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年末が近づくと、大掃除の特集がテレビや雑誌で組まれています。
しかし、筆者はいつも思っていました。
「効率の良い大掃除の方法を知りたいんじゃない、大掃除をしなくて済む方法を知りたいのだ」
と。
大掃除の要らない家といえば、超きれい好きで掃除を趣味としている人しかなしえない偉業だと思うかもしれません。
しかし、ドン・キホーテやホームセンターの掃除グッズが年々進化を続けており、掃除好きな人のためのグッズではなく、むしろ掃除をさぼりたい人のためのお助けグッズとなっています。
これらを頼れば大掃除「回避」も可能です。
大掃除に対するイメージを変える、ズボラな人のための、ズボラなやり方でも叶う「大掃除回避術」をグッズとともに紹介します。
価格は関東近郊店舗の筆者調査によるものです。
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≪画像元:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス≫
風呂掃除は年1回の大掃除どころではなく、毎日の苦行だと言っても過言ではありません。
特に腰痛持ちの方にとっては、浴槽をこすり洗いするのは地獄の苦しみと呼べるでしょう。
ドン・キホーテの「お風呂用洗剤 スプレーするだけタイプ」は、浴槽の壁に吹きかけて数分放置するだけで、洗剤の泡がじゅわっと汚れを溶かしてくれるという、「こすり洗いナシ」の革命的洗剤です。
このタイプの洗剤は大手メーカーからも出ていますが、ドン・キホーテの商品は800mlのお得な大容量であることに要注目です。
「洗剤のプッシュ量をケチってしまい、結局こするしかなくなる」というミスを犯さずに済みます。安心してたっぷり吹きかけていただき、その場を離れてお茶でも飲んできてください。
シャワーで流すだけで、浴槽がピカピカになります。
≪画像元:P&G≫
風呂床のカビ掃除ほど、体力と気力を消耗するものはありません。
苦労して古ハブラシでタイルの目地をこすったあとにシャワーで流してみたら、いまだ取りきれていないピンクカビに再会したときの絶望感、共感してくださる方は多いと思います。
防カビグッズには燻煙剤タイプもありますが、手間を考えると、吊り下げるタイプ一択だと個人的には感じます。
ファブリーズのお風呂用防カビ剤は、掃除後の浴室に吊り下げておくだけで6週間防カビ機能を維持します。
近所のホームセンターでは2個入り約1,000円くらいで販売されています。
ざっと1か月500円で風呂床のカビ掃除から解放されるので、費用対効果としては優秀と言えます。
揚げ物をしたあとのコンロを放っておくと、年末にこびりついた油汚れと格闘することになります。
揚げ物をしたその日、まだコンロまわりが温かいうちに鍋をよけて「アルカリ電解水」スプレーを吹きかけておきましょう。
「アルカリ電解水」はホームセンターなどで、500ml入り300円程度で購入できます。
油の処理をしているうちに、あら不思議、コンロまわりの油汚れが浮いてきています。
浮いた汚れを、濡らして絞った古タオルできれいに拭き取れば掃除完了です。古タオルはそのまま捨ててしまうと、なおラクができます。
換気扇フードや壁にも同じ要領でやってみてください。
雨上がりはプチ洗車のチャンスです。
ドン・キホーテの「驚速吸水ツイストクロス」は拭き後を残さない、きめ細かな大判クロスです。
こちらで雨に濡れた愛車を拭いてあげるだけで、汚れを優しく取り去り、プチ洗車が完了します。
水道代と手間の節約になるので、特に小型車に乗っている方にはぜひおすすめします。
≪画像元:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス≫
最後にもう1つ雨を活用した大掃除回避術です。
窓掃除にスクイージーをうまく活用すると、洗剤を使って吹きかけたり、乾拭きをしなくてもキレイになります。
スクイージーは、ホームセンターで500円から1,000円程度で購入できます。
濡れた窓にスクイージーを地面と平行にあてて、上から下へゆっくりと動かして水を切ります。
1列終わるたびにスクイージーについた水滴を古布でふき取ってください。
「上から下」への水切りを窓のはしまで終えたら、最後に窓枠の下ギリギリの部分だけ「左から右」へ漢字の「一」を書くように水切りして終了です。
窓の汚れの大半は「外側」ですから、これで年末の窓掃除は、温かい部屋の中からのんびりとクロスを使って内側を乾拭きすればOKです。
もし窓の内側に手垢汚れなどがあれば、そこだけ窓用洗剤をピンポイントで使うと良いでしょう。
便利グッズを使って大掃除を回避し、快適な年末をお過ごしください。(執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子)
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