キャッシュレスが、珍しくない時代になりました。

手軽で便利に使えるようになる一方で、「いくら使ったのか」支出は見えにくくなっています。

筆者はかれこれ20年以上さまざまな家計簿を使用してきましたが、支払いが不透明になりがちな現代では、一般的な家計簿だけでは不十分だと感じています。

とはいえ、貯金するための家計管理に高額な商品を使っては本末転倒です。

そこで100円ショップ・ダイソーで探してみると、一見珍しくもない商品が、実はキャッシュレス時代に合うお助けアイテムになることが判明しました。

年間貯蓄目標額140万円の筆者が、ここ数年リピ買いしている商品をご紹介いたします。

表示した金額はすべて税込です。

 

ダイソーとセリアでみつけた 「暖房費節約」に使える100均グッズ9つ

予算設定に マンスリー/ウィークリースケジュール手帳 330円

家計を赤字にすることなく貯金に結びつけるには、支出の管理が最も重要です。

「いくらまで使えるか」枠を決める予算設定には、スケジュール手帳がとても使いやすいです。

というのも、私たちの行動にはお金が絡むことが多くあります。

遊びにいく、病院にいく、買い物にいく、誕生日や記念日があるなどなど。

予定として書き込むことの多くには、お金の出入りがあります

スケジュールと予算を一緒に書き込むことで、計上し忘れるということが避けられます。

市販されている家計簿にも、1か月や1週間あたりの予算欄は設けられていることがほとんどです。

ですが、ここからがキャッシュレス時代のさらなる注意点、現代では支払い方法、購入場所、購入日、などにより、ポイント還元など特典はさまざまに入れ替わります。

たとえば「1月は年始のご挨拶の手土産とお誕生日プレゼントを用意しなくては」と思い浮かんでも、楽天経済圏の住民ならばお買い物マラソンを探すとお得でしょうし、ソフトバンクユーザーなら超PayPay祭の開催を待った方がポイントが多く獲得できるかもしれません。

さらに言えば、楽天経済圏で暮らすソフバンユーザーだって少なくないはず。

お得のタイミングはそれこそ、その時々によってかわるのです。

その点スケジュール手帳なら、日程から逆算して割引デーやポイントが倍増する日や曜日を見分けることがたやすくなり、スケジュールとの兼ね合いも検討しやすくなります。

週間予定の欄では、「水曜日は塾のお迎えがあるから、特売のあるドラッグストアで洗剤を買おう」などと、今週のタスクを書き出しておくことで、買い忘れることなく、効率的に買い物ができます。

チラシやアプリからの近々の情報も収集し、その都度修正するとお得を見逃すことが減ります。

さらに年間スケジュールが書き込めるスペースには、必ず支払わなくてはならない特別費を書き込んでおくと、慌てることもなくなるでしょう。

先のスケジュール手帳は、厚さは1cm近くあり、価格は330円です。

最初は110円の商品から始めて、使いやすさを実感するのもありです。

袋分けに 6リングバインダー&ジッパーケースまたはスライダーポケット 各110円

キャッシュレスの最大の弱点は、先も述べた通り「支出の見えにくさ」です。

それを改善するには、使えるお金をあらかじめ分けておいて、使ったら別に移動させる「袋分け」という方法がおすすめです。

封筒を利用する手もありますが、6リングバインダーを使うと、封筒のように見栄えが悪くなることもありませんし、ひとまとめに管理し収納することが可能です。

出かけた店舗では、6リングバインダーに使えるケースは、

2枚入りの14.8cm×20.7cm×0.7cm、

3枚入りの12.5cm×21.3cm×0.1cm

の2種類がありました。

どちらもジッパーで開け閉めできるため、お金や通帳など貴重品を収納するのにも安心です。

片方に今月の残金、もう一方には支払ったレシートと支払い口座の通帳やキャッシュカード、支出合計額をまとめておきます。

決済をするたびに使ったお金を移動させておけば、移した現金を入金するだけで事足ります。

複数の支払い方法を併用していても、ケースごとに分けておけばわかりやすく、「あといくらしか使えない!」という見極めも一目瞭然でしょう。

年間支出の管理に セクションファイル 110円

大きさ12cm×18cm×3cm、次のような13の仕切りがついたファイルボックスです。

6リングバインダーと同様に、支出の管理としても利用できますが、仕切りは13もあり、上部には見出しを書くスペースが設けられています。

医療費やふるさと納税など後々必要になるもの、光熱費などの固定費、税金などの必ず毎年発生する支払いなど、年単位で管理する項目の仕分けに利用すると、使いやすいでしょう。

分けるといっても仕切りごとに入れるだけですので、手間はありません。

たとえば確定申告の時期がくれば、医療費やふるさと納税に分けた部分から取り出すだけ。

1年間は区分けごとにどんどん入れていき、翌年のはじめに1年間の特別費の予算設定に役立てます。

小銭貯金に 非常時にも役立つコインケース 110円

現金を使う機会は減りましたが、全く使わないということはまだ難しいです。

だからこそ、使ったお金の端数を貯金する小銭貯金は、誰もが取り組みやすくためやすい貯金方法です。

かわいい貯金箱も、100均には多く販売されています。しかしです。

現在多くの金融機関では、硬貨の入金に手数料がかかります

金融機関によって手数料は異なりますが、ゆうちょ銀行では、窓口でも50枚をこえると550円かかってしまいます。

せっかくコツコツためたお金から差し引かれるのはショックですし、モチベーションも下がります。

そこで利用したいのが、コインケースです。

かわいいとは縁遠いですが実用性はバツグン、先の商品は1円から500円まで全硬貨に対応しており、5枚ごとに仕切りがあります。

これなら50枚貯まった時点で窓口で預ければ、小銭貯金に手数料はかかりません。

急な集金や防災などの非常事態に備える意味でも、常備しておくと安心です。

100均グッズでキャッシュレスと上手く付き合う

キャッシュレスは、ポイントという特典が得られるとてもお得な支払い方法です。

ただ、いくら使ったのか、見えにくいということが大きな難点です。

これをクリアにしておかないと、使いすぎやムダ使いにつながってしまう可能性は非常に高くなってしまいます。

ご紹介した100均の商品なら、自分に合うアイテムとして使えるのか、110円からでも試すことができます

うまくお金を管理して、着実に増やしていきましょう。

なお店舗により、在庫に違いがあります。

特にスケジュール手帳は品切れになる可能性がありますので、早めにご来店ください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【ダイソー】年間貯蓄目標額140万円を支える、キャッシュレス時代の家計のお助けアイテム