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2023年は新型コロナウイルス感染症措置も緩和され、中盤より「普通の生活」を取り戻した年でした。
それに伴い、在宅勤務から出社する日数が増えたり、忘年会・新年会の再開、旅行や外出など、以前の活気を取り戻す年でもありました。
一方で、生活面では物価高騰や電気ガス代値上げなど支出に大きな変化もありました。
資産は、「稼ぐ・増やす・守る」の3つがバランスよく機能することで、成長していきます。
2024年も始まり、ここではしっかりと支出を設計するのに見直すとよい生活習慣5項目を紹介します。
収支を考えるうえでの基本は、まず状況を把握することです。
家計簿をつけることで、
どの部分に支出の割合が多くなっているか、
必要なことにお金が使えているか、
無駄な支出はないか
などが確認できます。
記帳は面倒くさいという場合、家計簿アプリやバーコード決済アプリに搭載されているお金の管理機能を利用すると自動で計上されるので便利です。
飲食に関しては、飲酒を伴う飲食、ランチなどの飲食、自炊用に購入した食材費を可視化することで、ただ節約するだけでなく、豊かな食への収支バランスも調整できます。
加入中の保険(生命保険、医療保険等)、スマホの通信キャリア、電力・ガス会社、サブスクリプションなどを安いプランに変更するなどして、固定費を見直しましょう。
サービスやプランの内容が変更されている場合もありますし、なにより固定費は生活環境や年齢などによって変化するので、定期的な見直しをおすすめします。
今、最もお得な公的制度といえば、ふるさと納税、積立NISA、iDeCoです。
それぞれメリットが大きく、収支面で影響力の大きい税金への対策にもなります。
楽天、au、SBIなど、さまざまな金融サービスから、オンライン上で簡単に設定できます。
設定方法などは書籍、雑誌、WEB・動画など情報がたくさんあるので、まずは情報収集しながら、小額からチャレンジしてみるとよいでしょう。
日々の事柄に対して、自治体ごとにさまざまな助成金が設定されています。
【例】オムツや粉ミルク、チャイルドシート、ランドセルの購入、生ごみ処理機の購入、葬儀や埋葬の実施、スズメバチ駆除など
自治体ごとに補助金制度が異なるため、調べてみましょう。
助成金・補助金・給付金は、大体的に情報公開していないことが多いため、お住まいの自治体の補助金制度を自治体HP、広報誌など小まめにチェックしてみましょう。
コンビニは、同じ商品でもスーパーマーケットやドラッグストアと比較すると割高な場合が多いので、利用時は注意が必要です。
一方で、
コンビニプライベートブランドの飲料は大容量で割安だったり、
アプリ会員限定お試しクーポンなどは通常価格の30~50%引きで購入できたりと、
意外と良い点もあります。
各社なかなか魅力的なキャンペーンが定期的に開催されるため、アプリで情報チェックすると良いでしょう。
日常的に必要な生活用品や定番商品は、各社キャッシュレス決済やネットショッピングのキャンペーンを活用するとポイント還元がありお得です。
【例】
PayPay×花王のポイントバックキャンペーンや
楽天お買い物マラソンなど
各社で展開するキャンペーンに合わせてタイミングを調整して購入するとよいでしょう。
使い終わって捨ててしまう物でも「使い倒して捨てる」ことができるものがいくつかあります。
使用済みサランラップは食器の汚れを拭き取る
紅茶などのティーパックは油のついた食器やシンク、コンロの掃除に使う(紅茶に含まれるフラボノイド(ポリフェノール)は消臭効果があり、アルカリ性のため油汚れに効果的)
牛乳パックを開いて、生肉などのまな板に利用
加工して二次利用となると手間がかかりますが、捨てる前にチョットだけやれるというのがポイントです。
飲料をペットボトル飲料購入からマイボトル持参に変えることで、月に9,000円程度(500mlを毎日2本程度購入した場合)節約になります。
自治体の無料診断や定期的な検診は、支出という観点からは最終的に医療費を抑えることにつながります。
健康は豊かな生活の基本となるため、予防医療は生活に取り入れていきましょう。
「支出は収入まで膨張する」というパーキンソンの法則にもあるように、収入が上がると支出は増えるようにできています。
原資確保の近道は、まず支出を抑えて増やすことです。
ただし、お金は「無駄を省き、使うべきところにはしっかりと使う」ことが基本です。
節約と称して、医療費や健康維持のための食費の削減、時間の浪費などにならないように注意しましょう。
豊かな生活をするためのツールとして考え、将来の蓄えや好きなことに使えるように充実した収支を設計するため、毎日コツコツの積み重ねが大切です。
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