いつの間にか消える、4つの「臨時収入」とは?もらいそびれそうな給付金や利息の使い道に注意

6月から定額減税が始まり、実質的に収入が増えた!という方は多くいらっしゃると思います。

その増えたお金はどんな使い方をしましたか?

1人4万円、貯金に回せていれば大きいです。

「いつの間にかなくなっている」という結果に陥らないために、見落としやすい4つの臨時収入について、考えてみましょう。

臨時収入っていつの間にか消えがちです

うやむやになりやすい臨時収入1:公的な給付金 制度の改革に注目を

定額減税に限らず、行政からの給付金が支給されることがあります。

2024年度は新たに、住民税非課税世帯等へ10万円給付のほか、10月からは児童手当制度が変わります。

主な変更点は下図の通りですが、特に多くの方に影響があるのが、中学生までの支給が高校生世代までに延長されることです。

中学生までの支給が高校生世代までに延長される点に注目(画像提供元:こども家庭庁)

高校の3年間、1人1万円ですから、これから支給が始まる方は合計36万円の臨時収入を受けとれることになります。

高校生ともなれば、部活や塾にこれまで以上にお金はかかります。ですが、大学になればさらに多額の授業料の負担がのしかかってきます。

どんな費用であっても、どれだけ使うか、どれだけ貯めるか、うやむやになる前にしっかり検討しておいてください。

なお、受け取りには、申請が必要なケースがあります。もらい損ねないように、手続きは忘れないように行ってください。

うやむやになりやすい臨時収入2:ポイント

キャッシュレスが進んだ現代では、ポイントは貴重な収入です。

それほどポイ活に力を注いでいない筆者でも、今年1月から7月までのポイント獲得数は2万6,613ポイント、月平均すると約3,672円相当になります。

ポイントを家計費に反映させるには、通常の食費や生活費として利用するのが鉄則です。

ポイントが獲得できたからといって、全額ご褒美に使うのはNGです。

ご褒美は金額を決め、支出額として明確にしておくことが、使いすぎを防ぐストッパーになります。

うやむやになりやすい臨時収入3:財布に残った小銭

キャッシュレスになったからといって、全く現金を使わないわけにはいきません。

小銭は、財布に入ったままになってはいないでしょうか

筆者は1か月の家計を締める月末には、500円玉を除く小銭は全て財布から移動させます。

1,000円以上になったら貯金に加えるというのがルーティンではあるのですが、昨今の地震対策としてキャッシュレスが使えないときのためにも、小銭は別に保管しておくと安心にもつながります。

防災対策としてキャッシュレスが使えないときように小銭をとっておくのもあり

うやむやになりやすい臨時収入4:利息

これまでは定期預金をしたところで、受けとれる利息はたかがしれていました。

しかし、このところ軒並み金融機関は金利を上げています。

たとえば、あおぞら銀行BANKは出し入れ自由な普通預金でも年利0.2%、100万円1年間入金しておけば受取利息約 1,590円になります。

  • あと8,910円足して1万円にして定期預金に、

  • それが難しいなら3,910円プラスして5000円にすれば、利息は他の収支に紛れることなく、貯金に加えることができます。

さらにこれから定期預金をするのであれば、5年預け続けられればあおぞら銀行BANKは年利0.65%です。

100万円の元金は税引き後でも受け取り利息は2万5,000円以上となり、決して少なくない金額になります。

このところ軒並み金融機関は金利を上げている

半分でも端数だけでも 続ければチリツモ貯金に

家計がピンチな時に臨時収入があると、本当に助かります。

その収入の半分、もしくは端数だけでもよいのです。

貯めていけばチリツモ効果で、少しずつでも貯金は増えていきます。

今いちど、埋もれやすい「うやむや収入」を見直してください。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 いつの間にか消える、4つの「臨時収入」とは?もらいそびれそうな給付金や利息の使い道に注意