- 週間ランキング
10年分の小銭貯金にリスクあり わが家が消化できた方法2つと他の有効な使い道5つ
お金持ちと普通の人の自宅を訪問すると、大きな違いがあります。
それは物の量です。
お金持ちは、所有する物が少なく自宅はすっきりとしています。
一方、普通の人の家には物がたくさんあります。
まず玄関には、かつて花が植えてあっただろう植木鉢や必要以上の靴やサンダルがあります。
リビングには、大きなクッションがドンと置いてあり、周囲にはマガジンラックやコンパクト加湿器、必要以上のゴミ箱があります。
お金持ちの家の共通点は「あってもいいもの」が少なく、「なければならないもの」で構成されていることです。
そして「なければならないもの」は、高級で耐久性のあるものが厳選されています。
一方、普通の人の家には「あってもいいもの」、つまり「なくてもいいもの」がたくさんあります。
例えば「コンパクト」という名のつく物は、言い換えれば「手ごろな価格で買えるもの」が多く、100均やホームセンターで安く購入できるものが多いのです。
「自分専用の加湿器があればいい」「100円ならひとつ持っていてもいい」と考えて、つい購入してしまうのかもしれません。
お金持ちは
「あればいい」は「なくてもいい」
と考え、普通の人は
「あってもいいなら買ってもいい」
と考えるのではないでしょうか。
どんなに安いものでも、買うときにはお金がかかります。
お金持ちは、節約のための行動をプラスしません。
例えば、お金持ちの家で節約グッズをみかけたことはありません。
節約グッズは安くても数百円です。
節約で数百円の元を取るためには、意外と時間がかかります。
また、節約の王道であるスーパーのはしごもしません。
お金持ちは、スーパーをはしごして数十円の節約をするならば、買うものをひとつ減らした方がお金も時間も節約できると考えるのです。
普通の人は、
に注目します。
しかし、節約グッズの購入にお金をかけてしまうと、結果的に節約できる金額はとても少なくなります。
節約のための行動をプラスすることで得られるものは、「私、節約しています」という自己満足だけだったということもあるのではないでしょうか。
お金持ちと一緒にセールに行くことはおすすめしません。
なぜならば、財布の紐がゆるむのは自分だけになってしまうからです。
セールは「こんなに買っちゃった」という大きな喜びの中に、少しの後悔があるところが醍醐味です。
お金持ちは、買い物の基準が厳しく、どんなに安くても必要ないものにお金は使いません。
「セール=得」という考えがないため、大きな喜びはあったとしても少しの後悔がないのです。
普通の人は「安いなら買った方が得」と考えますが、お金持ちは「買わないことが1番得」と考えます。
徹底的に無駄を省ける意志の強さが、お金持ちになるコツなのかもしれません。
メルカリを長くやっていると、やりとりの中で相手の人柄がわかるものです。
例えば2,500円で売っているものをすぐに購入せず、「2,000円にお値下げはできますか」と質問し「2,300円までなら値下げします」という返答を何時間も待ってから購入する人もいれば、いきなり2,500円で購入する人もいます。
お金持ちは2,500円で即決することが多いのではないでしょうか。
なぜならば、200円の値下げ交渉のために数時間のやり取りを重ねる方が無駄は多いと考えるからです。
お金持ちは、常に費用対効果を考えて行動しています。
お金を貯めるだけならば、考え方をお金持ちの考え方に変えるだけで節約生活ができます。
しかし、筆者はお金持ちの友人だけでなく普通の友人も好きです。
なぜならば、「必要な無駄」と「楽しむ余裕」があるからです。
リビングに置かれた大きなクッションは、あってもいいけどなくてもいいものです。
しかし、大きなクッションや体のいい雑誌置き場と化したマガジンラックが居心地の良さを演出しているともいえます。
また、セールに行った後の大きな喜びと少しの後悔はお金にかえがたい満足感があります。
お金持ちの考え方には、お金を貯められるメリットがある一方で、楽しさに物足りなさを感じるデメリットもあります。
普通の人の考え方には、心に余裕を与えるメリットがある一方で、お金を無駄遣いするデメリットもあります。
どちらの考え方にもメリットとデメリットがあり、かたよりすぎるとデメリットが大きくなる心配があります。
楽しみながら節約生活をするコツは、お金持ちと普通の人の考え方を知り、バランスよく取り入れることなのではないでしょうか。(執筆者:美大卒 式部 順子)
縁起を担いで上手に貯金 「お金を使うとよい日」や「不要な出費をするとよくない日」など紹介します
「お金がない人」は見た目で分かる ゆとりのなさが「身だしなみ」に表れていませんか?