3,000万円

入院

日額5,000円

通院

日額3,000円

手術

入院中5万円、入院中以外2.5万

※入院・通院・手術は7日以上治療が必要な状態が続いた場合のみ

イオンゴールドカードでは、海外旅行で最大5,000万円、国内旅行で最大3,000万円の補償が付帯します。他社の年会費無料ゴールドと比べても、イオンゴールドカードの補償額は多めです。

ただし補償を適用するには、出発「前」の予約時に飛行機代やホテル代を決済する必要があります。旅行に行く人は、イオンゴールドカードで旅費を支払って、手厚い補償を利用しましょう。

国内主要空港のラウンジが無料

イオンゴールドカード会員は、国内主要空港の対象ラウンジが無料で利用できます。対象の空港は以下の6か所です。

  • 羽田空港(国内線)

  • 成田空港(第2旅客ターミナル)

  • 新千歳空港(国内線)

  • 伊丹空港(大阪国際空港)

  • 福岡空港

  • 那覇空港

空港ラウンジは本来なら入店時に1,000円程度必要ですが、イオンゴールドカードがあれば無料で飲み物などを楽しめます。
なお、入店時は受付でカードの提示が必要です。

カードがないと有料になるため、対象の空港を利用する際はイオンゴールドカードを忘れず持参しましょう。

年間100万円決済すると「イオンラウンジ」を利用できる

イオンゴールドカードで年間100万円利用すると、翌年イオンラウンジを無料で利用できます。前の年に100万円使っていれば対象となるため、イオンゴールドカードに切り替え前でも条件を満たしていれば入店可能です。

年間100万円というやや厳しめの条件がありますが、達成できそうな人は利用してみましょう。イオンラウンジの詳細や使い方は、以下の記事で詳しく解説しています。


イオンカードの特典も引き続き利用できる

イオンゴールドカードは、イオンカードの特典も引き続き利用できます。主な特典は、以下のとおりです。

  • 毎月20日・30日はイオングループ直営店で5%引き

  • 55歳以上なら毎月15日も5%引き

  • イオングループでいつでもポイント2倍(1%還元)

  • イオンシネマがいつでも一般料金から300円引き

  • 毎月20日・30日ならイオンシネマ鑑賞料が1,100円(税込)

上記以外で店舗独自の特典がある場合も、変わらず使い続けられます。イオンゴールドカードに切り替えても、イオンカードのお得なメリットは変わらないのでご安心ください。

イオンゴールドカードに切り替えても、イオンカードのお得なメリットは変わらない

イオンゴールドカードで実際お得になった3つの使い方

イオンゴールドカードは、イオンカードにはない特典が利用できます。ここでは著者がふだん実践しているイオンゴールドカードのお得な使い方を3つ紹介します。

1. 「AEON Pay」にイオンゴールドカードを登録して、イオングループ店で支払い5%引きを受ける

イオンゴールドカードは、イオングループでメリットを最大限に発揮します。偶然立ち寄ったイオンで会員向けのキャンペーンを開催している場合もあるので、外出時はぜひイオンゴールドカードを持っていきましょう。

クレジットカードを何枚も持ち歩きたくない場合は、iAEONアプリから「AEON Pay」にイオンゴールドカードを登録するのがおすすめです。イオンゴールドカードを登録したAEON Payで支払えば、クレジット決済した場合と同じ扱いになるため、5%引きなど会員特典を受けられます。

著者も実際にAEON Payに登録しており、イオングループの店舗に立ち寄った際は利用しています。スマホ1つで簡単に決済できるので、イオンゴールドカード会員はAEON Payとの併用をお試しください。

2. 旅行の予約に使って旅行傷害保険を適用し、空港ラウンジを無料で利用する

旅行の予定がある人は、イオンゴールドカードの利用がおすすめです。出発前の予約時に新幹線代やホテル代を支払えば、旅行傷害保険が適用されます。
出発後に移動費を支払った場合や、ホテル代をその場で決済した場合は、補償を受けられないので注意しましょう。

飛行機を利用する人はイオンゴールドカードを持って行けば、対象の空港ラウンジも無料で利用可能です。

イオンゴールドカードで旅費や宿泊費の事前決済をしたり、空港ラウンジで提示すればお得になる

3. 公共料金を支払ってWAON POINTをザクザク貯める

ふだんの生活費をイオンゴールドカードで支払うと、WAON POINTが貯まります。携帯代やサブスク代などクレジットカード決済ができる場合は、イオンゴールドカードの利用がおすすめです。

イオンゴールドカードの基本還元率は0.5%ですが、毎月10日なら金券類など一部を除き2倍の1%還元となります。さらに今なら、初めて公共料金の引き落とし登録をすると1,500ポイントもらえるキャンペーンも開催しています。

詳細は以下のとおりです。

期間

2024年9月20日(金)~11月10日(日)

条件

イオンカードで対象の公共料金を初めて支払い登録

特典

(1) 全員に1,500ポイント
(2) 100人に4,000円相当のWAON POINTまたはカタログギフト

付与時期

2025年4月請求明細

キャンペーン公式サイト

キャンペーンも併用して、イオンゴールドカードでお得に生活費を支払いましょう。

イオンゴールドカードに切り替えよう

イオンゴールドカードは、年間50万円以上使うと自動的に切り替わります。欲しい人は、生活費をイオンカードに集中して支払って条件を達成しましょう。
切り替え後も年会費は発生せず、イオングループのお得な特典は引き続き利用できます。

イオンゴールドカードの切り替え対象となるイオンカードを持っていない人は、この機会にぜひ発行がおすすめです。

情報提供元: マネーの達人
記事名:「 イオンゴールドカードの発行条件、切替対象となるイオンカード一覧、実際お得になった使い方 3つの推しポイントもあわせてご紹介