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一律の利用枠を設けないアメリカン・エキスプレス(アメックス)、税金納付に活用している人も多いのではないでしょうか。
そんなアメックスですが、来年1月1日より提携カードを中心に国税納付時のポイント付与に上限が設定されます。
ヒルトンオナーズ・アメックス、ANAアメックス、デルタスカイマイルアメックス(ゴールド・プラチナ含む)は、毎年1年間の税金カード納付額が300万円を超えると、ポイントが付与されません。
Marriott Bonvoyアメックスは、以前より500万円の上限がありましたが、来年1月以降はこれが300万円に引き下げられます。
家族カードでの納付分も、基本カードに合算されます。
対象となる税金は、公式サイトより確認してください。
国税のみが対象で、ふるさと納税、自動車税など地方税は含まれません。
11月6日利用分より、アプラス発行のクレジットカードで税金を納付しても、ポイントが付与されません。
自動車税、固定資産税、法人税、ふるさと納税などを含む全ての税金だけでなく、国民年金保険料、国民健康保険料など自治体に納める公金も、アプラスで「税金」として確認できた利用分はポイント付与対象外です。
同日より、モバイルSuicaチャージ、Apple PayでのSuicaチャージ、モバイルPASMOチャージ、Apple PayでのPASMOチャージも、ポイント付与の対象外となります。
現在のポイント付与対象外取引は、Tマネーチャージ、楽天Edyチャージ、nanacoチャージ、BANKITチャージですが、一気に増えました。
「FIVE UP CLUBカード/小浦石油」と「エメラルドスタシアMasterCard」は、今回の改悪の対象外です。
「ラグジュアリーカード」も同じくアプラスが発行するクレカですが、こちらは税金納付時にもポイントが付与されます。
しかし、税金納付時のポイント付与方法が11月6日より変更されるとのことです。
2024年4月5日までは、
付与ポイントの半分は「おあずけ」を食らいますが、半分のポイントに獲得条件はありません。
ところが2024年4月6日以降は、「おあずけ」を食らう半分のポイントに獲得条件が発生します。
毎年4月6日~翌年4月5日の税金以外のカードショッピング利用金額が、税金の利用金額の3倍以上ある場合に限り、集計期間終了後の毎年6月に残りの半分が付与されるのです。
税金以外のカード利用分は、従来通りカード利用月の翌月までに付与されます。
ラグジュアリーカードを税金納付でしか使っていない人は、付与率が半減してしまいますね。
税金とそれ以外のショッピングの利用比率を、2024年7月よりLuxury Card Onlineにて定期的に確認できるよう準備中です。
ちなみに、ラグジュアリーカードでSuica・PASMOチャージしても、これまで通りポイント付与されます。
年会費無料のカードが多いセゾンカード・UCカード、財布の中に入っている人も多いでしょう。
税金納付でもポイントが付与されますが、来年1月11日利用分より変更されます。
これまでは、1,000円納付ごとに永久不滅ポイントが1ポイント付与されましたが、来年1月11日からは2,000円納付ごとに1ポイントと、付与率が半減します。
SAISON MILE CLUBについては、1,000円ごとに10マイル(アメックスブランドのみ2,000円ごとにさらに永久不滅ポイント1ポイント)のところ、来年1月11日からは2,000円ごとに10マイルと、こちらも付与率半減です。
対象となる取引は、国税、都道府県・市町村取扱いの各種税金、税金決済に伴うシステム使用料および手数料で、ふるさと納税は含まれません。
クレカによる納税には逆風が吹き荒れていますが、追い風のキャンペーンもあります。
10月16日~来年1月15日の期間中にエントリーの上で、「国税クレジットカードお支払サイト」にてJCB法人カードで1万円以上の国税を納付してください。
10分の1の確率で、JCBギフトカード1万円分が当たります。
この機会に、キャンペーンを利用してはいかがでしょうか。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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