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筆者は常に新しいクレジットカードを、入会キャンペーン込みで探しています。
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このたび気になったのがJR西日本のクレジットカード、J-WESTカードです。
東京在住で、最近では関西方面に出向くことも少ない筆者にとって、このカードを持つ意味はあるでしょうか。
実際に、加入を前提に検討してみることにします。
検討の結果次第で入会します。
≪画像元:JRおでかけネット≫
「WESTERポイント」の消化方法を整理せずにJ-WESTカードに入会するのは、特にエリア内在住者でなければ無謀です。
最近筆者は「S STACIAカード」という阪急阪神系のカードを入手しましたが、Pontaポイントに等価交換できるようになったのが決め手でした。
クレジットカードの検討に先行して、ポイント利用法自体に魅力を感じた商品があります。
「WESTERポイント全線フリーきっぷ」(利用は9月13日までの期間限定)です。
3日間JR西日本エリア指定席乗り放題の「全ポイント」タイプと、1日間乗り放題(指定席も6回までOK)の、「一部ポイント」(1,000ポイント充当、差額は1万4,000円)タイプです。
特に重要なのが「全ポイント」タイプで、こちらは9.000ポイント(こども4.500ポイント)必要です。
大変魅力的な商品なのは間違いありません。
この商品は、ポイント交換でしか手に入りません(買えない)。
JR東日本の「どこかにビューーン」(当選した1箇所に行ける)と似た位置づけです。
実際にこのフリーきっぷに使うかどうかが未定でも、9,000ポイントあれば使えると考えるだけで、ポイントプログラム自体の魅力度が一気に上がります。
J-WESTカードはJR西日本のクレジットカードであり、当然ながらサービスの大部分は当該エリア居住者に向けたものです。
前述のお得なフリーきっぷの存在は認識した上で、さらにWESTERポイントの他の使い方を把握しておくと安心です。
参照:WESTER ポータル
期間限定ポイントと、チャージ専用ポイントは除き、通常のWESTERポイントには次の使い方があります。
・ ICOCAチャージ
・ JR西日本ネット予約(e5489)できっぷ購入
・ 上記の具体的な利用法として、「WESTERポイント特別割引商品」「WESTERポイントアップグレード商品」「WESTERポイント一部充当商品」
・ 上記WESTERポイントの具体例として、新幹線がポイント半額で乗れる「WESTERポイント特典きっぷ」等
・ ポイント交換(交換商品多数)
・ 日本旅行WEB予約
商品交換は、衣食住すべてにわたって数多くの種類があります。
地味なメリットとして、商品券等は2,800ポイントで3,000円相当になるなど、プレミア付きが多いです。
ただ、商品券の使える商業施設やホテルは、JR西日本エリア内にしかありません。
それでもエリア外の人にとっては、ICOCAチャージと、一般的なギフト交換があります。
使いみちがなくて困るということはありません。
ポイント有効期限は、獲得の翌年度3月末日までです。最大2年で、気をつけないと消滅するかもしれません。
エリア外で使うとなると、やや怖いタイプです。
ポイント消化のキーとなるのがICOCAです。
ICOCAをエリア外で自由自在に使えるなら、ポイント消化で悩む必要はなくなります。
幸い交通系ICは互換性がある(後払い式のPiTaPaを除く)ので、電車に乗り、電子マネーとして使うにあたっては、全国どこであってもさほど困りません。
ひとつ条件があります。
カードタイプ(スマートICOCA)は持ちたくありません。
そしてビューカードのような交通系IC一体型でもありません。
エリア外だからこそ、余計なアイテムを増やさず日常のモバイルで使いたいと思います。
すなわちモバイルICOCA(Android限定)およびApple PayのICOCAです。
筆者はAndroidにモバイルSuicaを入れています。
両方使うとなると交通系ICが抵触し、少々面倒なことになりそうです。
ただ最寄りの駅がJRと地下鉄とあるため、次の方法で使えばいいかなと考えました。
・ 日頃はSuicaがメイン。JRは必ずこれで利用(JREポイントが効率的にたまるため、Suica以外の選択肢はない)
・ 地下鉄や私鉄に乗るときだけ、ICOCAアプリでICOCAをメインにして利用(Suicaと条件が同じなので、損はしない)
同じ端末での使い分けは大変そうですが、大丈夫な気もします。
最近「タッチ決済で東急電鉄に乗る」実験を個人的に繰り返しているためです。
Suicaと使い分けて特に支障なく乗れているので、SuicaとICOCAの使い分けもなんとかなるでしょう。
ただし、世間にはおすすめできません。
iPhoneユーザーの場合、「エクスプレスカード」をどちらか1枚で、あとをサブとして使うことになります。
