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【セブン-イレブン】もれなく無料・半額クーポンもらえる、20%キャッシュバックなど、お得キャンペーンが目白押し
株式会社セブン・カードサービスが2023年7月1日付けでセブン銀行グループに移ったことを記念し、キャンペーンが3種類開催中です。
・ 新規銀行口座開設と新規カード入会で最大7,700ポイント(7月18日から8月31日まで)
・ 7月の土曜日にセブン銀行ATMで1万円nanacoモバイルチャージすると100ポイント
・ Twitter合同フォロー&リツイートキャンペーン(抽選)
セブンカード・プラスに関係があるのは最初のものだけです。
2つめのキャンペーンは電子マネーnanacoのもので、セブン銀行ATMでの現金チャージが還元率1.0%になるという、少しお得なものです。
2023年8月31日まで、セブン銀行の口座開設およびセブンカード・プラスの入会キャンペーン実施中です。
その詳細と、併せて筆者の短評です。
セブン銀行口座開設のキャンペーンです。
・ 口座開設と入金 … 500ポイント
・ 給与受取(2万円以上) … 500ポイント
・ ローン契約と8月末の残高10万円 … 1,400ポイント
・ お買い物投資コレカブスマートプラス証券口座の開設 … 200nanacoポイント
合計2,600ポイントという触れ込みですが、口座開設と給与受取の1,000ポイントと考えておくのが無難でしょう。
ローン契約(カードローン)は、1,400ポイント程度では借入利息で赤字になります。
どうしても達成したいなら、8月31日に10万円借り入れて翌9月1日にすぐ返済すれば、利息は41円(金利15.0%の場合)で済みます。
クレジットカードのセブンカード・プラス入会キャンペーンです。
・ 入会とショッピング利用 … 2,500ポイント
・ スマリボの設定・登録 … 1,000ポイント
・ セブン銀行に引落口座設定 … 500ポイント
・ キャッシング枠設定 … 500ポイント
・ メルマガ購読 … 100ポイント
こちらも合計5,100ポイントという触れ込みです。
「スマリボ(リボ払い)の設定で1,000ポイント」は、おすすめしません。
リボ払いのキャンペーンを日々活用している筆者は、「3,000」ポイントなら喜んで設定し、その後リボ手数料を支払わないように工夫します。
1,000ポイントでは、手数料が発生するリスクを考えると割が合わないと感じます。
キャッシング枠の設定もおすすめしません。
筆者なら、キャッシング枠を設定するぐらいなら、先に触れたセブン銀行のカードローンを申し込みます。
金利15.0%ですから、18.0%のキャッシングより有利です。
セブン銀行での引落し設定までして3,100ポイント、しなくて2,600ポイント程度が妥当なキャンペーンと考えます。
銀行とカード、両方作っても4,100ポイント程度で十分ではないでしょうか。
セブンカード・プラスはセブングループの基幹クレジットカードですが、環境の変化によって、2023年にはすっかり影の薄い決済となっています。
いっぽうで、その事実に気づかず漫然と多用している人も多いはずです。
決して持たないほうがいいカードではないものの、正しく現状の性能を理解しておきましょう。
セブンカード・プラスのポイントプログラムは「nanacoポイント」です。
nanacoポイントは、電子マネーnanacoに移行して使うのが基本です。
他の使い方は次の通り、多くはありません。
・ ネットショッピング(使えるお店は少ない)
・ ANAスカイコイン(1ポイント0,5マイル換算 … ごく普通のレートで悪くはない)
・ 募金
・ トラノコポイント(等価)
・ BOSAI POINT
セブンカード・プラスには、カード券面にnanaco機能の付いた「一体型」と、nanaco機能のない「紐付型」とがあります。
「スマホで電子マネーを使えない」というユーザーの場合前者一択でしょうが、それ以外の人はどちらを選んでも大きな差はありません。
一体型でもnanacoモバイルは使えますし、モバイルへのクレジットカードチャージもできます。
ただ、カード券面で使うnanaco(カード利用でのポイント移行先でもある)と、モバイルのnanacoと2種類分かれるのがイヤな人もいるでしょう。
その場合は最初からnanaco紐付き型を選んだほうがいいです。
他に選択要素として、国際ブランドが2種類あります。「JCB」と「VISA」です。
好きなほうを選べばいいでしょうが、JCBには次のメリットがあります。
・ プロパーJCBカード共通のキャンペーンが意外と多い
・ ディズニー・デザインが選べる
とはいえ、大差はありません。
そもそも、一般のクレジットカードとしては還元率0.5%に過ぎないので、セブングループの外では使わないほうがいいのです。
セブンカード・プラスは、nanacoにチャージして使えます。
nanacoにチャージしてポイントのたまるカードは現在極めて少なくなっています。
「Apple Payのnanaco」「2020年3月以前に登録したリクルートカード」以外では、セブンカード・プラスが唯一、チャージしてポイントがたまる存在となっています。
ところでnanacoチャージにセブンカード・プラスを使っても、セブングループ内利用で還元率は上がりません。
・ セブンカード・プラス直接決済(1.0%)
・ いったんnanacoにチャージして決済(合計1.0%)
以前はnanacoにチャージするとポイントが0.5%増えました。
今でもチャージして還元率が増えると勘違いしている人はいるのではないでしょうか。
