野菜価格(8月)大雨・猛暑の影響であの野菜が値上がり! 代替野菜案とおすすめレシピ

農林水産省が東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和6年8月)について、主産地等からの聞き取りを行い、その結果について発表しました。

*15品目の野菜の8月の価格*
はくさい・ほうれん草・きゅうり・ばれいしょ・ブロッコリーは平年より値上がる見込み

※平年並みとは、平年(過去5か年平均)との比率が90%以上、110%以下である。
※15品目の野菜:大根、にんじん、白菜、キャベツ、ほうれん草、ねぎ、レタス、きゅうり、なす、トマト、ピーマン、ばれいしょ、さといも、玉ねぎ、ブロッコリー

参照:農林水産省

大雨・猛暑の影響であの野菜が値上がり!

8月の15品目の野菜価格のそれぞれの見通し

品目

8月の価格見通し
(平年(直近5か年平均)比)

だいこん

平年並みで推移

にんじん

平年並みで推移

はくさい

平年を上回って推移

キャベツ

平年並みで推移

ほうれんそう

平年を上回って推移

ねぎ

平年並みで推移

レタス

平年並みで推移

きゅうり

平年を上回って推移

なす

平年並みで推移

トマト

平年並みで推移

ピーマン

平年並みで推移

ばれいしょ

〈8月前半〉
平年を上回って推移


〈8月後半〉
平年並みで推移

さといも

平年並みで推移

たまねぎ

平年並みで推移

ブロッコリー

平年を上回って推移

全体として8月の出荷量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込みです。

このところ高値が続いていた野菜の価格は少し落ち着くものの、全体として野菜が高い状況は続きそうです。

【詳細】

品目

主産地
(8月の入荷
シェア)

今後の生育及び出荷見通し

8月の価格見通し
(平年(直近5か年平均)比)

だいこん

北海道(60%)
青森(29%)


主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

にんじん

北海道(93%)


青森県産中心の出荷から、北海道産中心の出荷へと切り替わる。
北海道産の生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

はくさい

長野(97%)


長野県産は、6月の多雨による歩留まりの低下に加え、7月の高温の影響による生育の停滞がみられ、8月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移

キャベツ

群馬(79%)
岩手(14%)


主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

ほうれんそう

群馬(38%)
栃木(36%)


主産地において、7月の高温、天候不順により生育不良がみられ、8月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移

ねぎ


茨城(25%)
秋田(18%)
北海道(15%)
青森(12%)

主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

レタス

長野(87%)
群馬(12%)


主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

きゅうり

福島(45%)
岩手(20%)
秋田(11%)


福島県産は定植時の低温及び7月の高温、曇天により、8月の出荷数量は平年を下回る見込み。岩手県産は7月の気温高により生育が前進し、切り上がりが早くなる見込み。秋田県産は天候不順により生育不良がみられる。
全体として、8月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移

なす

群馬(40%)
栃木(26%)
茨城(21%)


主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

トマト

北海道(25%)
福島(19%)
青森(12%)
群馬(11%)


主産地において、高温による病虫害、花落ち等がみられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。
全体として、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

ピーマン

岩手(44%)
茨城(20%)
福島(15%)


主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

ばれいしょ

北海道(90%)


静岡県産・茨城県産中心から、北海道産中心の出荷へと切り替わる。
北海道産は干ばつ傾向ではあるものの、生育に大きな影響は見受けられない。
前段産地の残量が少ないことも踏まえ、8月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移し、8月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

〈8月前半〉
平年を上回って推移


〈8月後半〉
平年並みで推移

さといも

千葉(83%)
宮崎(11%)


鹿児島県産・宮崎県産中心から、千葉県産中心の出荷へと切り替わる。
主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

たまねぎ

北海道(72%)
兵庫(16%)


兵庫県産・佐賀県産中心の出荷から、北海道産中心の出荷へと切り替わる。
兵庫県産の生育は順調であり、収穫及び貯蔵が完了。北海道産の生育も順調。
全体として、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移

ブロッコリー

北海道(75%)
長野(19%)


北海道産の生育は順調。長野県産は7月以降の高温の影響により歩留まりの低下が見られ、平年を下回る出荷数量となる見込み。
全体として8月の出荷量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移

参照:農林水産省

葉物中心、緑系野菜が高騰中!

  • はくさい

  • ほうれん草

  • きゅうり

  • ばれいしょ

  • ブロッコリー

7月の猛暑や点婚不順により生育不良がみられています。

8月の出荷数量は平年を下回り、価格も上がる見込みです。

葉物おススメ代替品1:小松菜

おひたしや炒めものなど、ほうれん草同様の使い方ができる。

色味も似ているので、代用するにはぴったりの野菜No.1!

葉物おススメ代替品2:チンゲン菜

しゃっきりとした歯ごたえで、中華料理に使われることが多いチンゲン菜。

小松菜ほど使い勝手のよさはありませんが、味にクセがないため料理によっては葉物の代替品になるはずです。

炒めものに最適!

葉物おススメ代替品3:空心菜

シャキシャキ感はほうれん草より強いですが、どんな味付けでも合うためほうれん草としては十分役立ちます。

葉物代用の注意点

小松菜・チンゲン菜・空心菜ともにクセのない味わいですが、それぞれ食感が異なります。

シャキシャキ感じが強いと合う味付けも変わりますので、料理に合わせて葉物代替え野菜を使い分けましょう。

ばれいしょおススメ代替品:さといも

さといもは、主産地において、生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込みなので、価格は安定しています。

ネバネバたっぷりのさといもは、胃や腸壁に粘膜を作り潰瘍予防にもつながり、肝臓強化も期待されます。

食物繊維も豊富なので、お通じにもおススメな食材です。

まだまだ続く野菜高値に、冷凍野菜も上手に使う

7月の高温や天候不順の影響で、出荷量が平年を下回っている野菜も多く見られます

画像元:業務スーパー

価格が高い野菜については、年中価格が安定している冷凍野菜を活用するのもひとつ。

業務スーパーの冷凍野菜なら、500gたっぷり入って200円台とお手頃な上に、調理の時短にもつながります。

カットほうれん草は下茹で&カット済みなので、凍ったまま好きな分だけ使えて便利です。

その日に使う場合は見切り品を、産直売り場の野菜を選ぶのもおすすめ。お買い得な野菜を賢く使いながら、猛暑の食費を賢くやりくりしましょう。

WAON POINTは実質7.5%還元にできる!効果的な貯め方と使い方 損しないための注意点2つも紹介

ゆうちょ銀行のキャッシュレスは物足りない クレジットカードは地銀なみ

セゾンカードで福利厚生サービス「セゾンフクリコ」が無料に! 対象カードと使い方、おすすめ優待を紹介

情報提供元: マネーの達人
記事名:「 野菜価格(8月)大雨・猛暑の影響であの野菜が値上がり! 代替野菜案とおすすめレシピ