サブカードを使う場合、画面でメインを払いのけてサブを出すわけで、操作をミスしそうです。
こちらについても、慣れている人ならどうということはないでしょう。
とはいえやはり世間にはおすすめできません。
ポイント利用と、さらにICOCA併用問題も、個人的にではあるものの一応の解決を見たところで、最後にJ-WESTカードです。
J-WESTカードの特徴と、入会キャンペーンについて見ていきます。
JR東日本系のビューカードからモバイルSuicaへのチャージは、還元率1.5%と高率です。
J-WESTカードからモバイルICOCA(およびApple PayのICOCA)も同じ還元率です。
定期券購入も同様です。ただし「当面の間」と断りがあります。
予想ですがいずれ1.0%~1.2%程度に低下するのでしょう。
ちなみにJ-WESTゴールドカードからのチャージは3.0%と交通系でも筆頭ですが、これもやはり「当面の間」です。
J-WESTカードは4種類です。
・ ベーシック(年会費実質無料)
・ エクスプレス(年会費1,100円。EX予約サービスあり)
・ ゴールドベーシック(年会費1万1,000円)
・ ゴールドエクスプレス(年会費1万2,100円)
ベーシックとエクスプレスはデザインが2種類から選べます。
国際ブランドは、Mastercard、VISA、JCBです。
EX予約サービスの必要は感じないので、筆者の場合はベーシック一択です。
J-WESTカードのベーシックタイプが、いわゆるスタンダードカードです。
このカードは初年度年会費無料、その後はカード利用(キャッシング除く)があれば翌年も無料です。
本来年会費は1,100円です。
年会費無料のカードが「リボ専用」や「ビックカメラSuicaカード」しかないビューカードよりも、いい条件です。
チャージは高還元のJ-WESTカードですが、通常のカード利用の還元率を確かめます。
・ ゴールド以外 … 0.5%(月合計金額1,000円につき5ポイント)
・ ゴールド … 1.0%(月合計金額1,000円につき10ポイント)
こちらの数字には当面の間という断りはありません。
スタンダードの還元率は0.5%で、ビューカードと同じです。
JR西日本エリアでの有利な使いみちは、駅ビルです。
・ 通常2.0%
・ ポイントアップ時4.0%
それから、JR西日本のホテルが特別料金(専用サイトから)となります。
ただいずれにしても、エリア外ユーザーの日常利用はあまり考えられないところでしょう。
だからといってJ-WESTカードのICOCAチャージを積極的に使うかと言うと、筆者は「au PAYのSuica(Android限定)をフル活用し還元率2.0%でSuicaを使っています。
ICOCAを積極的に用いる意味はありません。
結論としては、こうなりました。
JR西日本エリア以外に在住の筆者には、決して魅力ある存在ではありません。
それどころか、西日本エリアに今後出かけて電車に乗るとして、その際も2.0%で使えるモバイルSuicaのほうがお得です。
もちろん本来の用途が、JR西日本エリアでお得になるカードなのであって、仕方ないことです。
最初にご紹介した、夏のポイント充当の乗り放題チケットが、最大の魅力ではないでしょうか。
ただ、入会キャンペーン狙いで加入する選択肢は残ります。
これは次に確認します。
≪画像元:WESTER ポータル≫
J-WESTカードの入会キャンペーンを確認します。
最大8,000ポイント(ゴールドの場合、1万2,000ポイント)のキャンペーンです。
もらうポイントの消化方法についてはすでに解決しています。
・ 期間 … 2024年9月30日まで(入会は10月15日まで)
・ 要エントリー
・ 入会で … 4,000ポイント(ゴールドは6,000ポイント)
・ 入会後3か月目までに9万円利用で … 4,000ポイント
最大のポイントを得るためには9万円使う必要がありますが、「固定資産税」「住民税」「国民健康保険」等、支払わなければならないものが無数にあるので、ムダ使いする必要はありません。
キャンペーン特典の8,000ポイントは、やや物足りなく思います。
ただ現在それほど入会キャンペーンが多い時期ではないので、妥協して申し込んでもいいかもしれません。
≪画像元:ビックカメラ≫
J-WESTカードについて確認しました。
申し込む気になったかというと、今のところ半々程度です。
キャンペーンは9月まで続くので、いったん考えます。
筆者にとっては、モバイルSuicaが便利なためにICOCAの魅力はやや落ちます。
入会キャンペーンも、もう少し額が高ければという感触です。
ちなみに「ビックカメラJ-WESTカード」でも、8,000ポイントの入会キャンペーンを実施中です。
ビックカメラで簡単にポイントを使えるこちらのほうが、筆者の生活にとっては利便性が高いかもしれません。
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