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≪画像元:総務省事務局「通信市場の動向に関する事項(pdf)」≫
2023年の現在、もっと多くの人が格安プランに移行していることが予想されます。
1人1台スマホを持つ時代ですから、家族全員が格安プランに切り替えることができれば、家計は大助かり。
しかし家族みんなの契約を変えるには、家族の協力が必要です。
わが家では、私がひと足先にahamo(NTTドコモの新料金プラン)に移行しましたが、夫の協力が得られずにいました。
2023年に入り、ようやく夫がNTTドコモの従来プランからahamoへ移行を決断。
今回のできごとを整理し、格安プラン切り替えに家族の協力を得る手順をまとめます。
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人は、不確かな未来に不安を感じます。
よくわからないことに挑戦するよりも、現状を維持するほうがよいと考えます。
夫が切り替えをしたくない1番の理由は、
「格安プランに切り替えて不便になったら嫌だ」
でした。
通信速度が遅くなったり電波が悪くなったりするかもしれないから、料金は高くても今の快適なままがいいと言うのです。
そこで、まずは私が先に切り替えをして、問題なく使えることを示しました。
それまで私はデータ通信が2GBのプランを利用していたのですが、ahamoに切り替えて20GBにアップ。
「安くなったのに、前よりたくさん使えてとても便利になった!」
と、日常のふとしたときにさりげなくアピールしました。
夫婦のどちらか一方だけが家計を把握して節約に努めても、もう一方が無関心ではうまくいきません。
1か月に1度、夫婦でその月の家計を振り返る時間を作るようにしました。
「どうして格安プランにしてくれないの?」と毎回問い詰めては逆効果だと思い、そこには触れずに、
「削れそうな出費はないか」
など家計全体の話をするように心がけました。
半年くらい根気よく続けた結果、
という言葉を、夫から引き出すことに成功。
毎月は無理だとしても、数字を見せてスマホ料金が減らせるとどれだけ助かるのかをわかってもらうと、納得してもらいやすいと感じます。
「スマホ料金を抑えた方がいいと思う」とは言ってくれたものの、待っていても全然手続きを進める様子がありません。
そこで、切り替えに踏み切れない理由をさらに聞いてみました。
夫が手続きに踏み切れなかった理由と、その対処法を紹介します。
ahamoは当初、ドコモショップ窓口での手続きが一切できませんでした。
そのイメージが強く残っていたため、携帯端末が故障したときにすぐに修理に出せないのは困る、と感じていたようです。
公式サイトを調べ、以下のことを伝えました。
これらのことを伝えると、安心した様子でした。
また、「キャリアメールが使えなくなるのは困る」という問題もありましたが、こちらもahamo切り替え時に「ドコモメール持ち運び(330円)」を利用すれば引き続き使えることを教えました。
たしかにahamoでは、留守番電話サービスが使えません。
留守番電話サービスが使える他の会社の格安プランも提案してみましたが、ドコモの回線が使えるahamoがよいとのこと。
そこで、留守番電話サービスが必要かどうかをもう1度見直してもらうことにしました。
夫に聞いたところ、仕事で使っている端末ではないし留守番電話サービスを使うのは、年に数えるほど。
約1万円かかっている夫のスマホ代をahamoにすると、月に約7,000円の節約になります。1年なら約8万4,000円。
「年に数件の留守番電話サービスのために、年間約8万4,000円多く払うつもりか」
と聞くと、「留守番電話サービスはなくてもなんとかなるか」と納得しました。
一部のAndroid端末では、「伝言メモ」の機能を留守番電話サービス代わりに使うこともできます。
ここまで、わが家の「格安プランへ乗り換えるつもりがない理由」の例を紹介しました。
格安プランに乗り換えるつもりがないその他の理由については、総務省がまとめているアンケートが参考になります。
アンケート結果を見て、どのような対処ができるか前もって考えておくのもよいと思います。
≪画像元:総務省事務局「通信市場の動向に関する事項(pdf)」≫
たとえば、
などが理由であれば、代わりに手続きをしてあげるだけで問題が解決するかもしれません。
プランを変更したくない理由を聞いてひとつずつ解決していくと、「それならやってもいいかな」と気持ちが動く瞬間があります。
その時を見逃さずに、手続きを進めるのがコツです。
オンラインで完結するなら、その場で一緒に手続きを進められます。
来店が必要な場合は、いつ来店するかの予定を立ててしまいましょう。
今回はわが家の成功事例をお伝えしました。
もしかしたら、ここまでやっても家族の協力を得られない場合もあるかもしれません。
その場合でも、「改めてプランを見直したら、不要なオプションをひとつ減らせた」など、少しでもスマホ代を安くできれば成功だと思います。
時間をおいてチャレンジしてみると気持ちが変わることもあります。お試しください。(執筆者:元銀行員、FP2級 福島 怜実)
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