ちなみに2019年、一瞬で消滅した「セブンPay」登場時に現在の数字に引き下げられたままです。
nanacoに関しては、セブングループの内外問わず同じ還元率となるため、外ではそちらのほうが有利です。
もっとも、外でも1.0%なので平凡な数字です。
電子マネーnanacoとセブンカード・プラスは補完関係にあるのですが、ライバル関係も次の通り生じています。
・ イトーヨーカドーのnanacoチャージ機またはイトーヨーカドー内のセブン銀行ATMで、2万円現金チャージすると100ポイントもらえる(還元率0.5%で、カードチャージと同一)
・ Apple Payのnanacoなら、セブンカード・プラス以外で裏ワザ的なチャージ方法がある
現金併用のある種中途半端なキャッシュレス利用者と、最先端の裏ワザを追求する利用者との両極において、セブンカード・プラスの不要な層が存在します。
真ん中のユーザー、またはAndroidユーザーにとっては、セブンカード・プラスはいまだnanacoと補完関係にあるといえます。
毎月3回あるイトーヨーカドーの「8の日」(8日、18日、28日)ではセブンカード・プラスが最大価値となります。
この日「ハッピーデー」は5%オフです。
筆者も、月1回行くかどうかの頻度ですが、この日を重視し、行けばセブンカード・プラスで決済します。
ちなみに電子マネーnanaco決済でもハッピーデーの5%割引が受けられるため、ここでもカード独自の地位が侵食されています。
なお8の日はイトーヨーカドーだけのサービスで、ヨークマート等のグループスーパーにはありません(日によってnanacoで5%オフの日などはある)。
いっぽうで、8の日を考慮しないときのセブンカード・プラスは、イトーヨーカドーにおいて次の存在です。
・ 還元率1.0%
・ 対象商品購入でボーナスポイント
・ 年間100万円、150万円利用達成でボーナスポイント
年間利用額のボーナスポイントは、一般の店舗を含みません。
「イトーヨーカドー」「ヨークマート」「ヨークフーズ」「ヨークプライス」のみ対象です。
年間利用ボーナスを足し込んだ、修正還元率は次の通りとなります。
・ 100万円到達 … 3,000ポイント獲得で、実還元率1.3%
・ 150万円到達 … 1万ポイント獲得で、実還元率1.67%
年間ボーナスポイントに到達しない場合、8の日以外では実に平凡です。
ボーナスポイント対象商品ばかり購入するというまれなケースに限って、平日もセブンカード・プラスが最強かもしれません。
そのような特殊なケースを除くと、東日本エリアのイトーヨーカドーの場合、8の日以外はモバイルSuicaが最強です。
セブン-イレブンでは、外部の決済を著しく優遇した結果、グループ内の決済が意味を失っています。
「セブンカード・プラスはセブングループの決済だから、当然セブン-イレブンで使う」と考えている人は、かなりの損をしているはずです。
セブンカード・プラスをセブン-イレブンで使うメリットは、還元率1.0%と、対象商品ボーナスポイントだけです。
ですが、還元率を見れば勝負はついています。
・ 三井住友カードスマホタッチ決済 … 7.0%~18.0%
・ 三菱UFJカード決済 … 10.0%または15.0%(2023年8月以降、一時5.0%下がる可能性大。ただまた復活の見込み)
・セブンカード・プラス … 1.0%と対象商品ボーナス
ボーナスポイントを含めた場合、セブンカード・プラスがその場限りの最強決済となる可能性はあるでしょう。
ただ、これだけ数字が違うとレアケースになります。
ちなみに外のカードとハウスカードの逆転については、ローソンでもまったく同じ状況になっています。
見てきたとおり、セブンカード・プラスは、イトーヨーカドーの「8の日」以外での存在感を、大きく失っています。
ただし、まだ次の通り使いみちがあります。
「コンビニ払い」の決済はセブン-イレブンで、nanaco払いできます。
nanacoで支払ってもポイントは付きません。
ただ、セブンカード・プラスからのチャージ分、0.5%がポイントになります。
代行収納にもいろいろあります。
税金もこの方法で支払えますが、税金は今やQRコード決済のほうが便利になってしまいました。
コンビニに行く必要すらありません。
税金支払のメリットがnanacoから消えかかっていても、なおコンビニで支払ったほうがいい決済は無数にあります。
筆者もマンション保険料の更新時、セブンカード・プラスからチャージしたnanacoを使いました。
なおnanacoは1枚につき「5万円まで」という縛りがありますが、nanacoモバイルと、セブンカード・プラス一体型のnanacoの両方にチャージをして、5万円の壁を突破しています。
セブンカード・プラスの一体型の個性が、思わぬところで役立ちました。
キャッシュレス派はとにかく、多少面倒であっても支払いに付加価値が生じると、それだけでうれしいわけです。
セブンカード・プラスの数少ないメリットを最後に挙げました。
もっとも最後に紹介した機能も、実のところnanacoの機能に過ぎません。
nanacoにポイントのたまるチャージをするユーザーなら、セブンカード・プラスはやはり不要かもしれません。
実はnanacoにも食われかけているセブンカード・プラスですが、イトーヨーカドーユーザー利用者だったら、特にApple Payの使えないAndroidユーザーであれば、まだまだおすすめします。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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