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優待利回り10%超も!? 3月に権利確定、10万円以下で買えるお得な銘柄6つ
≪2022年9月からの日足チャート≫
決算資料を見ると売上、粗利、営業利益、経常利益、純利益、全て大幅に成長。
≪2023年4月期 第3四半期決算説明資料より引用≫
対前年成長を見ても桁違いな成長である。
≪株探より引用≫
売上、営業利益、経常利益、最終益、EPS、全てにおいて大幅に前年成長を遂げ、過去最高を更新する予想。
≪株探より引用≫
3Q決算ということで75%を目安に順調か判断すると、売上、利益ともに計画以上に順調。
■会社予想に対する進捗
■コンセンサス予想に対する進捗
3Q累計の経常利益のコンセンサス予想進捗は、予想7,255百万円に対して、7,550百万円の実績で+4.1%と上振れ通過し、市場予想よりも成長している。
資産、負債ともに大幅上昇。
前年比較において、資産の増加率は負債の増加率を大きく上回っており、会社自体が大きくなっていると言える。
≪ANYCOLOR㈱(5032) 2023年4月期 第3四半期決算短信から引用≫
■資産
前事業年度比+79.7%
流動資産、増(現預金、売掛金、商品)
固定資産、微増
■負債
前事業年度比+66.9%
流動負債、増(買掛金、未払い法人税)
固定負債、減(長期借入金、減少)
粗利率(売上に占める売上総利益の割合)、営業利益率ともに上昇しているにも関わらず販管費割合が下がってきており、利益率が益々良くなっていることが分かる。
粗利率:43.0%→46.3%
営業利益率:30.9%→38.7%
販管費の売上に占める割合:12.1%→7.6%
昨年12月15日に発表された2Q決算も前年成長、上方修正など目覚ましい成長を感じさせる決算であったと言える。
しかしながら決算発表後、同社の株価は大きく下落し、そのまま反転することなく下落トレンドを継続させている。
この原因と考えられるものに触れておきたい。
2Qの経常利益のコンセンサス予想は4,612百万円であったのに対し実績4,310百万円と6.5%の未達となった。
コンセンサス予想をクリアしたかどうかは株価変動の大きな要素である。
金融経済学においては効率的市場仮説という概念がある。
効率的市場仮説とは、市場がすべての情報を適切に反映され、市場価格が常に正確であるという仮説である。
コンセンサス予想を越えることが現在の価格に織り込まれていると考えると、どれだけ成長していたとしても、コンセンサス未達というのは株価の見直しが入ることが自然となる。
いくら業績が成長していなかったとしても、株価が上昇することがあるのは、コンセンサス予想を超過した数字を出したことが原因になることも多々ある。
3Q累計の経常利益のコンセンサス予想進捗は、予想7,255百万円に対して、7,550百万円の実績で+4.1%と上振れ通過している。
同社は2022年6月9日のIPO銘柄であり、大株主名簿のロックアップ制限は一律180日となっている。
12月上旬に大株主が株式売却の権利を得ることより、警戒感による買い控え、また、実際に大株主が12月以降売却している。
≪株探より引用≫
上場日から順調に上昇してきていたが昨年後半から上値を抑えられ、12月の2Q決算においてもコンセンサス割れの決算を出し下落を続け、初値にまで株価は戻ってきた。
PERも25.4倍と割高感は見えない状況にまでなっている。
上昇余地も十分な株価の位置、指標の状況、そして、日柄調整も十分に経て、上述したロックアップ解除の警戒感も薄れてきたこの時期の好決算は、反転上昇するに十分な理由となると考えられる。
マクロ経済的にも、金利の一服感が出てきている。
これは、同社のようなグロース企業にとって、最も強い追い風を吹かせると考えられる。
同社の株価を上向きと考える情報として、1つ挙げておく。
3月15日の決算発表と同時に
を発表している。
≪東京証券取引所プライム市場への市場区分変更申請に関するお知らせ≫
現在グロース市場に上場している同社は、今後プライム市場を目指すという発表である。
プライム市場への昇格は、今後の指数連動投資信託への組み入れも期待できることになるので、株価上昇を考えた時に非常に有利な要因に働くと考えられている。
という今の状況は株価を強烈に後押しする局面になり得ると考える。(株-1グランプリ優勝者 古賀真人)
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