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子供に対して両親や親族、場合によっては友人や仕事関係の方から渡す事もあるお正月ならではの文化であるお年玉。
【年賀はがき】余り・書き損じは有料で、喪中の人は無料で交換可能 ゆうパックなどの代金にも充当できる
改めて考えると、
何歳から?
どの範囲の関係性まで?
など、悩みもつきません。
0歳~1歳くらいの、自分で管理できずお金という「概念」を理解できない年齢には渡さない方も多いようです。
親族間で習慣化している場合でも、相場は500~1,000円程度のケースが多いようです。
兄弟の子供=甥・姪など近親者であれば渡す対象とするなど、自分で決めてしまうのも良いかもしれません
渡す対象が絞れたとして次に金額ですが、年齢・学年が上がっていくに合わせて金額もだんだん上がっていくのが一般的です。
2歳~6歳:500円~3,000円程度
小学校低学年:1,000円~5,000円程度
小学校高学年:3,000円~5,000円程度
中学・高校 :5,000円~1万円程度
それぞれの家庭環境や経済状況、間柄にもよって相場はかなり変わるとは思いますが、調査結果と筆者の感じていた相場観を照らし合わせるとおおむねこのような数値になります。
大学生・専門学生などは、昨年から法改正により成年とされる年齢が18歳に引き下げられたためこのタイミングでお年玉を終える方も多いようです。
冠婚葬祭などに近い考え方でいれば迷わずにいられるはずです。
できれば事前に銀行などで両替をしておき、新札で渡すよう心がけましょう。
ちょっとした手間で渡した子供だけでなく、その親への印象も変わってきます。
開いた時に表が見える向きで三つ折りにします。
お札の「表」は人物画が描かれている方なので要注意。
左・右の順で折り込み、ポチ袋に入れる際も上下が反転しないよう気を付けましょう。
実は「お年玉」を渡してはいけないケースもあります。確認しておきましょう。
ご家族御親族に不幸があった相手にはどうするか。
お年玉は本来、新年を祝し神様からの贈り物とされるルーツがあるため、やはり喪中のご家族のお子さんには渡さないのが礼儀とされます。
ただし、お年玉を楽しみにしている子供にとっては悲しいできごとが重なってしまうので、あくまで「お年玉」ではなく、「文具代」「お小遣い」などの名目で、お金を入れるポチ袋も簡素な物にして渡しましょう。
渡す時につい「はい、おめでとう」と言わないよう「今年も頑張りましょうね」など優しく声を掛けてあげてください。
お年玉は本来、家長から家族に与えた事を発端とするため、目上の人から目下の人に渡すのが習わしです。
そのため、上司のご自宅にご挨拶に行った際などにお子さんが居たとしても「お年玉」は渡さないのが礼儀なようです。
「お小遣い」「文具代」など名目を変えると、上司に対し失礼に当たらず、子どもの期待も裏切らないスマートな渡し方になります。
「年金生活になった両親や祖父母にお年玉を渡したい」
というケースは近年増えてきているようです。
現金を渡すことに問題はありませんが、こちらも慣習としては「お年賀」と名目を変えることをおススメします。
できれば、現金よりも必要になる品物を用意した方が、両親も気持ちよく受け取れるでしょう。
厳密なルールはありませんが、マナーはあります。
自身の状況や、周囲との関係性で判断してみてください。